2月18日には、GIレースのフェブラリーステークスが待っている。

 

フェブラリーステークスは、東京競馬場のダート1600mで争われるGIレースである。レース名はその名の通り、2月から。19日のWIN5対象レースの5つ目である。

 

創設は1984年で、東海ステークスと並びJRAのダート重賞では歴史が古い。但し、当初は「フェブラリーハンデキャップ」の名前で、東京競馬場のダート1600mにおけるハンデキャップ競走となっていた。1994年にGIIへ昇格し、「フェブラリーステークス」の名前に変更。負担重量も別定になっている。

1997年にGIへ昇格し、負担重量を定量にしたことで、上半期のダート頂上決定戦に位置づけられ、その地位を確たるものにしている……と言いたいが、ここ近年はサウジカップデーならびにドバイワールドカップデーへの流出が相次いでいて、再びGIIへの降格が噂されており、気になるところである。

昨年12月上旬開催のチャンピオンズカップからそれほど間隔はあいてないが、交流ダートJpnIのかしわ記念・さきたま杯・帝王賞に向けて、足掛かりをつかむ出走馬もいる。今年から川崎記念が4月開催に移動するため、地方競馬・JRA通じて、このレースよりGIレースないしJpnIレースが始まる。過去10年間におけるデータ分析から見るポイントをみて、的中を狙いたい。

 

◆JRAのダート重賞勝ちがある方が好成績を残しやすいが、その中でも東京競馬場のフェブラリーステークス(前年)や3歳馬限定のユニコーンステークス・秋の武蔵野ステークスといった重賞勝ちの経験があれば、成績優秀。

◆馬体重500キロ以上の大型馬は、好成績を残しやすい傾向にある。

◆4歳・5歳馬の成績は優秀だが、さらに上位人気に支持されていれば勝ちやすい傾向にある。但し、波乱が予想される場合は7歳以上でも油断大敵なので注意。

◆ミスタープロペクター系の種牡馬には好走傾向がある。

 

 

◯様々な路線から様々な道へ

昨年の同レース覇者レモンポップは、ドバイこそ成績不振だったが、マイルチャンピオンシップ南部杯とチャンピオンズカップを制覇し、JRA年間ダートホースに選出された。今年はサウジカップへの出走が予定されている。他にも前年の東京大賞典を勝ったウシュバテソーロもサウジカップに参戦し、有力馬は不在…と言いたいところだが、いやいやいやいやいや、俺たちもいるぞ!!とばかりに、様々なレースからフェブラリーステークスに参戦してくる出走馬が集まった。地方所属馬は3頭参戦で、昨年の南関東ダート三冠馬ミックファイア、東京シンデレラマイル覇者スピーディキック、前年のさきたま杯・JBCスプリント覇者イグナイターだ。上記の表を見ると、勝ち馬は前走が王道の東海ステークス・根岸ステークスが多く、そこで3着以内に入っていた。そのほかはチャンピオンズカップからの参戦馬が3パターン、フェアウェルステークスからの巻き返しで参戦したコパノリッキーが逃げ切り勝ちを決め、大波乱を呼んだのがある。

 

前哨戦から選ぶなら、東海ステークス2着馬のオメガギネスであろうか。グリーンチャンネルカップの勝ち鞍もあるため、申し分ない成績だ。但し、いきなりのGIレース挑戦は不安傾向にある。鞍上のクリストフ・ルメール騎手も2020年モズアスコット・2021年カフェファラオで勝ち鞍はあるが、ここ2年間は成績不振気味なのが気になるところ。実力はいかに…。

また実績を重視するなら、チャンピオンズカップと東京大賞典で連続2着のウィルソンテソーロと連続3着のドゥラエレーデも筆頭候補だ。前者は松山弘平騎手に乗り替わり、後者は短期免許で再来日したバウルジャン・ムルザバエフ騎手との継続騎乗がどう明暗を分けるか?

他にも前年の武蔵野ステークス2着馬タガノビューティーと3着馬レッドルゼル、初ダートのガイアフォースやシャンパンカラー、東京新聞杯や新潟記念などの勝ち鞍も経験している左回り巧者カラテ、昨年のJBCクラシック覇者キングズソードなどが揃った。勝利を手にするのは…?

 

歴史・コース:フェブラリーステークス 今週の注目レース JRA

データ分析:フェブラリーステークス 今週の注目レース JRA

 

WIN5はこちら。

1-斑鳩ステークス

2-コパノリッキーカップ

3-小倉大賞典

4-大和ステークス

5-フェブラリーステークス

WIN5対象レース | 2024年2月18日 レース情報(JRA) - netkeiba.com

 

今回は難易度が高めだ。