前回に続き、京都競馬場、東京競馬場・函館競馬場の3か所体制で行う。
京都競馬場のみ土曜日にサマーマイルシリーズの米子ステークス、日曜日にマーメイドステークスの重賞レースがある。
▲米子ステークス(L) ※6/15
今年は京都競馬場の芝1600mで争われるリステッド競走。サマーマイルシリーズの初戦にあたる。レース名は鳥取県に位置する米子から取っている。
米子ステークスの歴史は2000年から始まり、当初は宝塚記念の前日に、ウインズ米子開設記念の副題として4歳以上のハンデキャップ・オープンクラス競走で創設されたのがきっかけ。2013年に負担重量をハンデキャップから別定に変更、2019年よりサマーマイルシリーズの初戦に組み込まれた。創設以来、距離の変更は無い。
○基本は関西馬だが……
今年の米子ステークスは13頭立てで実施。ウインカーネリアン・メイショウシンタケは、サマーマイルシリーズチャンピオンに輝いた。今年もメイショウシンタケが出走するほか、ビーアストニッシド・フリームファクシなど強力メンバーも控えている。
米子S(L) 出馬表 | 2024年6月15日 京都11R レース情報(JRA) - netkeiba
○マーメイドステークス(GIII)
今年は京都競馬場の芝・内回りコース2000mで争われる3歳牝馬限定のハンデキャップ重賞競走。レース名は、人魚に因む。WIN5対象レースの4つ目にあたる。
マーメイドステークスの歴史は浅く、1996年に創設され、当初は別定の負担重量であった。2006年に現行のハンデキャップに変わり、現在に至る。この時の優勝はソリッドプラチナムで、軽量49kgの負担重量ながら差し切り勝ちを決めた。但し、3歳馬の優勝はこの時だけで、4歳~6歳の勝利が多く収める。波乱も見込まれるので、データ分析から見るポイントをあげたい。
◆中、下位人気が好走しやすい。
◆5歳以上は愛知杯・福島牝馬ステークス・阪神牝馬ステークス・京都牝馬ステークスなどの重賞レースで、6着以内の実績を持っているといい。
◆栗東所属かつ前走のレースから中4週以上間隔を開けている場合は、好走しやすい傾向にある。
◆年明けの重賞で好走歴がある。
○難易度の高い重賞
トップハンデはミッキーゴージャスの56.5キロ、軽ハンデは50キロのアリスヴェルテである。特に前走のアリスヴェリテは今回と全く同じ条件で、かつ昇級戦でもある。負担重量を活かせるか?ダイワスカーレットカップを勝ったエーデルブルーメ、福島牝馬ステークス覇者コスタボニータ、下鴨ステークス覇者ベリーヴィーナスなど控えている。秋の大一番、エリザベス女王杯に向けて、勝利をつかむのは…?
歴史・コース:マーメイドステークス 今週の注目レース JRA
今回のWIN5はこちら。
今回は昨年と一部違うので、注意だ。