ドバイワールドカップデーの結果は次の通り。


◆ドバイゴールドカップ

1着:タワーオブロンドン

2着:アルナルナ

3着:トローラーマン


オブライエン調教師の強さ!
あれ、以前日本にいた馬…わけでなく、オブライエン調教師のタワーオブロンドンが見事人気に応えて勝利した。2着アルナルナ、3着はトローラーマンが入った。
アイアンバローズは7着、リビアングラスは惨敗した。

◆アルクオーツスプリント

1着:カリフォルニアスパングル

2着:スターオブミステリー

3着:ディリジェントハリー


これが香港の最強スプリンターです!

ドバイでも香港馬の最強スプリンターカリフォルニアスパングルが、見事勝利を成し遂げた。前週の高松宮記念ではビクターザウイナーが先行策を取って、その後も3着と粘りきった刺激もあったのだろう。2着はスターオブミステリー、3着はディリジェントハリーが入った。

日本から唯一参戦したジャスパークローネは、外ラチ沿いの進路を取る奇襲作戦に出たが、高速馬場についていけず11着と作戦失敗。ただSNSでは「新潟千直」や「アイビスサマーダッシュ」がトレンド入りするなど、話題性は残したと言えよう。


◆UAEダービー

1着:フォーエバーヤング

2着:アウトバーン

3着:パンダゲート


無敗のダービー制覇!

サウジダービーに続いて、フォーエバーヤングがUAEダービーも制覇し、中東の2ダービーを制覇した。ケンタッキーダービーに大きな勝利とも言えよう。アウトバーン2着、パンダゲート3着となり、バロンドールは6着、ジョージテソーロは惨敗した。


◆ドバイゴールデンシャヒーン

1着:タズ

2着:ドンフランキー

3着:ナカトミ



復活!

リヤドダートスプリントは惨敗したが、タズがしっかりゴールデンシャヒーンで立て直した。同じく骨折明けのドンフランキーも復活の2着、3着はナカトミが入り、3連単は51万馬券となった。4着はリメイク、5着は兵庫競馬のイグナイターが入り、5着以内に日本馬が3頭入る形となった。一方で、ケイアイドリーは惨敗。


◆ドバイターフ

1着:ファクトゥールシュヴァル

2着:ナミュール

3着:ダノンベルーガ


こちらは大波乱!

何と10番人気のファクトゥールシュヴァルが、イギリスのクイーンエリザベス2世カップ以来半年間の休み明けも難なく、ドバイターフを勝ち抜いた。追い上げたナミュールがわずかに届かず2着、3着はダノンベルーガが入り、人気馬総崩れで3連単94万馬券となった。4着はメジャードタイム、5着はドウデュースがスタートで出遅れたが巻き返し、こちらも日本馬3頭が5着以内に入った。

なおクリストフ・ルメール騎手騎乗のキャットニップは、馬体故障で競走中止(※ルメール騎手も鎖骨骨折)、3連覇を狙ったロードノースは、高速馬場についていけず8着止まり、香港馬で昨年の香港マイル2着のヴォイッジバブル、中山記念覇者マテンロウスカイも惨敗した。


◆ドバイシーマクラシック

1着:レベルスロマンス

2着:シャフリヤール

3着:リバティアイランド



強かった!

カタールアミールトロフィーに続いて、レベルスロマンスが3連勝でGIを制覇した。シャフリヤールが2着に奮闘、3着はリバティアイランド、4着にジャスティンパレスが有馬記念と同じ4着に入り、GIレースは3連続日本馬が5着以内に3頭入る形となった。なお3連単は、1・2着の単勝人気がやや薄かったこともあり、22万馬券となった。

ルメール騎手からランフランコ・デッドーリ騎手に乗り変わったスターズオンアースは8着止まりと初めて馬券外に。2番人気のオーギュストロタンは、ナイター競馬の初経験やBCターフからの間隔も開いていたのか最下位12着に終わった。


◆ドバイワールドカップ

1着:ローレルリバー

2着:ウシュバテソーロ

3着:セニョールバスカトール


逃げるとはこれだ!

地元馬ローレルリバーが、先行して後続を突き放し、そのまま逃げ切ってドバイワールドカップを制覇した。同馬はGI初制覇。連覇を狙ったウシュバテソーロが2着に入ったが、総獲得賞金がイクイノックスをわずかに上回り1位に。サウジカップ覇者セニョールバスカトールが3着に入り、こちらは3連単2万馬券となった。4着はウィルソンテソーロ、5着はドゥラエレーデと、いずれも前回のフェブラリーステークス惨敗から巻き返した。

なおルメール騎手からオイシン・マーフィー騎手に乗り変わったデルマソトガケは6着だったが、ドバイワールドカップは8着まで入ると賞金加算対象なので、このレースにおける日本馬は出走した4頭全てが賞金加算となった。


UAEダービー覇者フォーエバーヤングはこの後アメリカのケンタッキーダービー出走が決まっているため、このままアメリカへ貨物専用便で輸送されると見込まれるが、これ以外は日本へ帰国し、次に備えるか放牧になるとみられる。