3月31日には、GIレースの大阪杯が行われる。
大阪杯は、阪神競馬場の芝2000mで争われる4歳以上のGIレースである。WIN5対象レースの5つ目である。
1957年に創設。当初は4歳以上のハンデキャップ競走として「大阪杯」のレース名で実施されていた。1964年にサンケイ大阪杯、1989年に産経大阪杯と改称されている。当時は、3月の阪神競馬場で芝1800mの競走であったが、1972年に芝・内回りコース2000mに、1981年に開催時期を桜花賞(GI)の前週に移動した。
2017年にGIへ昇格。優勝馬には、同年のアイリッシュチャンピオンステークスへの優先出走権が与えられるほか、同一年で大阪杯・天皇賞(春)・宝塚記念の3競走を全て勝った場合に、報奨金が贈られる。
過去の優勝馬には、GI昇格してすぐ結果を出したキタサンブラックが、そのままの勢いで天皇賞春(※秋も制覇)・有馬記念を勝ち進み、有終の美を飾った。他にも2020年の同レースで2着だったクロノジェネシスがグランプリ3連覇、無敗の三冠馬コントレイルもここを3着と好走し、同年のジャパンカップを制覇、4着だったグランアレグリアはヴィクトリアマイルとマイルチャンピオンシップを制覇し、2頭とも引退の有終の美を飾っている。上位に入った出走馬は、その後のGIレースでの活躍も期待されており、この大阪杯はGIに昇格してから、中距離向け最強馬決定戦の地位を確立した。
果たして今回は、どうなるのか?データ分析から見るポイントを挙げておきたい。
★前回出走レースがGI・GIIの方が好走しやすいが、中でも中山記念・金鯱賞・京都記念の好走馬は選びたい。
★4歳・5歳馬及び牝馬の活躍が目立つ。
★先行しやすい馬は勝ちやすい傾向にある。
★関東馬は厳しめ。
★前回と同じ騎手の方が勝ちやすい傾向にある。
◯大阪・春の陣
大阪杯は阪神競馬場で行われるので、阪神競馬場の芝コースで実績を残していないorこのレースが阪神競馬場初出走であるとかなり厳しく(※特に美浦所属馬)、さらに最内枠がGIレースに上がってから勝っていない。
昨年のクラシック好走馬タスティエーラをはじめ、昨年のチャレンジカップ覇者ベラジオオペラ、ネオムターフカップ2着馬キラーアビリティ、小倉大賞典覇者エピファニー、中山金杯覇者リカンカブールなどを推奨したい、
今回のWIN5対象レースはこちら。
1-バイオレットステークス
2-アリエスステークス
3-キタサンブラックカップ
4-美浦ステークス
5-大阪杯
今回はやや難しい。