日記 | ちびタンクのひとりごと

ちびタンクのひとりごと

大好きな旅のこと、心理学・スピリチュアル・ヨーガのこと、日々の気づきなどをつぶやいています♪

立て続けにもう一件...


飛行機の中で過去の物語を読んでいたら、別のメモを発見した。

それは、前回の旅(2019年12月カンタベリー→ドーバー →ロンドン)のドーバーに着いた夜に書いたものだった。


書いたことさえ忘れていた。

あの旅は良い思い出になっているのに、こんなに深く暗く苦しい思いもしたんだっけ?



先日、ブログを読んでくださった方からこんなコメントをいただいた。


「日記を読んでるみたいで読んでいいんだろうかというドキドキ感あります:;(∩´﹏`∩);:」


なるべく、嘘をつかずに本当の気持ちを書きたいと思ってるんだ。

ネガティブなものも。

書くのはもちろん、自分のためが一番なんだけど、そういう気持ちは誰にでもあるとも思う。


だからブログにあげることで、否定しなくて良いよと、ささやかながら誰かが楽になったら良いなと思う。


ちょっと迷ったけど、このメモはまさにそんな思いで残しておこうと思います。



*** 2019年12月26日ドーバーにて ***


宿のフロント&バーにて。


FMから流れてくるバラードと

窓の外を走る車のテールランプが

猛烈な寂しさを連れてくる。


旅。

困難、出会い、優しさ、美しさ、

ドラマのようなストーリー。


だけじゃない。


そこはかとない、寂しさ。

暗い暗い暗い闇の中に引きづり込まれるような。


でも、その寂しさ。


その大切さ。


どんなに楽しい時間を過ごしても、

必ず訪れるその寂しさ。

人として生きると言うこと。

それに付随するもの。


誰にでも、

いつでもある、

その寂しさ。


普段は心の中の

厚い厚い雲の向こうに、

ひっそりと影を潜めている。


忘れたくない。


その切なさ。寂しさ。

それがあると言うこと。



誰にも助けられない。


どうしようもない寂しさ。

終わりが見えない真っ暗な闇。

胸が締め付けられるような。

引きづり込まれるような。


多分、それは誰にでもあるのだけど、

みんな違っていて、

決して共有することができない。


だからこその寂しさで。

だからこそ人は人と集う。



直接、触れられるのは旅だけ。


日常でもしそれに触れてしまったら、

壊れてしまうかもしれないという、自分の怖さ。


そしてその寂しさに、旅を通して慣れていきたいと言う、自分の弱さ。


だから旅を続けてしまうのかもしれない。



ーーー


以上、原文ママ。


人の優秀な機能に“忘れる”というものがある。


時々、全てを覚えていられる特殊能力がある人がいるらしいけど、自殺しちゃうことが多いらしい。


わかる気がする。

こんな辛い思いをありありと毎回思いだせたら、生きてなんかいられないよ。


忘れる前には“昇華する”という前段があって。

昇華=消化かもしれない。

大きな感情であればあるほど、それを消化=昇華すると大きなエネルギーになる。



そうか、私が旅に出る理由は、エネルギーの補給なのかもしれないな。



いずれにせよ、人はちゃんと感情を消化=昇華できる。

時間はかかるかもしないけど。

けど、時間をかけた方が美味しいものっていくらでもあるでしょ。

だから、どんな感情からも目を背けないで。

大丈夫、あなたに必要なものだから。



4年半越しのメモが、そんなことを言っているような気がした。