3連休最終日でしたねっ。
皆さん,いかがお過ごしでしたか~???
私はと言えば,結婚する友人にプレゼントしようと,
手作りのアルバムを作って,一日が過ぎました・・・。
いや~,頑張ったわ,自分。
喜んでもらえたら嬉しいな☆
では,続きです。
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航空会社が用意してくれた空港近くのホテルのベットは,
私の一人旅史上,最高の柔らかさを呈していた。
しかしその余韻に浸る暇もなく,
私はふかふかのベットをただの椅子替わりとして,国際電話を掛けた。
盗まれていない方のクレジットカード会社にだ。
電話口に出たお姉さんに事情を話す。
「使用状況をお調べしますね。」
受話器からは保留時によく耳にする,ゆるい電子音が流れた。
私はぼうっと,ホテルの部屋の壁を眺めていた。
「もしもし。使用状況の確認が取れました。申し上げてよろしいですか?」
「はいっ、お願いします。」
「昨日の,日本時間の18時にご使用になられています。
現地通貨の2,000,000kipが5回。日本円にして約10万円です。
その前は,XX月XX日,日本でのご利用ですね。」
目の前が真っ暗になった。
18時・・ラオスで16時と言うことは,まさにマッサージを受けている時間だ。
「ご利用になった覚えはありませんか?」
「昨日のは,ありません。」
「残念ですが,現在,こちらでわかっている状況は以上です。
カードをおとめしますね・・・。」
「はい・・・」
お姉さんから今後の手続等の説明を聞き,電話を切った。
盗まれた方のカード会社同様,暗証番号を使用した不正利用の場合,
保証は適用されないことが,ほとんどと言うことだった。
出来ることをすべてし終えた私は,
日本で心配してくれている彼や友人や職場の先輩に,メールを送った。
”カードを盗まれました!被害は10万(> <)
自分は無事です!今バンコクで,明日の飛行機で帰ります。”
と。
出来るだけ,心配をかけない言い回しをしたつもりだった。
なんだか頭がうまく回らないまま,
ベットで仰向けになった。
さっき自分で送ったメールに対し,違和感がつきまとう。
なんなんだろう?この感覚?
すると,もう一人の自分が言う。
”平気なの?
だってあなた,騙されたんだよ?
盗まれたんじゃない,詐欺にあったんだよ?
マッサージの時間に引き出されたってことは,
パスポートも何もかも,盗まれていてもおかしくないんだよ?”
反論するすべがない。
もう一人の自分が言う通りだ。
そして,その自分からの問いに答えられない度に,
不安と言う深く暗い闇の中に,どんどん覆われていくのがわかった。
ベットで横になるのは止め,気分を変えるためにお湯をためてお風呂に浸かったが,
結果は一緒だった。
自問自答を繰り返し,
結局,一睡もできないまま,気づけばチェックインの時間が迫っていた。
不安と言う底なし沼の中から,抜け出せない。
今は一刻も早く,日本に帰りたい。
そう思った。
---続く---