今日はいったい何回、くしゃみをして鼻をかんだことか…脳みそまで出てしまいそうなくらい止まりませんでした。。

サマータイムが始まるというのに、毎日寒暖の差が激しく、ついに風邪をひいてしまいました。

でも、症状があらわれたのが今日で本当によかった…!
昨日まで、ミュンヘンに留学しに来て、こんなに忙しかったことはないというほど、たくさんのコンサートの機会に恵まれていました。

3月は、以前にもこちらに書かせていただいたように、11日にはザルツブルクの教会でのリサイタルと20日のミュンヘンでは初めてのリサイタルもありました。
前回のブログで載せていないPiano Fiesのオーナーとその奥さまとの集合写真をこちらへ…

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そして、今週は月曜はレッスン、火曜はクラスコンサートのリハーサル(レッスンもリハーサルも私にとってはいつも緊張感満載なのです。)、そして水曜は2台ピアノのデュオの録音をみっちりした後で、昨年度いただいた奨学金の一つであるMark Lotharという作曲家の財団の奨学生選抜コンサートがありました。
数日前に、このMark Lotharという作曲家を偲ぶコンサートでもあるから、彼の作品をどうか弾いて…と事務の方から再三お願いされてしまい、急遽2日前に用意した「白雪姫のお葬式」。中間部がややポップスな感じでウケるねーと師と笑いながらも、わりと(笑)捉えやすい作品でした。そしてブラームスのパガニーニバリエーションやリゲティの練習曲を演奏しました。私の他にはサックスの学生とヴァイオリンの学生が登場し、会場は大いに盛り上がりました!
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さぁ、そして木曜はクラスのコンサートが大学の大ホールで行われ、私はベートーヴェンの作品109を演奏しました。先生のプログラムのコンセプトはいつも凝っており、今回は私はベートーヴェンの後期の作品であるにも関わらず、なんと出番が1番!不必要な緊張感もありつつも、最近密かに発見した「緊張を楽しむ」ということをその日もやってみました。毎日、本番がこうも重なると、何か新しい発見があるものですね!この緊張感を楽しむということは意外にリラックスにつながり、かといってやはり、必要不可欠でもある緊張感を失うこともなく、とても良いことだと実感しました⭐️

そしてそして金曜はミュンヘンでのリサイタル第2弾でした。
前半はブラームス パガニーニバリエーション、バッハの平均律、ベートーヴェン 作品109でPiano fiesでのプログラムと同じなのですが、後半を変え、リストのソナタロ短調をぼんっと演奏しました。
ここでも予想以上のお客様が来てくださり、ブラボーもたくさんいただき、アンコールはラヴェルの鏡より悲しき鳥、そしてリゲティの練習曲「魔法使いの弟子」を弾かせていただきました。
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これはリゲティを弾いている姿。姿勢が悪いがこの部分は仕方ない…。(._.)
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…と、今月はたくさんの演奏の機会に恵まれて、とても幸せでした。コンサートに来てくださったお客様、オーガナイズをしてさくださったホール関係の方々、エージェントの方々や、そのエージェントを紹介してくださったドイツ人の知人、また他のエージェントに私のウェブサイトを紹介して推薦してくれたザルツブルクで学んでいるピアニストのチリ人の友人、私の演奏を聴いてコンサートを企画してくださったエージェントの方々、コンサートのときにサポートしてくれた人、などなど…私は感謝してもしきれないほどの方々に囲まれています。このありがたい環境に感謝の気持ちを忘れず、また明日から精進していきます!

とりあえず、リストのせいで皮が剥けてしまった小指が完治するまで、そして鼻水が止まるのを待って明日から…。汗。