24日は、中京競馬場で高松宮記念が行われる。
 

高松宮記念は、中京競馬場で行われる芝1200mの短距離GIレース戦。春のスプリント王を決める重要な一戦である。WIN5対象レースの5つ目である。

 

1967年に「中京大賞典」が創設されたのがきっかけで、1971年には高松宮殿下から優勝杯を賜ったのを機に「高松宮杯」へ改称。夏の中京競馬場・芝2000mを舞台に、中距離の競走として秋の天皇賞に弾みをつけることもあった。

GI昇格は1996年。この時、距離を芝1200mに変更した。2年後に現行レース名へ改称され、それ以来快速スプリンターが集う春の中京競馬名物として定着している。

 

この競走の厄介なところは、3連単が荒れやすいことで、波乱の決着を招くことも多く、勝ち馬を悩ませるが、上位人気3頭で決着することもあれば、昨年のような大波乱もありえる。同時期開催のドバイワールドカップデーと重なる年もあり、主力馬・主力騎手が不在になるのもあるが、今年は大阪杯開催週にドバイワールドカップデーが組まれるので、日程の重複はしない。データ分析を参考に見てみたい。

 

◆1~10番の内枠が優勢。但し外枠の場合は、重たい馬場や不良馬場時に狙うと面白い。

★前走が香港系のG1レースに出ているほか、シルクロードステークス、阪急杯、オーシャンステークスからの参戦馬も多く出ている。特にオーシャンステークス参戦馬は、単勝人気が低い出走馬に穴をあける傾向がある。

★前走で2着以内かつ4番人気に支持されていた。またこの半年間でGIレースないしGIIレースで2着以内の経験がある。伏兵がいる場合は注意。

★4~6歳馬が中心。但し、ここ数年4歳馬は成績不振気味にあるので、5~6歳馬を中心に狙いたい。

 

 

◯春の短距離スプリント決戦

上記の表は、過去12年間における成績である。過去の勝ち馬の前走のレースは、シルクロードステークスからの参戦馬が5度、阪急杯からの参戦馬が3度、オーシャンステークスからの参戦馬が2度、香港のスプリントレースから2度というものだ。また、出走枠も中枠で、大外枠からの優勝馬は過去11年間出ていないが、今年も天気が良くないため、それらに強く、また極端な大外枠・最内枠でない出走馬をみきわめたいものだ。

今年はフルゲート18頭立てで、香港競馬からビクターザウィナーが参戦し、カーチュン・リョン騎手の手綱でGI取りを目指す。前走のセンテナリースプリントを勝利しており、また前年の香港スプリントも4着と好走している。スタートで出遅れなければ十分だろう。

また牝馬のナムラクレアについて、GIレースでは実績も十分で、前年のスプリンターズステークス3着、昨年の高松宮記念も不良馬場ながら2着と実績は申し分ない。今回は、京都牝馬ステークス2着からの参戦で一叩きしており、悲願のGI制覇なるか?

他にも阪急杯を勝ったウインマーベルや、シルクロードステークス覇者ルガル、オーシャンステークス覇者トウシンマカオと2着馬ビッグシーザーなどがいる。難関のレースを勝ち抜くのは?

 

歴史・コース:高松宮記念 今週の注目レース JRA

データ分析:高松宮記念 今週の注目レース JRA

 

WIN5はこちら

1-春興ステークス

2-ロードカナロアカップ

3-六甲ステークス

4-マーチステークス

5-高松宮記念

WIN5対象レース | 2024年3月24日 レース情報(JRA) - netkeiba

 

今回は阪神競馬場が1レースのみ。