2018年ドーハ世界選手権種目別つり輪ファイナリスト私見 | 体操っておもしろいよな

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どうも、

 

翔です。

 

 

2018年ドーハ世界選手権 種目別 つり輪

 

ファイナリストはこのようになりました。⇒種目別つり輪予選結果(FIG)

 

 

PDF⇒種目別つり輪予選結果

 

 

 つり輪は比較的ミスの少ない種目とは言われていますが、そうはいっても難度の高い構成を完璧に演技するのは至難の業です


そんな至難の業を当然のようにやってのけるのが2人の五輪チャンピオン。ギリシャのエレフテリオス・ペトロウニアスとブラジルのアルトゥール・ザネッティ両名です。

予選も仲良くワンツーで残っています。

ペトロウニアスは今年になって、あろうことか「ザネッティ」と名の付く技を演技構成に入れてきたのです。

何年もの間、大会で会ってはチャンピオンの座を奪い合ってきたライバルの名前

こんなエモいことがあろうか、いやない。(反語)

ペトロウニアスは予選では「ザネッティ」は使わなかったですが、決勝ではペトロウニアスのザネッティは見られるでしょうか。

もしザネッティが「ペトロウニアス」やりだしたらエモみで胃腸炎になりそう・・・。


今回の注目株はアルメニア勢でしょう。
予選3位のアルトゥール・トフマスヤンと5位のヴァハン・ダフチャンです。

なんと、団体総合の予選では、種目別のチーム得点が、ゆか、あん馬の1位がロシア、跳馬、平行棒、鉄棒の1位が中国なのに対し、つり輪の1位はアルメニアだったのです!

トフマスヤンはワールドカップで優勝経験がありますし、ダフチャンはヨーロッパ選手権で銀メダルを獲っています。アルメニアのつり輪っ子2人が五輪チャンピオンにどこまで食らいつけるか。


跳馬のスペシャリストとして名の知れてるラディビロフですがこのところつり輪での活躍も目立ちます。

ワールドカップでは優勝経験もあり、主要国際大会ではつり輪決勝の常連です。過去ヨーロッパ選手権の種目別つり輪も制したラディビロフが、初の世界選手権でのメダルを目指します。

同率7位につけたのはアゼルバイジャンのニキータ・シモノフとロシアのニキータ・ナゴルニーコンビ。

点数も一緒、ファーストネームも一緒という、カプヲタ心をくすぐってくる2人ですね。

シモノフはアゼルバイジャン代表で出ていますが、もともとはロシアの選手。

今年の夏にアゼルバイジャンに移籍し、ヨーロッパ選手権にはアゼルバイジャンの代表として出場しています。

移籍後初の世界選手権でファイナリストに上り詰めました。こちらのニキータ対決も見ものです。

もし決勝でも同点だったら推しカプ認定です。ありがとうございます。


予選6位はイタリアのマルコ・ロダディオ。

ユリ・ケキ、コポーリオ、モランディと続くイタリアつり輪の血は途絶えませんね。

由緒ある血族の代表として、家名の威信にかけて戦います。



つり輪は力技の応酬も楽しいですが、ファイナリストが整列した時のゴリゴリ具合がおもしろいのでえんぎまえから注目です。

ゴリゴリ×8は天国ですよ。ゴリゴリ天国。ムニムニ地獄。