何気なしに録画されていた
先日TBS系列で放送された
「ぶっこみジャパニーズ」
第14弾の放送分(2019年12月19日)にて

先にアップした

日本と本場イタリアの

ミートソース・スパゲティの違い

の続き。

 

有馬温泉は

奧の細道という旅館に

勤められている

 

日本料理界の権威とされる

和食一筋56年で

黄綬褒章を授章された

大田忠道さんが

番組の演出とはいえ

ラグビー選手の格好をされられて

 

マチュピチュなどの

世界遺産がある

ペルーの日本食料理店へ

その正体をかくして潜入し

あとでドッキリさせるという主旨のもの。

 

最初は

ペルーの言葉も喋られない

日本人の年輩男性が

なぜペルーの日本食料理店で

日本料理を学ぶんだよ!

しかもラグビー選手の格好で!

 

料理を勉強するには

ラグビー選手の格好は不真面目で

なんでボールも持ってんだよ!

・・・と、ヤラセ番組っぽく

流し観していたのだが

 

なぜか感動しちゃったのです。




クスコにある

「ITAMAE SISHI BAR」

「AKATSUKA」

というお店。

 

まぁ、ありえない料理が

次々と出てくる。

 

材料を

日本から取り寄せているから

本場の日本食だというのだ。

 

 

お寿司の前菜には

和蕎麦の乾麺を

とんかつソースでからめた

「焼きそば」

 

お湯を沸かして
味噌を溶いて、ごま油を
垂らしただけの「味噌汁」

 

お寿司は巻き寿司で

大量のお酢とライムをぶっかけて

 

お醤油ではなく

パッションフルーツと

テリヤキソースで食べる。

 

寿司はかたちが崩れるから

ガッツリ握る。両手で!

グーで!

 

二軒目の赤塚も

寿司の上には

どっぷりと辛いソース。

 

日系人のお店だが

亡くなったおばあちゃんからの

「日本料理は観ても楽しめる」

という言葉から

見栄えやインスタ映えを重視。

 

・・・言葉は間違ってはいないが

実際には違いますよね。

 


そして

米はそのままでは

味が無いから

ソースをかけないと

食べられない!という

ペルーの人の考え。

 


そして、こうした和食が

造られる過程を潜入調査して

 

日本の素材ではなく

粗悪な古米とかも入っている

二軒目のアカツカで

実際に使っている

現地の素材とかで料理する。

コレが凄い。

 

非常に高地なので

沸点が低いため

炭酸水を入れて

日本の米の炊きあがりに

近づける研究をしたり・・・

 


そして実際に

マスクマン

和食サムライとなって

皆の前に登場する。

 

かつら剥きや

飾り切りを披露し

野菜素材だけでの

”観て楽しむ”日本食の表現


出汁のたいせつさも。

煮たせることをせず

その工程を伝える。

 

地場のペルーの特産の

ウニと卵黄のソースで

地産地消の素晴らしさも。

 

そして、現地では好まないとされる

米の料理法として

米だけの”塩おにぎり”で勝負。

しかもアカツカの米で。

 


しかも、塩は

ペルーで見つけた

マラス塩田の現地のもの。

 

最後には

市場でみつけた特産の芋で

亡くなったおばあちゃんが

つくっていたスイーツを与える。

 

そして、正体を明かす。

 


そして時間が許す限り

お弟子さんたちと

現地の人に

本当の日本食料理の

技法を伝えて

包丁までプレゼントする。

 

番組とは分かっていても

色々な演出はあるとは

思っていても

なんだか、単なるバラエティではなく

凄く感動してしまった。

 

日本人でも

海外から取り寄せたから

本場のモノだな

なんて思っているフシも

チョッピリあるかもしれないが

 

今回は”そうではない”ということに

学ばさせられた。

 

なんだか、本当に

感動しちゃった番組でした!