7日には、阪神競馬場で桜花賞が行われる。

 

桜花賞は、阪神競馬場の芝1600mで争われる3歳牝馬限定のGIレースである。WIN5対象レースの5つ目である。

 

桜花賞の歴史は古く、1939年に中山4歳牝馬特別という競走が始まりで、当時は中山競馬場の芝1800mで争われていた。1947年に京都競馬場へ舞台を移し、芝1600mの距離に現行レース名と改称され、1950年に阪神競馬場での開催へ移動。満開の桜で彩られた仁川のターフで、多くの競走が繰り広げられ、名馬が出ている。この後のオークスならびに秋の秋華賞と合わせて、牝馬クラシックの第1関門になり、本レースで掲示板内の5着までに入れば、オークスへの優先出走権が与えられる。

 

同名のレースに、浦和競馬場での「桜花賞」というのがあるが、こちらは南関東競馬の3歳牝馬限定競走で、3月に行われる。

 

実施する阪神競馬場の芝1600mでは、前年12月中旬の阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)と全く同じ距離であり、この出走経験も本レースの結果につながることがある。但し、稀に波乱を呼ぶこともあるため、過去10年間のデータ分析から見るポイントをあげていこう。

 

◆基本的には8番人気以内の出走馬が成績がいい。(※これはチューリップ賞・フィリーズレビューのトライアル組から多く見られる) 但し、1番人気の成績はあまりよくないことに注意。

◆阪神ジュベナイルフィリーズなどの芝1600mにおける重賞で3着以内、またオープンクラスで芝1600mの勝ち鞍がある場合は、好走しやすい傾向にある。

◆前走で3番人気以内・3着以内の成績を残していた場合の成績は優秀。距離も芝1600m、通算出走数も比較的少ない。

◆GIレースの阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティステークス出走馬から本レース直行も少ない頭数ながら好成績を残しており、また2018年の桜花賞覇者アーモンドアイもシンザン記念勝ちから本レースに直行して、牝馬三冠クラシックに輝いている。

 

 

◯トライアル組を狙うか?それ以外を狙うか?

桜花賞は、上記のようにチューリップ賞からの参戦馬が過去の成績で圧倒的な成績を残しているが、上記の表を見ると、ここ数年の勝ち馬は前走がチューリップ賞でなく、シンザン記念・フィリーズレビュー・クイーンカップ・朝日杯フューチュリティステークス・阪神ジュベナイルフィリーズ・エルフィンステークスといった重賞参戦馬ないしリステッド競走からの勝ち馬である場合がみてとれる。さらに、枠順は比較的中の方が成績を残しており、極端な内枠・外枠の勝ち馬は、ハープスターのみである。

但し、極端な人気薄を狙うのは禁物。阪神ジュベナイルフィリーズ覇者アスコリピチェーノをはじめ、同じく同レース2着から直行するステレンボッシュ、クイーンカップ覇者クイーンズウォーク、フェアリーステークス覇者イフェイオン、アネモネステークス覇者キャットファイトなど、もはやどの馬が勝ってもおかしくはない。牝馬クラシック1つ目を取るのは…?

 

歴史・コース:桜花賞 今週の注目レース JRA

データ分析:桜花賞 今週の注目レース JRA

 

今回のWIN5はこちら。

1-鹿野山特別

2-ダイワスカーレットカップ

3-モルガナイトステークス

4-京葉ステークス

5-桜花賞

WIN5対象レース | 2024年4月7日 レース情報(JRA) - netkeiba