どうも、
翔です。
2018年ドーハ世界選手権 種目別 平行棒
ファイナリストはこのようになりました。⇒種目別平行棒予選結果(FIG)
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PDF⇒種目別平行棒予選結果
平行棒は激戦区。15点を超えないと決勝に行けないという厳しい条件を勝ち抜いた各国の猛者たちが技を交えます。
昨年金メダルの怪物、中国の鄒敬園は予選で着地が小さく1歩動きながら全体トップのEスコア9.200をたたき出しています。内村航平選手が「ロボット」と評する寸分の狂いもない演技が決勝でも見られるでしょうか。そして東京五輪までの完全勝利に向けて、ディフェンディングチャンピオンが臨みます。
そんな鄒の後を追うのが五輪チャンピオン、ウクライナのオレグ・ベルニャエフです。昨年はあと0.1というところまで鄒を追い詰めました。鄒とベルニャエフとの差はそこまで開いてはないと思いますね。シニアデビューからここまで負けなしの鄒ですが、ベルニャエフは彼を超えうる力を持っていると思います。
鄒とともに中国から決勝に残ったのは2013年チャンピオンの林超攀です。全体的に調子が悪そうでしたが、得意の平行棒ではしっかり点を取ってきました。中国ワンツーはなるでしょうか。
そして2016年のヨーロッパ選手権平行棒チャンピオン、ロシアのダビドベルヤフスキー、2018年チャンピオン、同じくロシアのアルトゥール・ダラロヤンのヨーロッパチャンピオン経験者2人が世界に挑みます。ベルヤフスキーはリオ五輪で銀メダル、昨年の世界選手権で銅メダルと、実績のある選手です。
もともと平行棒を得意としていたミクラックですが、世界選手権での種目別平行棒決勝進出は初めて。車輪ライヘルトからの連続技と素敵な笑顔で観客を盛り上げてくれることでしょう。
コロンビアのホシマール・カルボは、かねてから平行棒のスペシャリストとして知られていましたが、ようやく世界選手権の種目別決勝の舞台に上ってきました。リオ五輪以降改めた演技構成で初の世界選手権のメダルを狙います。
体操は、個人総合と種目別の決勝には1ヶ国2名までしか残れないというルールがあります。
既に中国とロシアからは2名が上位にいるため、8位の中国、肖若騰、そして9位のロシア、ニキータ・ナゴルニーは権利を得られません。
よって、10位にいたドイツのルーカス・ドーサーが決勝に進むことになりました。
ドーサーはディアミドフやヒーリーなどの片腕支持系の技、そして腕支持局面から始まる前振り上がり系の技を得意としています。ヨーロッパ選手権では平行棒で銀メダルを獲得するなどの実績もあり。
怪我に苦しんだ1年でしたが、怪我からの復活でこの大舞台。大いに存在をアピールしてほしいですね。
負けなしの怪物、鄒敬園も安心していられない激戦区。個性と技がぶつかり合う死闘を制するのは誰か。