約束の場所(世界の旅~インド・ブッダガヤ編~)第14話 | ちびタンクのひとりごと

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大好きな旅のこと、心理学・スピリチュアル・ヨーガのこと、日々の気づきなどをつぶやいています♪

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私たちは,連れだって,ステューパと菩提樹の樹の周りを時計回りに3周した。


ゆっくりゆっくりと歩き,入り口から見て真裏にあたる,

菩提樹の樹の裏に来ると,ひとりづつ柵におでこをつけて,お祈りをした。


私は,お寺とか,神社とか,そういったところで,

初めて自分のお願い事以外のことを思った。


「私にこのような機会を与えてくださって,本当にありがとうございます。

こんな風に愛を与えてくださったことを,感謝します。

私がここで受けた愛を,私も誰かに返せますように。」


と。



帰り際,彼女が私に言った。


「絶対,またいらっしゃいね。

どの季節も,本当にすばらしいから。」


「はいっ。」


私は元気よく答えた。



「待ち合わせは,ここね。」


彼女は,今度は地面を指さし,いたずらっぽい顔で笑った。


そこは,私たちがさっきまでずっと話していた石段であった。


「はい。必ずまた来ます。」


私は答えた。



月が,ステューパの右側で,優しく私たちを見守っているようだった。



---つづく---



この物語の舞台であるマハボディが,

7月7日に爆破テロにあっていたことを,今朝知りました。


大きな爆弾ではなかったそうで,損傷はさほど大きくないようでとrすが,

あの穏やかな空間が侵されたと思うと,私にとっては大きなショックです。


どうか,あの土地に,安らぎと癒しが取り戻されることを祈っています。




物語は,明日で最終話の予定です☆


では,GOOD NIGHT~