引退ブログ 18期 JOY馬 | 早稲田大学男子チアリーディングチームSHOCKERSのブログ

引退ブログ 18期 JOY馬

皆さんお久しぶりです!
本日は18期JOY馬がお送りします!
ブリーチの痛みに耐えながらこのブログを書いています。僕はこの3年間ショカフェスでしか髪を染めなかったので、もはや年に1回の風物詩です。年に3回髪染める人もショカは多いけど毎回こんな痛みに耐えていると思うともはや尊敬します。
今日の時点で引退まで残り1週間。早いですね~年々時が過ぎるのが速くなっている気がしてもう怖いです…去年のフェスなんて昨日のことようですし…
とりあえず、もうブログを書く機会なんてないですし、この3年間を振り返っていきたいと思います!前二人が熱いこと書いていましたが、僕はそんな文才ないですので少し緩めにいきます!内容薄っぺらくても最後なので許してください!

僕がSHOCKERSと出会ったのは高校3年生の1月。進学する学部が決まって家で自堕落な生活を送っていた中で、母が「これかっこいいから入りなよ」って14期の早稲田祭の動画を見させられたのがSHOCKERSの存在を知ったきっかけでした。しかし、動画を見て衝撃を受けるのかと思いきや、当時の僕はあまりピンと来ず、まあ新歓くらいは行ってみようかなくらいの熱量でした。
当時は大学ではダンスをしたいって思っていたので、チアにあまり興味を持てなかったようです…
まあそんな感じで体験に行ったのですが、そこでイメージががらりと変わりました。
ありえない高さに人が乗っていたり、自由自在に人が飛んでいたり、あちこちでタンブやっていたり。まるでジャニーズを見ているようで衝撃を受けました。とにかくあのステージに立って輝きたい。ここなら本気で打ち込めるものがある、そう思いました。
だから最後の最後までSessionっていうダンスサークルと迷いましたが、結局ここで受けた衝撃が完全に最大の決め手となって入部しました。直観って本当に大事。




そんなこんなで入部しましたが、今考えると本当にダメダメでした。
トスは全然力出ないし、バク転はどれだけやっても全然上手くならないし、ダンスはちょっと上手いくらいでほんとうに取り柄が無かったなって思います。どんどんタンブができるようになる同期を羨み、雲の上の存在の16期さんをただすげーって眺めているだけの1年間でした。もっと16期さんを誘って練習すればよかった、もっといろいろなお話を聞きたかった、今となってはつくづくそう思います。

そうして17代目が始まりました。この1年間は本当に激動だったし、たぶんショカ人生で一番辛かった1年間だったなと振り返ってみても思います。
まず、17代目初日に18期スポットが僕1人になりました。やめたファミリーとは仲が良くていつも一緒にいただけに本当にきつかったです…まず、2年間スポット1人でやった期なんて例がないですし果たして今の自分にそれが務まるのか本当に不安でした。
そして、大会期。みんながヒットプルやロン宙大変って言っている中、相変わらずタンブができず自分の存在意義はスポットであること以外にないのかと本気で悩みました。あの期間は2年半で唯一チアが嫌で練習に行くのが憂鬱でした。




さてここで読者の皆さんに質問です!そんな僕を大きく変えた存在はなんでしょう??

たぶん、多くの方は同期や先輩と思ったと思います(笑) でも答えは後輩である19期なんです!
新歓委員長として辛い想いをしてコロナという制約があった中、何とか集めた19期14人。立場的なこともあって19期は僕にスタンツやパディハについてはもちろん、SHOCKERSについてもたくさん質問してきてくれたのですが、そこで僕はチアの技術に対する知識不足という壁にぶち当たりました。そこからです。それまであまり深くは考えずただ闇雲に回数をこなすだけだった僕がちゃんと原理やコツを理解し、感覚を言語化するようになったのは。ここからスタンツもシングルもタンブも自分でも驚くくらい短期間でできる技が増えました(笑) 19期がいなかったらもしかしたら何も個人技出来ないってこのブログで嘆いていたかもしれないのでめちゃくちゃ感謝しています。

夏以降もショカステで初めてダンス作ったり、早稲田祭も担当から演技まで大変だったり、ショカフェスで一番頑張っていた技を落としてアンコールで悔しすぎて号泣したりと色々ありましたが長くなっちゃうのでカットします!

さあ、ここから幹部代がスタート!!本当にたくさんのことがありましたよ!
でも、2年生の時と違って、新歓委員長とか早稲田祭の責任者とかみたいな責任が重い事務はなかったから結構楽しかったって印象ですね(笑)

まずは大会期!
絶対に大会期はみんなきついって言います。実際僕も前年は実力不足を痛感してチアが嫌いになっているので、今年もきついことたくさんあるんだろうなって思っていました。だけど、始まってみると今年は普通に楽しかったです!スタンツは決まるし、何よりも1年前よりもこんなに成長したんだって実感できたのが大きかったと思います。 結局、本番で全上げしたのでいい思い出が多いかな。




そしてRIDE!
僕このイベント一番好きなんです!!代が変わって初めて全団体が一堂に会し、どのサークルも新入生に自分の団体が一番だってバチバチにアピールする唯一無二のステージ。担当として絶対にSHOCKERSが今年も早稲田でNo.1であることを証明したい。だから、一番力を入れました。SHOCKERSの演技はもちろん、各団体1人ずつで構成されるEnding Performanceも。お客さんの歓声はステージごとに違います。RIDEの歓声はSHOCKERSを知らない新入生が驚きを隠せず思わず声を上げてしまうような感じ。2年前の自分が重なってなんか特別に聞こえました。Ending Performanceでは他団体よりダンスが全然下手なのにラストのパートでセンターを任せていただいて、あの時に見た景色は2年間の成長を実感できて格別だったなと思います。




そして、月日は流れSHOCKERS STAGE。
この日のために歴代数人しか決めていないような技も複数挑戦するなどかなりこのステージに懸けていました。しかし、結果は惨敗。
本当に悔しかったです。怪我を乗り越え何とか急いで間に合わせた、ゲネも全部決まっていた。それなのに落としたという自分の弱さが露呈したなと痛感しました。
しかし、よく考えればこれはなるべくしてなった結果だと思います。全て急造の技で絶対に決まるというやり方を自分の中で確立できてなかったから。改めて本番のアドレナリンと歓声で決まるかもっていう甘い考えはやめようと反省しました。

そうして臨んだ早稲田祭。
去年自分の中で一番の大技だった右Qを諦めて右リバに甘んじた借りを返したい。1年間この日を待ち望んでいました。でも、このショカステの失敗からある思いが強くなりました。「歴代のシングラーに引けを取らない技を上げる」
結果は全上げ。エンド構成が終わった時なぜか爆笑していました。普通にほっとしました。
ずっと憧れた幹部代の隈前で技を成功させた一つ一つの瞬間は死ぬまで鮮明に覚えていると思います。




ここまで振り返ってきましたが僕の中のSHOCKERS人生のキーワードがあるとすれば、成長と充実だと思います。この3年間常に技を成功させるために成長し、結果を出すことで充実感を得てきました。本番でやった技の難しさと結果が全て。そう信じて頑張った3年間は本当に充実していたと今振り返ってみて感じます。

そんな僕から後輩に残したいことがあります。それは「常に挑戦者たれ」という言葉です。現状維持は衰退の始まりというのは言い得て妙だとつくづく思います。実際僕も3年の5月に左膝を怪我してからモチベーションが低下し、とりあえず現状維持できればいいという気持ちがどこかにありました。そうしたら不思議なほどに成長速度が遅くなったんです。僕のSHOCKERS人生であの時に戻りたい、あの時これをしておけば良かったという後悔はほとんどないです。しかし、この5月ばかりは戻りたい、あの時怪我していなければ、モチベが下がっていなければ今あの技ができたかもしれないと悔やむことがあります。
だからこそ、これからどんな姿にもなれる後輩にはどんなことがあろうとも挑戦者としての精神、まだ誰も見たことがない新しい技を決めるという開拓者精神を1人1人が常に持ち続けてほしいと思っています。そして、日本中のどんなパフォーマンスチームにも負けない、最強の集団を作っていってほしいと思っています。たぶん今の19期ならそれを成し遂げてくれると思います。

なんかだらだら書いちゃいましたがこの2年半は辛いことも孤独を感じることもあったけどやっぱり楽しかったと思います。
それにこんなハチャメチャなショカ人生を歩む人なんて今後たぶん現れないし、歴代初みたいなこともたくさんできたので本当に充実していたなと感じます。あとは、特にこの1年間で早稲田を、パフォサー文化を盛り上げることに少しでも貢献できていたらもう後悔はありません。

また、この2年半は出会った人に恵まれたなと僕は常々感じます。時に厳しく時に優しくたくさんのことを教えてくださったSHOCKERSの先輩方はもちろん、たくさん僕を刺激してくれた向上心あふれる後輩、様々な場面で関わってきた放研さん、運スタさん、ほかのパフォサーのみんな。みんな何かに熱中していて常に輝いていたし、僕も負けてられないなって思わせてくれる存在でした。本当に感謝しかないです。

さあ、ラストのショカフェス。目標は「嬉し泣きをするくらいの圧巻のパフォーマンス」でいきます。僕はこれまで嬉し泣きをしたことがありません。受験で合格した時も、第一志望の学部に決まった時も、大会全上げした時も。先日の早稲田祭も周りが大泣きしている中、僕は安堵からくる笑顔だけでした。たぶん嬉し泣きする機会なんてこれが最後になると思います。後世に語り継がれるようなステージにして、喜びの涙を流してSHOCKERS人生を終えられるように頑張ります!!

最後まで読んでいただきありがとうございました!
それでは、12/20フェスでお会いしましょう👋

JOY馬