アメリカ遠征体験記 20期 ココノカドー

20期ココノカドーです！

幸いなことに、アメリカで開催されたNCAに出場することが出来ました。大会出場にあたり、応援してくださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。

チアの本場で演技することは、楽しみとともに大きな不安がありました。そしてなによりも僕自身、海外へ行くのが初めてだったので、もう本当に最初から最後までドキドキの遠征でした。ちょっと僕のブログはチアよりも海外経験！っていう部分が多くなりそうですがご容赦ください。

まずはチアの面から。

自分たちの番以外で色々なチームを見ていたのですが、NCAに出場するチームのチアは恐ろしい程レベルが高く、2段、タンブリング、シングルどれをとっても手足の先までびっしりと揃っていて、圧巻されました。しかもこのレベルの高さが社会人チームだけでなく、我々よりも年齢が低い中高生チームも凄まじかったのです。声や表情から観客に訴えかけているようで、力強い演技が印象に残りました。タンブにおいては、どのチームも捻りが基本技のようになっていて、あのタンブの神様と言われるLiam選手が僕たちの演技した翌日に同じステージであの有名な“えっぐいやつ” をやっていて感無量でした。

僕たちが演技するにあたって、このようなえぐい人たちのなかで本当に観客を沸かせられるか、少し不安でした。でもやらなくてはならない。絶対にアメリカ人を沸かす。そう強く決心し、僕たちになにが出来るのか、なにを求められているのか考えました。日本人として、男子だけでチアをする集団として、その珍しさであったり、元気さであったり、そういった他とは違うことが価値になりうる。Japanese Samurai(?)として精一杯そのプライドを全面に出して爆発させました。自分が関わったオープンのダイチェリトスや、3基オノカツ、ダンスなどで体現出来たのではないかと思います。最後のダンスパートで、僕はGO! SHOCKERS! に死ぬほど魂を込めて叫んだのですが、その魂が会場の人々に伝わったようで、魂以上の歓声を聞くことが出来たような気がします。本音を言うと、演技が一瞬過ぎて全部をはっきり覚えている訳ではありませんが、最後の歓声は確かに僕の全身に響き渡りました。嬉しくてガッツポーズが出ました。

この写真、プロのカメラマンさんが撮ってくださったみたいなのですが普通に20ドル取られました。でも全然払って買いました。記念です。いつも自分ガッツポーズをすると苦しそうな顔をしてしまいますがめちゃくちゃ喜んでいる顔です。

この日は間違いなく僕の人生で一番高い地点で、多分これ以上はもう無理なんじゃないかなと感じています。でももし来年も出られることになったら、さらにもっと上を目指したいです。

最後に、チアじゃないことも書いておきたいと思います。ダラスにいる間、練習が早めに終わって自由時間の日が3日ほどあったため、僕とソウジュンはその大半の時間、ダラス中心部であるDowntownへ繰り出していました。その中でも、物価高騰×円安のせいで一食4000円したテキサスバーガーの味は一生忘れません。

ウォルマート（アメリカのスーパー）の帰りのバスの運転手にストライキを起こされて、急に違う目的地と違うところに拉致られかけたことも忘れません。普通に死んだかと思いました。ケネディが暗殺されたシックスフロアミュージアムは普通に凄かったです。NBAの試合を観に行って、150ドル払ったらめちゃくちゃ神席で見られたのは良い思い出です。

そういえば、フードコートでブリトーとアイスティーを頼んだら、タコスとDr Pepperが出てきたのは僕の滑舌の問題ですか？友達にお土産を買おうとショッピングモールに行ったけど、そもそもダラスのお土産が存在してなくてOREO買ってきたことは反省しています。日本に帰ってきて、姉に日本食を奢ってもらったときに涙がぽろりと溢れたことも内緒です。たった1週間ちょっとでしたが、死ぬほどお味噌汁が恋しくなり向こうでインスタントのやつを飲みまくっていました。日本食サイコー。

てな感じで、チアをしにいったはずが、真のアメリカの姿に触れて、色々なことを考えるきっかけになりました。また、英語はパッションで案外どうにかなることも学びました。そんなことを言ってはいけませんね、勉強します。

本題に戻りますが、19代目SHOCKERSはまだ始動したばかりで、アメリカ遠征は序章に過ぎません。これからもっともっと練習を重ね、春構成やステ・早稲際、フェスでさらに素晴らしいものを皆さんにお見せすることができることを考えると、本当にわくわくします。これからのSHOCKERSを是非お楽しみにしていて下さい！引き続き応援の程宜しくお願い致します！ 

せっかくなので向こうでの写真をいくつか載せます！チアの写真どこ！！？