今週も前回と同じく、東京競馬場・京都競馬場・小倉競馬場の体制で行われる。

東京競馬場は土日・京都競馬場は日曜日のみ重賞競走がある。

まずはクイーンカップから見ていきたい。

 

○クイーンカップ(GIII) ※2/10

東京競馬場の芝1600mで争われる3歳牝馬限定の重賞競走。デイリースポーツが寄贈賞を提供しており、「デイリー杯 クイーンカップ」と表記される。直近で実施された船橋競馬場の交流ダート重賞の「デイリー盃 クイーン賞」と似ているが、前者は3歳牝馬限定、後者は4歳以上・牝馬限定のハンデキャップ重賞競走である点に注意されたい。

 

クイーンカップの創設は1966年と古く、当初は4月に中山競馬場で開催されていた。途中ダートコースで実施した年もあったが、その後幾度かの変更を経て、1981年に東京競馬場の芝1600m、1998年に開催時期を2月に変更して今に至る。

牝馬限定のクラシック競走(桜花賞・オークス)の登竜門でもあるが、5月のNHKマイルカップにもつながる競走であろう。

過去にスターズオンアースが桜花賞・オークスを連勝、ぶっつけ本番に挑んだ秋華賞も3着以内に入り、また現在は繁殖牝馬であるアカイトリノムスメも2021年にここを制覇し、牝馬三冠レースの秋華賞を勝っている。今年を制するのは牝馬三冠レースも制覇するのか?データ分析から見るポイントをあげていこう。

 

◆前走が重賞(※阪神ジュベナイルフィリーズ含む)の方が好走率高いものの、そうでない場合でも前走で1500m以上のレースに3着以内へ入り、また芝コースでの1勝クラスからの参戦馬、デイリー杯2歳ステークスやサウジアラビアロイヤルカップ・アルテミスステークス・ファンタジーステークスなどの重賞から参戦する牝馬には注意。

◆上位5番人気以内の成績は優秀。

◆馬番13番から外の方は成績不振気味。但し、12番より内側のうち、馬番2・6・9の3つに関しては、成績が優秀な点を覚えておきたい。

 

◯上位人気を選ぶ…?それとも…?

今年のクイーンカップは13頭立てで、例年よりやや少なめである。但し、阪神ジュベナイルフィリーズ4着馬でアルテミスステークス2着の実績があるサフィラをはじめ、同レース9着だったコスモディナー、左回りで2勝しているルージュスエルテなど、個性的なメンバーが多い。手堅く上位人気から選ぶか?それとも…。

 

歴史・コース:デイリー杯クイーンカップ 今週の注目レース JRA

データ分析:デイリー杯クイーンカップ 今週の注目レース JRA