〜 コトバ箱 〜 -3ページ目

〜 コトバ箱 〜

本、詩、歌、名言……
いつだって僕らにチカラをくれる言葉たち。
感動や喜びをくれる名言から、ときにはクスッと笑えるフレーズまで
言葉とコトバとことばが詰まった〜 コトバ箱 〜の中をのぞいてください。

一日一字を記さば
一年にして 三百六十字を得、
一夜一時を怠らば
百歳の間 三万六千時を失う。


――吉田松陰(思想家・教育者)



◉解説
明治維新に活躍した若き指導者といえば、この人「吉田松陰」です。29歳の若さで処刑されてしまうのものの、その門下には伊藤博文や山県有朋などそうそうたる面々が名を連ねており、彼が教育者として後世に与えた影響は実に大きなものだったと言えます。そんな松蔭の為になるコトバがこちら。
名だたる偉人や賢人は皆、日々の習慣を怠りません。毎日の読書や勉学、鍛錬など毎日の積み重ねによって多大なる成功を掴んでいます。……と、それがわかっていても、なかなか継続できないのが辛いところなんですけどね……。あらためて、日々の努力の大切さを学べるコトバでした。

「優しい」という言葉は
しばしば「優柔不断」の同義語です。


――中島らも(小説家・コピーライター)



◉解説
著書『今夜、すべてのバーで』といった小説をはじめ、コピーライター、ミュージシャン、俳優など幅広い分野で才能を発揮した「中島らも」。そんな彼の鋭いコトバがこちら。
日頃から“温和”とか“優しい”とか言われる人の中には、このコトバがグサッと胸に刺さる人もいるのではないでしょうか。“優しい”はステキなことですが、時には厳しさも表に出せる人こそ、ホントに“優しい人”なのかもしれません。

こんなときにつなぐための手が
私たちの心にはある。


――朝日新聞(コラム「天声人語」より)



◉解説
日本人にとって決して忘れられない一日となった、2011年3月11日。未曾有の大災害「東日本大震災」が起こった日です。このコトバは、震災の翌日に朝日新聞のコラム「天声人語」の締めくくりに書かれていた一文。
あの日、誰もがこの先どうなるんだろうと不安を抱きましたが、この一文にハッとさせられた人も多かったのではないでしょうか。不気味に揺れ続ける地面、倒壊した家々、何もかも飲み込む津波ーーそんな恐怖の中でも、そんな恐怖の中でこそ、大事なのは人と人との繋がり。それを思い返させてくれる力強いコトバでした。


※とてもとても多忙で、少しのあいだ更新できず、
いつも読んで頂いていた皆様、すみませんでした……。
まだしばらく忙しさが継続しそうなのですが
頑張って更新していきますので、またお付き合い頂けると嬉しいです。
抜けた分もちょっとずつ埋めていきます。
これからもよろしくお願いします。

心のシワが欲しい

――吉永小百合(女優)



◉解説
日本を代表する女優のひとり「吉永小百合」さん。1960年代から映画やドラマで活躍し、今なお役者の第一線を走り続けています。そんな彼女の深みのある演技の原動力は、このコトバから窺い知れるような気がします。
「この人の発言や行動には深みがある!」そんな人ってステキですよね。それは色んな経験を積み、色んな考えを働かせて乗り越えてきた人――言わば心にいっぱいシワを刻み込んできた人だと思います。“苦労は買ってでもしろ”なんてコトバもありますが、人生の荒波を乗り越えて深みのある人間になりたいものです。

他の誰かになりたがることは
自分らしさの無駄遣いだ


――カート・コバーン(ロックバンド「NIRVANA」ボーカル)



◉解説
「グランジ」と呼ばれる新たなロックジャンルを誕生させた90年代を代表するバンド「NIRVANA」のフロントマンが「カート・コバーン」です。独自の世界観が込められた詩と曲は、世界中のロックファンたちを魅了。そんな自分の感性を貫き続けた彼らしいコトバがこちら。
社会に出ると協調性を求めれることが多々ありますよね。もちろん、コミュニケーションの上では大事なことですが、あまり人と合わせすぎるのも疲れてしまいます…。協調性と個性って、バランスを保つのが難しいですが、うまく自分をアピールする術を身につけることも大事ですよね。じゃないと、せっかくの自分らしさがもったいない!