自分にとって、将来一番生きたい道が
前からずっとそう考えて自分なりに
努力を重ねてきた方向性であることは
今もやっぱり、どうしても変わらない。
でも、そこにこだわることは
良く言えば信念やガッツやとしても
ともすれば執着や意地にもなりやすい。
もし仮にその生き方以外の人生を
歩むとしたら、どう生きたいのかを
考えた時に、こういう生き方も
ありなんかもなぁと思ってるような
生き方をしてる人を
ネット上で見つけて、
その人が書いてる文章や
載せてる写真をしばらく見てた。
その人は、自分が高校の修学旅行で
行った場所に住んでる人で、
特技を活かした仕事をしてて
(本人は細々とやってると
思ってるみたいやったんやけど
自分から見たらすごく立派に思えた)
近くに住んでるらしい親とも
すごく仲良くて関係も良さそうで
こう言ってしまうと何やけど
自分にはないものを持ってる人
何なら同じ時代の日本に生きてても
世界が違う人
くらいに思いながら、
こういうライフスタイルを送った場合
という参考にはなっても
元々の状況や事情が自分とは違うから
その部分については別世界よなーと
感じてその人の文章や写真を見てた。
そう感じながらも何でそんなに
その人のことを見続けてたのかというと
シンプル好きな自分と服の好みが似てる
自分がこういうのもありかもなと
思ってるような生活を実際にしてる
そして
撮ってる写真にとても味があって
めちゃくちゃ好きな雰囲気やった
という理由があったから。
そうやって読み進めてるうちに
「鬱の時に」「人生にとても悩んで」
というような内容が出てきて、
その人が特技を活かして自分から
手を伸ばして掴み取った仕事は
楽に空から降ってきたようなものではなく
手探りで必死にした選択やったと知った。
そのことを知るまではその人が
何を書いてても「それは分かるけど
そんなうまくいく人ばっかりちゃうやん」
「いやー、鬱の人にはそれは無理やで‥」
と思ってたのが、その人もかつては
暗い暗い闇の中での生活を
経験したことがあったと分かると一気に
説得力をまとった言葉に思えてきた。
その人は、鬱が一番ひどい時期を越えて
少し回復期にさしかかってきた時に
これは欲しい!と思ったものを
高いなと迷いながらも買ったらしい。
金銭的には思いきって買うような
大金のものやったんやけど、
それを買ったことで今それを
ライフワークにできてるんやって。
そこから今の人生の基盤が
できたから、もちろんそんな大金を
やみくもに使うことがいいとは
思ってないけど、自分にとっては
あの時、鬱の中で思いきって
買ったものがその後の人生を形作る
貴重なきっかけになった、
だから全く後悔もしてないし良かった
という話を読んで
もう説得力が文章書いたんか?と
思うくらい自分の心に飛び込んできた。
こう書くと、鬱以外の理由で
人生が生きにくい人もたくさんいる
と思われてしまうかもしれないし
それは確かに紛れもない事実なんやけど、
特に鬱がそれまでより数段階
ひどくなったと感じてからの自分は
ネット上でも実生活でも誰かが
何かアドバイスのようなことを
言ってるのを見聞きすると
「そんな簡単に言うけどな?
1回鬱を経験してみ?
そんな何でもかんでもテキパキ
動かれへんねんで?」
と心の中で密かにツッコんできた。
でも、鬱の暗闇を知るその人が
「金銭的に不安定な中で
こういう買い物をすることには
本当に迷いもためらいもあった。
でも、結果的には
それを買ったことによって
人生の方向性も見えてきて
自分が頑張るべきことも分かって
そのエネルギーも湧くようになった。
だから、自分にとっては今でも
あの時が今の人生の始まりと思ってるし
大金だったな、とは今も感じるけど
後悔は全くしてない、むしろ感謝してる」
と言ってるのを聞くと、
言葉は悪いけど適当な上辺論ではない
実際の経験を話した内容やから
涙が出そうに心にその言葉が入ってきた。
鬱の経験がなくても
その人の精一杯で人の気持ちに
立とうとしてくれる人もいると思うし、
鬱の経験がないなら何も言うなとまで
言いたいわけではない。
ただ、実際にその立場を経験した人が言う
言葉はとても説得力があって
表面だけではない深さがあるなと思った。
自分は今も、やっぱり元々望んでる
方向性で将来生きていきたいという
願いは変わらない。
でも、それ以外の道というか
それ以外の生き方を模索してみたから
素敵やなと思える人の
文章や写真に出会えた。
それは意味があることやな、と思う。
「何かをしたいと思った時、
やっぱり無理かな、とつい
考えがちになってしまうけど、
他のことをちょっと我慢したり
コツコツお金を貯めていけば
意外と実現することも多いよ」
鬱を乗り越えた人が
そう言えるまでにはきっと
周りの人が目に見えた範囲以上に
多くの悩みや苦しみもあったはず。
それでも、それを克服した人の
言葉はとても重く心に響いた。
