今春から春のGIレース開幕を告げるスプリントGIレースの高松宮記念の他、阪神競馬場は毎日杯、中山競馬場では土曜日に日経賞、日曜日にマーチステークスが行われるが、その前に3/20大井競馬場で交流ダートJpnIIの京浜盃が実施されるので、こちらに触れたい。

 

京浜盃は、大井競馬場のダート1700mで争われる3歳馬限定の交流ダート重賞競走である。グレード格付けはJpnIIで、レース名は優勝杯を提供している京浜急行電鉄からとっており、「京急電鉄賞 京浜盃」と表記される。20:10発走の第11レース目で実施される。

 

京浜盃の歴史は1978年と古く、南関東ダート三冠の羽田盃・東京ダービー・ジャパンダートクラシックへの前哨戦として長らく親しまれている。創設以来、2002年と2003年は1690mで実施しているが、その他は1700mの距離は変わらない。

 

出走枠はJRAから3頭、他は地方競馬所属となる。なお地方所属馬がサンライズカップ及びJBC2歳優駿を勝ったのみ、雲取賞か本レースへのいずれか1競走に出走することができる。またこのレースにおいて、地方所属馬が上位2頭、JRA所属馬は5着以内までに入線した中から上位2頭までが羽田盃への優先出走権が与えられる。

今年は以下9頭だ。

 

1-1 サントノーレ(大井、服部茂史)

2-2 シークレットキー(JRA、笹川翼)

3-3 ブラックバトラー(北海道、落合玄太)

4-4 ハビレ(JRA、バウルジャン・ムルザバエフ)

5-5 マッシャーブルム(大井、矢野貴之)

6-6 パッションクライ(北海道、桑村真明)

7-7 テイントレット(大井、森泰斗)

8-8 フジマサテイオー(大井、和田譲治)

8-9 アンモシエラ(JRA、坂井瑠星)

 

◯羽田盃への前哨戦

今年から交流ダート重賞に昇格した京浜盃の出走頭数は9頭立てで、このうちホッカイドウ競馬所属馬は2頭いる。

ブルーバードカップ覇者アンモシエラをはじめ、無敗の京浜盃制覇を狙うマッシャーブルム、JBC2歳優駿3着馬ブラックバトラーと4着馬パッションクライ、全日本2歳優駿と雲取賞を連続で3着に入っているサントノーレ、くすのき賞勝ち馬シークレットキー、1勝クラスを勝ち上がったハビレなど、個性的なメンバーが揃っている。羽田盃への前哨戦を勝ち抜くのは…?

 

レース紹介|京浜盃 2024年|ダートグレード競走特設サイト (keiba.go.jp)

出馬表|地方競馬情報サイト (keiba.go.jp)

京浜盃競走(Jpn2) 出馬表 | 2024年3月20日 大井11R 地方競馬レース情報 - netkeiba