先進事例を学ぶ | 吉田町まちづくり 藤田かずとし 町議会議員

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静岡県榛原郡吉田町 町議会議員 藤田かずとしのブログ

1月16日9時から10時25分まで、
法政大学 廣瀬克哉教授のレクチャーを受けました。
吉田町で研修を受けて以来、相談に乗って頂いております。
昨日の交流会でも、廣瀬氏の広範囲に亘る活動で、
様々な議会が影響を受けていることを改めて知りました。
 私も講演終了後、改めてお礼を伝えました。

では、講演テーマ「地方議会の役割と改革の行方」

やはり、前段は総選挙の総括を話されていました。
今回、過去最低の投票率に触れ、前回の総選挙に比べ失われた1千万人の票の意味。
大勝した自民党ですが、比例票において大敗した2009年より218万票少ないこと。
組織票で固い公明党も、比例票で90万票減っていること。
なぜか?
 政策的合意形成を欠いた総選挙であった。
 足の引っ張り合いと政党政治の敗北・・・昨日の伊藤氏も同じ意見でした。
 政策選びから政権選びで、国民への求心力が見えない。
⇒議会としてのミッションより政策の実現を求めているが答えていない。

そこで、地方議会の改革も現状はどうなのか。
議会の見える化・開かれた議会と言うものの。
⇒単に扉を開いているの過ぎない、変化していない。
吉田町議会においても、議会報告会の現状を考えると同じではないか。

原点に返る:議会の役割は、民主主義において自立した団体意思と住民自治の確保。
住民の代表としての合議機関である。
多様な意見を集約し、決定して行動することを求められている。
廣瀬氏曰く:
議事において
どのように決めたのか。
論点や争点は何であったか。
関係者を呼び確認したのか。(公聴会や参考人、説明員)
正面から裏からそして横から、多方面の切り口で質的に考察したか。

上記のような議論の内容を聞いて 住民は初めて納得する。

議会以外に決着を付ける機関は存在しない。
二元代表制において意思決定を行うのは議会なのだ。

確かにその通りと感じました。
恥ずかしながら、自分自身反省です。力不足である。
現実はまだまだである。議会内で議論を尽くしているか。
チェックに終始して、政策提言に至っていない。
議会改革は、だれのため?議会のためになってしまっていないか。

21日に全員協議会があり、議会報告会の運営について改善案を議論する。
タイムリーなお話でした。

第二部 パネル  10時半から12時20分

先進事例
1.北海道福島町
気が付き、できることから始め、理解者を増やしていくこと。
固定観念に囚われず、町民に分かり易くする。
目的は町民のためであり、その視点で見直す。
⇒通年議会・議会、議員評価・行動計画・政策提言

2.流山市
見られる議会から見たくなる議会へICTを駆使。
これまでの動き
議会費予算策定を議会自らが行う。PDCAサイクルを実施。
専門的知見の活用。
委員会にノートPCの許可。
特別委員会ユーストレーム中継。
一般質問にプロジェクター&スクリーン活用。
スマートフォン電子採択実施。
市議会公式FB開設。
議員と事務局にタブレット端末配給。

3.高山市
議論する議会を目指して。
政策提言によって議会機能を強化。
予算編成権の首長専属と政策立案スタッフが執行機関に比べ議会が手薄であるが、執行機関が独自政策の増加が見込まれている。
現実的選択として、
政策立案でなく政策提言を積極的に行う。

具体的には、委員会活動を中心に政策形成サイクルを行う。
年間と通じPDCAを回す。
意見交換会で市民と議論。(地域別・テーマ別)

どこも、熱く語っていただきました。

新年早々、活力をもらいました。

ありがとうございました。

三島市からも市議が参加していました。
卒原発の元祖:古長谷稔市議。
交流会で知り合い、偶然帰りが一緒でしたのでいろいろと意見交換できました。
彼の周りには、私の知り合いが多いのにビックリです。
大学の部活の大先輩やJCでお世話になった先輩、そしてJC同期の理事長、
とうかい号25船で同乗したチームリーダー仲間、県内の市議さん達。

「動けば得る」を実践した研修でした。

最後に、紹介します。
今回も南相馬支援で東北へ同行した山内議員も参加しました。
交流会で、キャラを出していました。
山内議員も、今回で2回目の参加です。
平野議員も、昨年滋賀の研修に参加されていました。
平成25年度の研修予定を頂きましたので、
次回は、ほかの議員も誘って大勢で参加たいと考えています。

なお、雪の影響で申込者326名中300の参加でしたが、静岡県からは3名の参加でした。