前回に続き、東京競馬場・京都競馬場・新潟競馬場で行われ、新潟競馬場は春開催最後の実施になる。

以下の注目する競走が控えている。

 

○平安ステークス(GIII) ※5/18

京都競馬場のダート1900mで争われる4歳以上の重賞競走となる。レース名は、かつての日本の首都であった京都の「平安京」からとられている。

 

1994年に創設。ダート競走の充実化を図るのが目的で、1回目は阪神競馬場の1800m、かつフェブラリーステークスの前哨戦として冬開催で行われ、翌年から本来の京都競馬場で実施された。2013年に現行の5月開催になり、距離も1900mに延伸された。

6月末の大井競馬場で行われる帝王賞に向けた有力組をはじめ、秋のビッグレースにもつながる重要な競走であり、過去10年のポイントをあげたい。

 

◆1着馬・3着馬は主に5番人気以内の出走馬が、2着には6番人気以下の出走馬が気やすい傾向にある。

◆GIII以上の重賞で好走実績がある。特に交流ダートJpnIの川崎記念、GIレースのフェブラリーステークスや海外Giのサウジカップ・ドバイワールドカップなどからの参戦馬には注目したいもの。

◆関西馬が優勢。

 

◯帝王賞への王道ルート

帝王賞への王道ルートは、この平安ステークス以外に、アンタレスステークスも該当するが、どちらも本番の大井競馬場では右回りで行う点が共通する。基本的には地方交流ダート重賞やJRAの重賞の実績馬を中心に組むと、的中しやすい。

ダイオライト記念・昨年の同レース覇者グロリアムンディ、ブリリアントステークス覇者メイショウフンジン、アンタレスステークス覇者ミッキーヌチバナと2着馬スレイマン・3着馬ハギノアレグリアスなど、16頭が出揃った。帝王賞につなぐ白星を挙げるのは…?

因みに関東馬はミトノオーとメイプルリッジのみだが、どちらも前回は3着以内であったことを覚えておこう。

 

歴史・コース:平安ステークス 今週の注目レース JRA

データ分析:平安ステークス 今週の注目レース JRA

 

△高尾特別 ※5/18

東京競馬場の芝1400mで争われる4歳以上2勝クラス戦。レース名は、八王子市に位置する高尾から。今年は第10レース目で実施。

高尾山があることでも有名で、新緑の時期や11月の紅葉の時期は多くの登山客で賑わう。

 

●目指せ頂点!

今回は12頭立てで、好走が続くエリーズダイヤを中心に、2走前の2勝クラス戦で2着の実績があるプレジャークルーズなどを中心に組むといいだろう。

 

高尾特別(2勝クラス) 出馬表 | 2024年5月18日 東京10R レース情報(JRA) - netkeiba

 

 

△調布特別 ※5/19

東京競馬場の芝1800mで争われる4歳以上2勝クラス戦。レース名は、その名の通り「調布」から。今年は第8レース目に実施される。

京王線の主要駅でもあり、深大寺・調布飛行場・中央自動車道の調布インターなどがある。この後9Rに実施するフリーウェイステークスにも歌詞に調布の名前が出てくるので、なじみ深い都市の名前でもあろう。

 

●エプソムカップ、毎日王冠と同じ距離

東京競馬場の芝1800mは、この後に開催される重賞のエプソムカップ(GIII)と、秋の毎日王冠(GII)と全く同じ距離で実施される。そのため、ここで結果を出せば、秋の大一番につながる可能性があるので、実績馬を中心に選びたい。

メンバー唯一の朝日杯セントライト記念・菊花賞に出走した経験を持つウインオーディンを中心に、好走が続くブッシュオン・ラファドゥラなどだ。

 

 

 

△フリーウェイステークス ※5/19

東京競馬場の芝1400mで争われる4歳以上3勝クラス競走。レース名は高速道路から。今年はエアグルーヴカップが第10レース目に組まれた関係で、14時25分発走の第9レース目に入っている。東京競馬場の特別競走では有名な競走の1つに数えられる。

この南側を、中央自動車道が走っており、松任谷由実の「中央フリーウェイ」にも歌詞として出てくる。そのため、本馬場入場曲には必ず「中央フリーウェイ」が流される。(※流し始めたのは2009年頃)

 

●高速で駆け抜けろ!

今年は13頭立てのフリーウェイステークス。好走が続くシャドウフューリーを中心に、ティニア・トラベログ・ベガリスらを選びたい。

オープンクラス入りを目指し、高速で駆け抜けるのは?

 

フリーウェイS(3勝クラス) 出馬表 | 2024年5月19日 東京9R レース情報(JRA) - netkeiba