今週は、中山競馬場で実施されるアメリカジョッキークラブカップと、京都競馬場で実施される東海ステークスの重賞2つのみであるが、その前に船橋競馬場で交流ダートJpnIIIのブルーバードカップが実施されるので、こちらに触れたい。

 

ブルーバードカップは、船橋競馬場のダート1800mで争われる3歳馬限定の重賞競走である。日刊ゲンダイが優勝杯を提供しており、「日刊ゲンダイ賞 ブルーバードカップ」の正式名称で表記される。ダート改革に伴い、今年から年明け最初のJRA・地方交流重賞として設定された。レース名のブルーバードとは、その名の通り青い鳥を表す。

 

ブルーバードカップの創設は1956年と、船橋競馬場で実施される重賞レースでは比較的に古い方にあたる。当初はアラブ系の4歳馬限定重賞レースであり、開催時期も南関東のダートクラシックへの前哨戦として1月~3月のいずれかに設定された。2006年にいったん特別競走扱いとなり、2016年再度準重賞へ昇格、2023年の開催はなく、2024年に地方・JRA交流ダート重賞として復活した。なお回数については、2005年の第49回の後に特別競走・準重賞実施分の回数は割り当てられなかったが、2024年の開催分は交流ダート重賞昇格となったことで、第50回目の扱いになる。

 

出走枠はフルゲート14頭までに対し、JRAから3頭まで、残りは地方所属馬で固められる。なお地方所属馬のうち、ホッカイドウ競馬所属馬はブリーダーズゴールドジュニアカップを優勝し、サンライズカップで入着ないしJBC2歳優駿で地方所属馬上位3番手以内の条件を満たした場合と、前年のチバテレ盃で3着以内までの入線馬に本レースへの優先出走権が与えられる。なおこのレースで地方所属馬が優勝した場合は、3月に大井競馬場で実施される交流ダートJpnIの羽田盃への優先出走権が与えられる。

今年の出走は9頭。

 

1-1 アンモシエラ(JRA、坂井瑠星)

2-2 ブラックバトラー(北海道、矢野貴之)

3-3 バロンドール(JRA、横山典弘)

4-4 エコロガイア(JRA、笹川翼)

5-5 ソレナ(船橋、澤田達哉)

6-6 キタノヒーロー(船橋、張田昂)

7-7 カプセル(北海道、落合玄太)

8-8 バハマフレイバー(船橋、森泰斗)

8-9 ウルトラノホシ(佐賀、石川倭)

 

◯ダート三冠クラシックにはばたけ!

今年から交流ダート重賞に昇格し、年明け最初のJRA・地方交流ダート重賞として設定されたブルーバードカップ。ダート三冠クラシックへ大きく、そして高くはばたくべく、9頭が出揃った。

前走のホープフルステークスは不振だったが、今回はダートに戻して再起をかけるアンモシエラを筆頭に、JBC2歳優駿3着の実績をもつブラックバトラー、平和賞勝ち馬カプセルと2着馬キタノヒーロー、チバテレ盃勝ち馬バハマフレイバー、さがけいばからネクストスター佐賀とカペラ賞を勝ち、全日本2歳優駿でも6着と互角の戦いをみせたウルトラノホシなど、距離や実力を通して選びたい。

 

レース紹介|ブルーバードカップ 2024年|ダートグレード競走特設サイト (keiba.go.jp)

出馬表|地方競馬情報サイト (keiba.go.jp)

ブルーバードカップ((Jpn3) 出馬表 | 2024年1月17日 船橋11R 地方競馬レース情報 - netkeiba.com