うちの猫その2が手術をした。
なんということはない、春の避妊手術である。
そして、こないだの水曜日の朝、その2は病院から帰ってきた。
「たいへんだったねー。よしよし」
と、労をねぎらい、放っておいた。
その夜。
私の夕ご飯後、その2をふと見ると、下腹が腫れている。
「やばい。これは手術部分が膿んだか、内部出血しているのではないか?」
急いでかかりつけの病院に電話をしたが、時刻は午後10時、何度かけても留守電応答だ。
「やばい、やばい」
どこか探さなければと、ネットで夜間診療をしている動物病院を発見し、どたどたと連れて行った。
「すいません。昨日手術で今日帰ってきたんですけど、お腹が腫れているんですー。大丈夫でしょうか」
医師は冷静に診てくれた。
「大丈夫ですよ。これは脂肪です」
「え!? シボウって脂肪ですか?」
「そうですよ。触ってみてください」
ぷにぷにと気持ちいい触感であった。
「ははははは。このコちょっと太ってますから。はぁ・・」
乾いた笑いと5000円を置いて、私は病院を後にした。
病気じゃなくて本当によかったシボウ事件なのであった。