アメリカ遠征体験記 19期 つぼつぼ
みなさまお久しぶりです。
19期のつぼつぼです。
今回、アメリカ遠征の体験記を執筆させて頂けるということで、息を巻いて沢山書いてたんですけど、途中で全部消えてしまって、2周目の執筆です。
ああ、僕の何時間か、、
さあ、アメリカ遠征についてなんですけど、アメリカの舞台は、僕にとっての憧れでした。
SHOCKERSに入るか否かを決めかねているとき、2019年のNCAの動画を見ました。カッコ良すぎて、身体の芯から震え上がったのを覚えています。あの大舞台で、あれ程の演技を披露できるのか、と。僕もこのチームに大学生活を捧げたい、と強く思いました。
SHOCKERSに入ったときから、僕にとっての1番の目標は、アメリカに行くことでした。
一度しかない人生の、一度しかない現役生活。SHOCKERSで過ごす期間は3年もないけれど、その期間は、自分の人生の中で、最も貴重で、濃いものだと思うんです。
だからこそ、絶対に悔いはしたくない。絶対にアメリカに行きたい。
そう思っていました。
アメリカ遠征が決定してから、アメリカに出国するまでの間が、とても忙しくて大変でした。
特に、1月中旬は、セレクションにバイトに大学の期末テストに、の3重苦で、地獄のような期間を過ごしていました。
練習前バイトして、夜22:00まで練習して、翌日テスト3個、とかザラですからね。
そんな中でも、単位を全部取り切れたので、安堵しています。
SHOCKERSのインテリ枠として、単位を落とすわけにはいかないですからね。このままフル単で卒業しますよ。
今回のテスト期間は、ラムネ味のウイダーにお世話になりました。
あれ、頭の冴えがとんでもないことになるのでおすすめです。
春休みに入ってからは、専ら毎日チア、チア、チア!でした。身体を動かすことが大好きなので、忙しいながらにとても幸せでした。
いざアメリカに着きまして。
翌朝早々に練習をしまして。
まずビックリしたのは、床の跳ね具合ですね。日本の床と異なり、マットの下にバネが内蔵されているので、驚くほど跳ねます。あの環境でチアができることの幸せは忘れないですね。
練習自体は午前で終わりだったので、練習後ホテルに戻ってプールに入り、昼食を食べ、タクシーで外に出かけるのが日課でした。
今は便利な時代で、タクシーの手配がとても楽で、皆で割れば格安で乗れるので、遠征中重宝していました。
僕は生まれと育ちがアメリカなので、助手席に乗ることが多かったですが、1人目の運転手のLamarはいい人でした。
僕はヨーロッパにしてもアメリカにしても、海外の街並みが大好きなので、全ての景色を目に鮮明に焼き付けるよう努めていました。早く戻りたいです。
ダラスのダウンタウンは危ない、と常々耳にしていたので、初めてダウンタウンに足を踏み入れた時はみんなでビクビクしていたのを覚えています。その日に限って雷雨で、それも相まって怖かったですね。
現地の飲み物・食べ物はサイズが規格外で、日本とは比較にならない大きさをしています。
(ついでに値段も規格外です)
アメリカにいる間に、緑色のものを一切食べられなかったので、栄養面が心配でしたが、何とかなりました。
これは、ダラスの雑貨屋に売っていた、「犬に半分青水」です。
迎えた本番当日、アップの調子が頗る良くて、これが本番パワーか、と思い知りました。本番直前のアップを、良いイメージで終わることができてよかったです。
今からやる演技の動画が、未来永劫残り、何万人に見られると思うと、緊張が止まらなかったです。
しかし、会場に着いたら、そんな緊張は吹っ飛びました。
桁の違う観客の数と熱気に圧倒されました。
大会とはいえ、みんなで健闘を讃えあう文化が濃いので、空気感がとても温かかったです。
動画として残ることを一旦忘れ、ここにいるお客さんを全員楽しませることに意識をシフトできたので、緊張を消すことができました。
演技中も、自分でも驚くほど冷静で、この一瞬一瞬を忘れない、という気持ちでやりました。
演技としては、自分としては満点の出来でした。
特に、ジャンプでセンターに抜擢して貰ったのですが、それが無事決まって良かったです。
去年の大会期、何か自分の武器を作りたいと思い、毎日何十本も跳んできたものなので、それがひとつ形になって良かったです。
演技が終わり観客席に戻るまでの間、達成感と高揚感で身体が火照っていました。同期で、中学からの大親友であるケルヒャーとは、構成を通じてずっと一緒にいたので、全上げできて良かったです。
俺たちもとうとうここまできたな、としみじみ話したのを覚えています。
SHOCKERSに入ってから今に至るまで、言葉にならないほど悔しい思いを沢山してきました。だからこそ、それを反骨心にここまで頑張ってこれました。僕が、SHOCKERSとして生きた大きな大きな証を残すことができてよかったです。
これは、僕とケルヒャーと、同級生(?)のレ点です。
来年のNCAでは化け物じみたタンブで、名を馳せてくれると思うので、皆様お楽しみに。頑張れよ。
本番が終わってからの2日間は、まさにパラダイスでした。
NCAで他のチームの演技を見たり、水族館に行ったり、NBAを見たりしました。スタバにも毎日行きました。
以上が僕のアメリカ体験記です。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
今回のアメリカ遠征の1週間は、振り返ってみると本当にあっという間でした。この行事は、これからの後輩にも受け継がれてほしいと切に願います。SHOCKERSはアメリカでも知られる存在になってきました。もっともっとこのチームが大きくなっていくことを願います。
また、もうチアリーダー冥利に尽きる経験を山程できてしまったのですが、まだ現役期間は9ヶ月残っています。最後の最後まで、19代目を最強の代にするために、命を賭して頑張るので、引き続き応援よろしくお願い致します。
19期 つぼつぼ