今期のプロリーグも早くも3節目。
今節は王位渡辺史哉と岡本和也が同卓。
負けられない対局で支部員が激突です!
【前節までの結果】
【C1】
渡辺史哉 +16.6 9位
岡本和也 +16.5 10位
(休場)
小林正和 +39.9 4位
【C2】
太田昌樹 ▲3.3 14位
【C3】
平野敬悟 ▲81.6 34位
【結果報告】
C1
渡辺 史哉
対局者 ともたけ雅晴・岡本和也・藤井すみれ
着順 ②・3・①・②
ポイント +4.7(トータル+21.3)
最終順位 12位
順位昇降 3ランクdown↘︎
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「大切なのは今の自分にできることだけやるということ」C1リーグで対戦する相手は言わずもがな自分より格上の人しかいない。
その人達に勝つために自分ができることは?
アンサーはまだ分かっていないが、1つだけこうしようと心がけたことがある。ミスは無くそう。
負けても自分のミスによるものではなく、相手の上手な部分に負けるようにしようと決めた。
1回戦目
東発の親番で12000を和了した貯金で浮きの2着終了。
2回戦目
東発西家スタート、早い巡目で役なし3面張をリーチする。親に押されて嵌⑤の7700を放銃する。これは嵐の幕開けに過ぎなかった。
2600は2700オールをはさんで、48600横移動。終わってみると7900点持ちの3着で終了。
オーラスは選択次第では1000点を和了して2着に浮上できた未来もあったが、情報が少なく差があまりなかったので致し方なし。
3回戦オーラスにリーチ平和をトップ目の岡本プロから直撃し、29200点持ちの3着から31200点持ちのトップに浮上。
4回戦は要所で和了でき、浮きの2着終了。オーラスはリーチしてツモるとトップだったので、終わった後にともたけプロにあれはリーチだったなと言われましたが、リーチのメリットよりも相手3人のリスペクトが上回ってリスクのない選択を取らされた、というのが本音で相手が違くて同じ状況ならリーチしていたかもしれません。
この着順で4.7しか浮けなかったという見方もあるかもしれませんが、自分的にはプラスで終われてよかったという気持ちが大きいです。
3人とも河に怖さがあるというか、手牌の基準が高い打ち手だったという印象でした。
おそらく、10回やったら7回は負けるような相手だったと思います。
親で先制でリーチしても簡単には下りてくれず、捌かれた局も何度もありました。
そんな中浮きで終われたことは良かったのではないでしょうか。
選択次第ではもっと良い結果になっていたであろう局面もありました。
この選択の精度を高めることが強くなるということだと思うので、情報を見逃さずに精度を高める努力をしていこうと思います。
1年前のこのくらいの時期に岡本プロと静岡プロリーグで対戦したことを覚えています。
メンチンとメンホン一通一盃口の12000を2回放銃したのを含めてボコボコに負けたのはおそらく一生忘れないです。
その印象もあり、とりあえず今日はメンチンには放銃しないように気をつけようと思っていました。1年前は手も足も出なかった相手に互角に戦えたということが成長を実感できました。更に1年後はもっと強くなっているように精進します。応援よろしくお願いします!
C1
岡本 和也
対局者 ともたけ 雅晴・渡辺 史哉・藤井 すみれ
着順 ①・2・3・4
ポイント +4.0(トータル +20.5)
最終順位 13位
順位昇降 3ランクdown↘︎
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今日は同郷対決という事で、現王位の渡辺史哉プロとC1リーグでの初対局となった。
「ここは先輩面して強い所を見せておかないとな。」
思いは裏腹に、1回戦東発から渡辺王位がともたけプロから三暗刻白ドラ1の12000の和了りでスタートした。
「危ない手入っとるやんけ!」
と、心の中で色々と呟いてはいたが、東2局の親番にフリテン2-5-8待ちの2000オールを皮切りに5万点オーバーまで持ち点を伸ばし、その後も少し加点して6万点オーバーで1回戦をフィニッシュ。
2回戦では、東1局にともたけプロの48000が炸裂!副露は白だけたが、手の内に発と中が暗刻の④-⑦待ち。
藤井プロが放銃となってしまったが、
「危ない手入っとる(略)」
と、またしても心の中で呟く事に…。
2回戦以降は、聴牌はするものの和了りが遠く、結局は1回戦の貯金を食い潰す形で第3節を終えてしまった。
少しのプラスで終えられたが不必要な7700放銃もあったので、しっかり反省しなければならない。
残す所、あと2節。
Bリーグに昇級するためにしっかりと戦い抜きたいと思う。
C2
太田昌樹
対局者 小車祥・水澤明彦・林潤一郎
着順 4(同着)・①・2・3
ポイント +7.5(トータル+26.0)
現在順位 12位
順位昇降 2ランクup↗︎
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1回戦、目に見えるミスが3回。
その内2回はアガリ逃しからの放銃。
放銃する事をあまり気にしないのだが、待ち取り選択でアガリ道があった事を思えば明らかに修正が必要だ。
2回戦は大きなトップでトータルでプラス域へ。
3回戦、終始苦しい状態で耐え、沈み2着。
最終戦も3回戦同様厳しい展開で迎えたオーラスの親番。
トップ目が先制で2副露したところに追いつきリーチ。5ソーを槓子使いの47ソー。
ツモれば3900オールの手だが流局で1本場。
配牌はまずまず。5巡目に選択となった。
四六③③③④⑤⑧⑧56778
小考し打六を選択。次巡ツモ3で打四。ツモ切り三を挟んでツモ4でリーチ。
③③③④⑤⑧⑧345678
河に六四三と置いている何故か。
確かに⑧は良く見えたが打点が違いすぎるだろ。結果⑧をツモアガるのだがそれよりも数巡前に五をツモっていた。
なかなか良い報告が出来ていないが、精一杯やってしっかりと結果を残したいと思う。
C3
平野 敬悟
対局者 谷岡育夫・浦野修平・今泉誠一
着順 ②・2・②・①
ポイント +52.8(トータル ▲28.8)
最終順位 24位
順位昇降 10ランクup↗︎
コメント
実に鳳凰戦では11節ぶりのプラス。
とにかく今までより闘えた。
闘えたというのは、押し気味に打ったという意味でも手牌が良かったという意味ではなく、与えられた材料で最善を常に考えてその通りに打てたということ。
これまで押せてなかった牌が押せた気もするし、押していた牌を止めたような気もする。
結果がついてこなかった局も多くあるが、選択自体は思い返しても最善を打ったと思う。
自分の勝ちパターンを思い出したかもしれないので、この感覚を忘れずに次節を迎えたい。
【編集後記】
注目の渡辺史・岡本の対決は両者ともに少しのプラスで終えた。
2人共に上を見て戦える位置となった。
次に期待したい。
だが、強豪ひしめくC1リーグはここから、さらに厳しくなるだろう。
今節一番良かったのは平野の復調。
ようやくトンネルを脱したか?
能力的には申し分の無い選手。
ここからの巻き返しに期待しよう!