今週から高松宮記念までの3週間、中京競馬場・中山競馬場・阪神競馬場の3会場体制で行われる。

重賞は阪神競馬場が土日、中山競馬場は土曜日、中京競馬場は日曜日にある。

まずは土曜日に実施する2つの重賞を取り上げたい。

 

▲阪神スプリングジャンプ(J・GII)

阪神競馬場の芝3900mで争われる4歳以上の重賞競走。13時50分発走の第8レースで行われる。グレード格付けはGII。

 

阪神スプリングジャンプの創設は1999年で、第1回目は3800mの距離だった。翌年に3900mへ延長され、現在もこの体制が維持されている。

中山グランドジャンプの前哨戦として名が高く、中山大障害から本レースを挟んで中山グランドジャンプに挑む出走馬も少なくはない。秋の阪神ジャンプステークスと同じく、襷のバンケット障害コースを使っていくが、スタートは芝コースのゴール付近にあり、そこに置かれた仮設の置き障害を飛んだあと、逆回りで障害専用コースに入っていき、バンケット障害を過ぎて順回りに入った後、最初に飛んだ置き障害を飛び越えてゴールする。合計14回の障害を越えていく。

 

◯有力馬が勢ぞろい

今年の出走は10頭で、前年の中山大障害覇者マイネルグロンをはじめ、ニシノデイジー・ロックユー・エコロデュエルなど、有力馬が揃った。中山グランドジャンプにつながる前哨戦を制するのは…?

 

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○中山牝馬ステークス(GIII)

中山競馬場の芝1800mで争われる4歳以上牝馬限定のハンデキャップ重賞競走。

 

同競馬場とローレルパーク競馬場の友好関係を深めるべく、1983年に創設。このため、レース名には「ローレル競馬場賞 中山牝馬ステークス」と表記されている。創設以来、距離と開催競馬場の変更はない。ヴィクトリアマイルがGIになってからは、その前哨戦として数えられる。

 

ハンディキャップ競走ということもあり、3連単発売した2005年以降では、18回のうち10回は10万越えの万馬券が飛び出しており、2021年は7番人気ランブリングアレーが勝ち、2着には5番人気ロザムール、3着には6番人気フェアリーポルカが入り、14万馬券、2022年は1番人気が馬券内に来たが、薄い人気の15番人気・12番人気が2着以内だったため、3連単は173万馬券が飛び出した。2023年の勝ち馬スルーセブンシーズは、その後宝塚記念と凱旋門賞を出走しており、いずれも掲示板内には好走した。

データ分析から見るポイントをあげ、高額の万馬券を狙いたい。

 

★5歳以下が好成績で、その中でも人気薄い方は要注意。1・2番人気の成績は不振気味であることも覚えたい。

★中山競馬場の芝1800m・2000mにおける重賞レース(※中山金杯・愛知杯や前年のフラワーカップ・皐月賞・紫苑ステークスなど)で好走実績があると優秀。

★前走がGI・GII組の成績が不振である反面、GIIIないしオープンクラスの方が好成績を残しやすい。

 

◯今年も波乱あるか?

金曜日の悪天候で道悪馬場が予測される本レース。2年前の覇者クリノプレミアムをはじめ、前年のフラワーカップと紫苑ステークス2着馬のヒップホップソウル、今年の中山金杯2着馬のククナなど、16頭の牝馬が揃った。制覇するのは…?

 

歴史・コース:ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス 今週の注目レース JRA

データ分析:ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス 今週の注目レース JRA