整体学校を比較検討する際の評価ポイント 1回目/(全5回予定):「なにを学べるの?」 | 現役整体師セラピストが本音で語る「整体・リラクゼーション業界」について

現役整体師セラピストが本音で語る「整体・リラクゼーション業界」について

これから整体師、セラピストを目指す人の参考になりそうな情報を載せていきます

主に、
「就職先として見たサロン」の情報や
「技術と知識を学ぶ場としての整体学校」の情報を
載せていきます

「整体学校 どう評価してる?」

どんなふうに見極めしてる?」

というはなしが仲間内でよく出ます。

その時にはなしている私なりの考えをまとめてみました。

まず、自分の目的の確認が大事です。
整体学校に通う目的はなんでしょう?

私は、
「整体や施術を

 お仕事としていけるようになるため」
だと思っています。

そのためには、
「なにを、どのレベルまで、だれから、どのように学ぶのか」
が大事な評価ポイントだと認識しています。

目的のための手段として適切かを評価基準に設定します。

趣味でやるとかではないので、
プロとしての技術を身につける姿勢に応えてくれる学校
そんな学校の私なりの見極め方をまとめます

※ちなみに、「趣味からやってみる」とかだとしても、
最初から、「プロとしての技術」を学べる学校に通うことが、
絶対に後悔しない選択だと考えています。


趣味レベルまでしか身につかない学校で学んでも、
なかなか上手な施術はできなくて、

そうすると、実際には人を笑顔にする喜びも得られないので、

趣味として楽しくならないです。
人の評価が、そのままやりがいにつながるので、

「趣味としてやってみながら、

 『私にもできそうだから仕事としてやってみようかな』」

 とはなりません。

時間もお金も結局もったいないことになります。

なので、「趣味としてやってみようかな」であっても、

最初から「プロとしての技術」を学べるレベルの学校の中にある、
趣味用のコースがあるところをオススメします。


そして、もう一つの大事なことが、
「いくらまでお金をかけられるのか」
です

では、

①なにを
②どのレベルまで
③だれから
④どのように
⑤いくらで

についての私なりの考えを、
それぞれ掘り下げてみます


 Q① なにを 学べるのか 

A①.

「必須の手技」

プラスαの手技」

両方が学べること

整体解剖学(中でも、まずは、筋肉、関節、骨)が基本として必須です。

ほとんどのサロンで、

リフレクソロジーもメニューにあるサロンがほとんどなので、

手技としては、整体リフレクソロジー、これが基本でしょうか。

そのうえで、女性セラピストであれば、

オイルマッサージ(リンパマッサージなどを含む)もあると良いでしょう。


※オイルマッサージというといろいろな名称がありますが、

アロママッサージは圧が弱いものを学んでしまい、

現場では使えないことがけっこうあるので注意が必要です。

また、現場ではカイロプラクティックやタイ古式マッサージ、パートナーストレッチも人気です。


※ただ、これらを単独で学び、就職できるサロンはまだ数が少ないので、

プラスアルファとして考えると良いでしょう。
もちろん、「コレが好き」と自信を持って言えるのであれば、

最初からタイ古式やストレッチを学んで、

そういうサロンを限定して就職先を探すのも有りです。


なので、最初に通う学校としては、

これら「必須の手技」「プラスαの手技」がひと通り揃っているところがオススメと言えます。

そのほか、ネットを見ると、
「たった○○するだけで、ほにゃららできる」系のテクニックが見つかります。

そういうテクニックを販売しているところは、

売り方や、アピールがじょうずなので、心惹かれますよね。

でも、これらは、玉石混交(ほとんどが石の方ですが)してますが、

学ぶことの全体を木でいうと枝の部分になります。



学びにいっても、

基礎(木でいうと幹)にあたる整体や解剖学が無い状態で

末端(木でいうと枝)にあたるテクニックの部分を学んでも、

チンプンカンプンになることが多いので、

必ず先に幹を学んでから取り組むことを勧めます。


基礎を身につけることで、

玉(宝石)なのか石なのかの見極めもできるようになるでしょう。

 

 整体学校の見極め方① なにを 学べるのか 

「なにを学べるのか」

は、整体学校のホームページや、

資料請求をすることでわかります。

幹となる基礎の整体や解剖学がキチンとしているのか、

自分の関心がある手技も学べるのか

を確認してみましょう。

 

(この先の評価ポイントでは、 見学や体験してみないと見極められないものもあります)

 

今回は、

これから、整体学校に通うことを真剣に考えるうえでの、

比較検討する際の評価ポイントのひとつ目、

「なにを学べるのか」

について、書いてみました。

 

整体解剖学を基本として、

お仕事としては、リフレクソロジーまでが必須の手技。

プラスαとして、

オイルマッサージや、カイロプラクティック

タイ古式マッサージなどから、

授業を体験してみて、興味を持てそうな手技も
まとめて学べそうな学校

が、私なりの答えです。


続いて、次回は、評価基準の二つ目、

「どのレベルまで学べるのか」について

私なりの考えを書いてみます。

 

整体学校を比較検討する際の評価ポイント 2回目/(全5回予定):「どのレベルまで学べるの?」

 

追記

2023年度版、整体の学校・スクールの比較・おすすめのまとめを掲載しました。