川﨑(川崎)翔子のブログちゃん。-Image202.jpg
すでに真夏のような蒸し暑さを感じますが、みなさまいかがおすごしですか?

☆☆☆

さて、先日、アレキサンダー・マッジャーというピアニストのコンサートに行きました!
勉強不足で…ぉ恥ずかしながら私、このピアニストを存じませんでした。
友人が教えてくれて、今回、初めて拝聴したのですが……

まぁ~なんと!!
スバラシイコト!

プログラムからして…
ショパン練習曲作品25
ドビュッシー練習曲全曲
リゲティ練習より

私が今大学院の博士課程で研究しているテーマが、「練習曲」!特にリゲティの練習曲を取り上げるのですが、リゲティのこの作品は、作曲家自身も言ってるのですが、「ショパンとドビュッシーの流れを汲む…さらにはスカルラッティ、シューマンなど…」。
アンコールはスカルラッティの作品もありました!

練習曲という、なんだか無機質で、感情や人間くささといったものとは対極のものをイメージしてしまいがちな作品を、なんとも詩的に、どれもこれも魔法の手にかけられたように、音が奏でられていました♪

私もあんな風に練習曲を演奏したい!
こう、純粋に思いました。
「手はどうなってるんだろう?」
「なんであんなに速く軽やかに弾けるの?」
「どんな練習をしてるんだ?」
と、まるで初心者のような気持ちで聴いていました。
いや、本当に素晴らしい演奏会に行くとこういう気持ちになるんですよ……。そして、もっともっと聴いていたい!と…。

すっかりマッジャーさんのファンになりました!

私に勇気と完全なる英語力があれば、楽屋訪問…以上のような質問や、今回のプログラミングについて、リゲティについてインタビューしたのですが…笑

また来日しないかなぁ…。

また会場の紀尾井ホールが最高でした☆

あまり強い音は出さないピアニストで、その代わり、弱音の幅が広く、それが際だって魅力的でした。無駄のない動き、拍感をもった上でのルバート、ハーモニー感、拍感から生まれるゆらぎ…などなど、こうして彼の素晴らしさを、こうして私なぞがつまらない分析をしてしまうのはもったいないくらい!

しばらく、この感動は忘れられません…☆