前週に続き、函館競馬場に加え、東京競馬場・京都競馬場の春開催最終週となる。

重賞レースは2つで、土曜日には東京ジャンプステークス、日曜日にはGIの宝塚記念が待っている。特別レースも一部取り上げたい。

 

○東京ジャンプステークス(J・GIII)

東京競馬場の芝3110mで争われる障害重賞競走。発走時刻は14時ちょうど、第8レース目で行われる。東京競馬場の春開催を締めくくる重賞競走であるが、夏競馬の新潟ジャンプステークス・小倉サマージャンプ、秋の東京ハイジャンプ、年末の中山大障害に続く重要なレースにも数えられる。

 

東京ジャンプステークスの歴史は、1956年の東京障害特別からである。当時は欅の大障害コースを使用して春・秋の開催を分けていたが、欅の大障害コース廃止に伴い今の順回りで行われた。その後グレード制導入に伴い、1999年に創設。春開催は東京ハイジャンプ(J・GII)に、秋開催は東京オータムジャンプ(J・GIII)として分けられた。2009年に東京ハイジャンプと開催時期を交換し、東京ジャンプステークスの現行レース名に改称された。

 

◯強力メンバー勢ぞろい

今年はフルゲート14頭で、前走が中山グランドジャンプからの参戦馬はジューンベロシティ・ギガバッケンの2頭、三木ホースランドパークジャンプステークス勝ち馬オールザワールド、春麗ジャンプステークス勝ち馬ブラックボイス、1年ぶりの復帰戦になるコウユーヌレエフ、東京ハイジャンプ以来の復帰戦になるホッコーメヴィウスなど、強力なメンバーが揃っている。果たして勝利を手にするのは…?

 

東京ジャンプS(JG3) 出馬表 | 2024年6月22日 東京8R レース情報(JRA) - netkeiba

 

 

◆リボン賞

今年は京都競馬場のダート1200mで争われる3歳以上2勝クラス戦。16時30分発走の最終第12レース、宝塚記念開催週の締めくくりの特別戦である。JRAの年間最後のレースは「ファイナルステークス」であり、傾向はよく似ているが、本レースは上半期最後の特別戦となっていて、締めくくりという点は共通している。負担重量は定量戦であるが、3歳馬が出走する場合は55キロ、4歳以上は58キロで設定され、牝馬は-2キロの負担重量になる。

 

◯上半期最後のJRA特別戦

今年のリボン賞も昨年と同じくフルゲート16頭立てとなっている。但し、雨予報が出ているので、その点は注意されたい。

近走で好走傾向が続いているロスコフ・ディキシーガンナー・ピカリエ・ジョヴィアン・リュウ・マイドを中心に選ぶといい。

 

0408.pdf (jra.go.jp)

リボン賞(2勝クラス) 出馬表 | 2024年6月23日 京都12R レース情報(JRA) - netkeiba