とある日、電車の中で知らないおじさまに名刺を渡され、興味があったら連絡してください、写真を撮らせてくださいと言われました。とても怪しい…と躊躇しましたが、調べてみると(笑)、その方はなんとミュンヘンでも有名な素晴らしい芸術的なお屋敷に住む、素晴らしい美術家兼、写真家ということがわかりました。

先週末はその方の主催する"10人の女性アーティストによる展覧会"がそのお屋敷で開催されました。

そのアーティストのうちの一人として、このおじさまの大きな屋敷で演奏しました。他の個性的な女流彫刻家や写真家との交流もあり、とても素晴らしい経験と出会いがありました。

展覧会のテーマは<obsession>ということで、女性アーティストによって創造された何やら怪しげな裸体が描かれた作品や写真、そして映像などがお屋敷の中に飾られていました。
最近は、このような超モダンな作品に触れる機会が少なくなりましたが、少し前は、東京芸大時代に、よく美術学部の友達の個展を見に行って衝撃を受けたり(笑)、パリに行ったときに、ポンピドゥーセンターのとっても前衛的な作品を見て後味がすごく悪くなったり…そんなこともありました。

今回の展覧会も、ここには書けないような衝撃的な内容が多く、その後に超真面目にブラームスなんてクラシカルな作品を弾くのがなんだか恥ずかしいような…気まずいような、場違いな気さえしましたが、芸術は芸術!とても楽しい経験となりました‼︎

{587F9F6E-0AED-4AF6-B716-9A2B22598849:01}

{82C1B4BD-04B3-432F-87A7-13FCA6092C3C:01}