とある雪の町。
人里離れた山奥におじいさんと少年が暮らしていました。
少年は手づくりのドロップを、毎日毎日、雪が降る中、山から町に向かってはそれを売り、
そしてそのお金で薬を買って病気のおじいさんの看病をしています。
しかし、おじいさんの病気はなかなかよくなりません。
むしろ悪くなる一方。
それでも少年は諦めず、おじいさんを看病し続けます。
そんな姿を見ていたおじいさんは少年に言いました。
『お前をこれ以上苦しめたくない。それに私はもう長くない。私の事はもういいよ』
少年は言いました。
『何いってるんだよ。僕はおじいちゃんが大好きなんだ。また一緒にドロップを作るんだもん』
少年はその次の日からも看病し続けました。
でもドロップは思うように売れず、薬を買うお金もありません。
少年は自分のドロップが美味しくないせいだと、自分をせめ、売り残ったドロップを家の外に捨ててしまいました。
『ごめんねおじいちゃん。僕がおじいちゃんみたいに美味しいドロップを作れないせいで』
泣きながら少年は言います。
『そんなことないよ。お前のドロップは世界一さ』
おじいさんは笑顔で返します。
次の朝、少年は、
どうにかお願いして薬を分けてもらうために町へ出ようと家のドアを開けると、
雪が積もってるにも関わらず、そこには一輪の花が咲いていました。
そこは昨日、少年がドロップを捨てた場所でした。
驚いた少年は、その花を摘んでおじいさんに見せてあげました。
『おじいちゃん!雪の中から花が咲いたよ!』
すると、その白い花は優しい光を放ち、おじいさんを包みこむと、みるみるおじいさんを回復させたのです。
少年は大喜び。
『おじいちゃん!』
『ありがとう』
二人は泣いて抱き合いました。
それから二人は、白い花で囲まれた家でドロップを作り、幸せに暮らしました。
その花の名は『スノードロップ』
花言葉は、
『希望』
希望の炎を絶やさずに燈し続けましょう。
いつもblogを読んでくれてるみなさんに…
『♪♪Merry Christmas♪♪』
shoより
☆コメント&ペタありがとうございます☆
PS.
この物語はフィクションです。
酒の席が好きな宮澤は酔うと『今を生きるモード』になります。楽しくて普段喋らない口がよく回ります。
ただ次の日は死んでます…。でもその時を生きた証ということで許して下さい。
人に迷惑をかけたりはしませんよ。(自称)
学生時代は俺も無茶してましたけど…。
お手紙楽しみにしてます!