2021年2月13日。23時8分。久しぶりに大きな地震がありました。家の中がワサワサガチャガチャと動くのを、揺れてから鳴り出した緊急地震速報の音を聞きながら見ていました。揺れが収まってから考えたのは津波に対する準備。とりあえず服に着替え、さて、どうしたらいいものか?
そう考えているうちに、津波の心配はないとの速報。しかし、「同じくらいの震度の余震に注意」「もっと強くなる本震に注意」と流れてくるテレビからの言葉に、緊張が収まらず、不安な夜を過ごしました。朝、ゆっくり家の中を見回すと、ガチャガチャと音がした正体が判明。壊れたものはありませんでしたが何かしらが落ちていました。
その日から、なんか、不安の日々が始まりました。10年経って忘れかけていた津波への恐怖が甦ってきました。
あの日は突然のことで、逃げるしかなかった。ただ、猫と犬を連れてすぐに逃げたので、実際には水は見ていないし、もちろん、身近に亡くなった人はいなかったけど、何も無くなった場所も見たし、10日後に避難所から津波被害を受けた我が家に戻り、泥だらけの家の中の片付けもしました。あの時は、とにかく、やるしかなかった。そして、リフォームが完了するのを待つしかなかった。
突然やってきた災害にたちむかうしかなかった。
今、10年経って、私も年をとって、あの時のパワーは無くなってきてきているみたい。
突然の事には立ち向かう気力はあるかもしれないけど、予想される災害に立ち向かうだけの気力がなくなってきているような気がする。ここに住んで、くるかもしれない津波から逃げたくて仕方がない。
内陸方面に、できるならば引っ越したい。揺れるのは仕方のない事としても津波への恐怖からは逃げたい。
でも、簡単にできることではないし。
2月13日からずーっとそんな事を考えている。そして、
もうすぐ3月11日がやってくる。テレビでは特集番組を毎日のように放送している。
忘れてはいけない災害だけど、これからの不安をかき立てる。
どこかで気持ちをリセットしなきゃと思うけど、ちょっと時間がかかりそう。