今週は、中山競馬場と阪神競馬場の2か所開催で、阪神競馬場では春の中距離GIレースの大阪杯が行われるが、その前に3月30日の土曜日にアラブ首長国連邦のドバイ・メイダン競馬場で、ドバイワールドカップデーが行われるので、日本馬が出走するレースを見てきたい。なお、馬券販売対象となるのはGIレース4つ分である。
インターネット投票では、即PAT・A-PATに限り午前7時に馬券の販売が開始となる。17時30分～19時30分は計算機システムメンテナンスのため販売を一時停止、また23時40分から約30分間は銀行メンテナンス作業を行うので、paypay銀行を除き入金・出金ができない点に注意。
またUMACA会員の場合は、全国にあるJRAの競馬場内・ウインズ・エクセルで営業開始時刻と同時に発売する。投票はUMACA投票機のみ可能であるが、スマッピーを使えば比較的楽に投票したりできるので、活用してほしい。インターネット投票より締切は早く、JRAの競馬場内・ウインズ・エクセルの営業終了時刻と同時になる。それぞれ異なるので、UMACA投票を行かれる方は、予め行く競馬場・ウインズ・エクセルの施設の営業終了時刻を確認しておくと便利だ。
発売式別は、WIN5と枠連を除く単勝・複勝・ワイド・馬連・馬単・3連複・3連単の7つ。的中すれば、投票した金額と払戻金をかけた合計金額が入る。UMACA会員でUMACA投票を行い、対象レースが的中となった場合は、日曜日の大阪杯開催当日に的中した金額分がUMACAに入ってくる。そのまま高松宮記念開催当日に投票するのもよし、WIN5を含めて投票し、残った金額を入金・出金するのもよしだ。なお、当日は21時より、グリーンチャンネルで5時間の放送が行われる他、ラジオnikkeiでも一部のレースを放送する。(※事前録画の場合あり)
◯ドバイゴールドカップ(GII)
このレースは、メイダン競馬場の芝3200mで争われる重賞競走である。第1レース目の21時40分(※現地時間16時40分)発走である。
第1回は2009年に「DRCゴールドカップ」のレース名で開催し、翌年に現行レース名へ改称した。2011年にGIIIへ格付けされ、2014年よりGIIに昇格した。
日本馬の優勝は2022年のステイフーリッシュが1回ある。今年はフルゲート16頭立てで、日本からは以下の2頭が参戦する。
・リビアングラス(坂井瑠星)
・アイアンバローズ(クリスチャン・デムーロ)
ドバイゴールドカップ（G2） 2024/3/30(土) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
◯アルクォーツスプリント(GI)
このレースは、メイダン競馬場の芝・一直線の1200mで争われるGIレースである。第4レース目の22時15分(※現地時間17時15分)発走である。高松宮記念と重複開催することが多いGIレースだが、一直線の芝コースで争われるGIレースは殆どなく、日本では新潟競馬場で夏場に行われるアイビスサマーダッシュの重賞(GIII)があるくらいだ。
アルクォーツスプリントの創設は2007年で、当初は準重賞扱いとなっていた。2009年にGIII、2011年にGII、2012年にGIレースへ昇格し、現在もこの体制を維持している。
日本馬の優勝はこれまでに出ていないが、今年は12頭立てで、日本からはジャスパークローネ(団野大成騎手)が参戦する。このほか、香港馬のスプリンターであるカリフォルニアスパングルも出走する。
アルクオーツスプリント（G1） 2024/3/30(土) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
◯UAEダービー(GII)
このレースは、メイダン競馬場のダート1900mで争われる3歳馬限定の重賞競走である。第5レースの22時50分(※現地時間17時50分)発走予定である。「road to ケンタッキーダービー」の1つにあたる。
2000年創設で、ドバイ3冠クラシックの最終関門である。
日本馬の優勝は、2016年のラニ、2022年のクラウンプライド、2023年のデルマソトガケの3回。今年は12頭立てで、日本馬3連覇を目指すべく、以下の3頭が出走する。
・フォーエバーヤング(坂井瑠星)
・ジョージテソーロ(川田将雅)
・バロンドール(横山典弘)
UAEダービー（G2） 2024/3/30(土) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
☆ドバイゴールデンシャヒーン(GI)
このレースは、メイダン競馬場のダート1200mで争われる4歳以上のGIレースである。第6レースの23時25分(※現地時間18時25分)発走で行われ、馬券販売対象レースの1つともなっている。
ドバイワールドカップデーの中では古い1993年創設、この時はガルフニュースステークスのレース名で1000mの距離だった。翌年にナドアルシバスプリント、1995年に1200mへ延長、1997年にガルフニュースナドアルシバスプリントへ改称、2000年に現行レース名へ改称されて現在に至る。
日本馬の優勝はなく、初制覇をかけて今年は以下の4頭が出走する。なおリメイクは2年連続の同レース参戦である。
・ドンフランキー(クリスチャン・デムーロ)
・イグナイター(笹川翼)
・ケイアイドリー(クリストフ・ルメール)
・リメイク(川田将雅)
ドバイゴールデンシャヒーン（G1） 2024/3/30(土) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
ドバイＧＳ(G1) 出馬表 | 2024年3月30日 メイダン6R レース情報(海外競馬) - netkeiba
☆ドバイターフ(GI)
このレースは、メイダン競馬場の芝1800mで争われる4歳以上のGIレースである。第7レースの0時10分(※現地時間19時10分)発走で行われ、馬券販売対象レースの1つでもある。
1996年にドバイデューティーフリーのレース名で創設、当時はダートの2000mであった。2000年より芝1800mへ変更したが、2002年に1777mへ短縮後、2010年より現行の距離になっている。
日本馬の優勝は、2007年アドマイヤムーン、2014年ジャスタウェイ、2016年リアルスティール、2017年ヴィブロス、2019年アーモンドアイ、2022年パンサラッサ(※ロードノースと同着)の6回と多い。
今年は16頭立てで、日本馬は以下の4頭が出走する。
・ドウデュース(武豊)
・ダノンベルーガ(ジョアン・モレイラ)
・マテンロウスカイ(横山典弘)
・ナミュール(クリスチャン・デムーロ)
なお昨年・一昨日の覇者ロードノースもランフランコ・デッドーリ騎手騎乗で、またクリストフ・ルメール騎手はキャットニップに騎乗して、それぞれ本レースに出走する。ドウデュースは昨年のレース直前で競走除外になってしまったため、屈辱を晴らせるかがポイントになりそうだ。
ドバイターフ（G1） 2024/3/30(土) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
ドバイターフ(G1) 出馬表 | 2024年3月31日 メイダン7R レース情報(海外競馬) - netkeiba
☆ドバイシーマクラシック(GI)
このレースは、メイダン競馬場の芝2410mで争われる4歳以上のGIレースである。第8レースの1時(※現地時間20時)発走で行われ、馬券販売対象レースの1つでもある。
1998年に創設され、当初はドバイターフクラシックのレース名で2400mの距離だった。2000年に国際GII、2002年に国際GIレースに格付けされ、現行レース名へ改称した。2011年からは2410mの距離になっている。
なおこのレースの勝ち馬には、オーストラリアのGIレースであるコーフィールドカップへの優先出走権が与えられる。
日本馬の優勝は、2001年ステイゴールド、2006年ハーツクライ、2014年ジェンティルドンナ、2022年シャフリヤール、2023年イクイノックスの5回である。今年は12頭出走予定中、日本からは以下の4頭が出走する。なおシャフリヤールは3年連続の出走だ。
・ジャスティンパレス(ジョアン・モレイラ)
・シャフリヤール(クリスチャン・デムーロ)
・スターズオンアース(クリストフ・ルメール)
・リバティアイランド(川田将雅)
ドバイシーマクラシック（G1） 2024/3/30(土) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
ドバイＳＣ(G1) 出馬表 | 2024年3月31日 メイダン8R レース情報(海外競馬) - netkeiba
☆ドバイワールドカップ(GI)
このレースは、メイダン競馬場のダート2000mで争われる4歳以上のGIレースである。第9レースの1時35分(※現地時間20時35分)発走で行われ、馬券販売対象レースの1つでもある。
1996年創設して以来、実施の競馬場の変更はあったが、距離は2000mのまま変わっていない。日本馬だけでなく世界各国の最強馬が集う。
日本馬の優勝は、2011年のヴィクトワールピサ、2023年のウシュバテソーロの2回のみだが、今回は出走予定12頭中、半数を占める4頭が出走する。なおこのレースに出るウシュバテソーロは、2着以内に入れば獲得賞金20億円超えで、日本馬では1位の獲得賞金になる。(※本レースの賞金加算は8着以内に入ればOK)
・デルマソトガケ(クリストフ・ルメール)
・ドゥラエレーデ(バウルジャン・ムルザバエフ)
・ウシュバテソーロ(川田将雅)
・ウィルソンテソーロ(原優介)
ドバイワールドカップ（G1） 2024/3/30(土) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト