さぁ、日曜組も今期最終節。
今年最初の公式戦となる選手も多く、2020年を幸先の良いスタートで始めたいところだ。
【前節までの結果】
C3
岡本和也 +92.5 5位
平野敬悟 ▲18.2 28位
D1
原 佑典 +168.9 2位
D2
中 寿文 ▲14.7 27位
蓮沼友樹 ▲33.7 29位
渡辺洋巳 ▲63.5 37位
D3
青嶋宏樹 ▲28.4 37位
大月れみ ▲48.1 44位
【結果報告】
C3
岡本和也
C3
平野敬悟
対局者 石原康申・小島広宣・桶本篤史
着順 ①・4・③・3
ポイント ▲15.4 (トータル▲33.6)
最終順位 31位 残留
コメント
今期は今までのリーグ戦で一番と言っていいほど出来が悪いものだった。
4半荘を通して納得のいく結果になったのは3節目だけだ。
そんな不甲斐なさを受け止め、今節は1回戦から残留シフトで戦った。
「自分なら仕掛けない、自分なら押さない、自分ならダマ」
こんな場面に何回も遭遇したが、結局のところもう少し不器用に攻める場面も必要だったかもしれない。
来期までは準備期間があるので、それは今の自分にとってはプラスになることと捉えている。
来期は成長した自分になれるよう、また麻雀を見つめ直したいと思う。
D1
原 佑典
D2
渡辺洋巳
対局者 沼山亮・西原純・高田翔・井上真孝
着順 ②・3・②・①
ポイント +33.7 (トータル▲29.8)
最終順位 28位 残留
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今期も降級ラインを見ながらの最終節となってしまった。
プラスで終わることができれば、たぶん降級は免れるだろうと思っていたが、±0を目標にすると大きく負けそうな気がしたので、卓内でのトータルトップを取ることを目標にした。
1回戦、やはり全員が前に出てくる。
ただ仕掛けを多様してくるタイプではなく、門前で手を進めていくタイプが揃ったようで、やり易い気がした。
コツコツアガリを重ね、トップ目で迎えたオーラス、親に4000オールを引かれ、2着で終了。
トータルでの卓内トップとなった。
2回戦、先手を取られじわじわ点棒を削られたが、放銃することもなく何とか3着で終われた。
3回戦、他家が小さいアガリでどんどん場が進んで行く。
南3局4着で迎えた親番、上家が4巡目リーチ。
その時点では3向聴から強引に仕掛け、ドラを重ねて11600をアガることができた。
その後も小さなアガリを重ねてトップまで行くも、また逆転されてしまった。
4回戦、卓内トップまで2.9ポイント差の2着。
ただマイナスすると降級も見える。
慎重に打とうと思った。
東1局、親に2000オールを引かれ、迎えた東2局。
親が5巡目リーチ。
同巡、門前清一色、一盃口、ドラ2の聴牌。
しかも親の現物待ち。
これがあっさりアガれ、更には親番で2600オールもアガり、トップで終了。
トータルも卓内トップとなった。
何とか降級は免れたが、来期は昇級ラインを見ながらの戦いをしたい。
蓮沼友樹
対局者 吉川裕太・荒井裕太・柴田航平
着順 3・4・3・②
ポイント ▲37.1 (トータル ▲70.8)
最終順位 37位 残留
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リーグ戦当日、初詣に行った。
ゲンを担ぐ方ではないため、初詣などの慣習は見送ることが多いのだが、目に見えない不安から来る胸騒ぎが抑えきれなかったのだ。リーグ戦前日に食べたタコの唐揚げが脂っこくて、単に胸焼けしていただけかもしれないけれど。
私が初詣に行く場合、基本的には浅草寺に行く。特に理由はないが、生粋のお笑い好きのため数々の芸人さんが訪れたであろう浅草寺でお参りをすることが私に幸をもたらす気がするのだ。
だが自宅〜浅草寺は少し遠いのだ。交通事情で遅刻したらバカバカしいので今年は自宅から近く、リーグ戦会場にも近い芝大神宮に行くことにした。ちなみに芝大神宮には『強運(ごううん)の御守り』が売っている。参拝ついでにそれも購入しよう。浅草寺に行きたかったが、ここはビートたけしの『浅草キッド』を聴いて我慢しよう。
芝大神宮に到着して、境内へ続く階段を登って参拝しようと思ったのも束の間、、芝大神宮で挙式中の新郎新婦のために階段の中腹で少々待つこととなった。
新郎新婦は親族との記念撮影が終わり、境内から階段を降り、私を横切った。周りの親族が新郎新婦を拍手で見送っていたため、私も反射的に拍手で新郎新婦を見送った。『何故リーグ戦前に見ず知らずの新郎新婦を祝っているのか』は全く分からなかったが、新郎新婦はドヤ顔でとても良い表情だ。他人の幸せの手助けをしたようで私も気分が良かった。
程なくして参拝を終えた。ちなみにお賽銭は1,337円である。これはもちろんリーグ戦で133.7pt勝ちたいからである。(1pt=10円という謎の金額設定に関する質問は受け付けない。私も真剣なのだ。)
『強運(ごううん)の御守り』もバッチリ購入。よし、2020年(トゥエンティトゥエンティ)はいい年にしよう。いや、絶対にいい年になる。
…そんな思いとは裏腹に2020年(トゥエンティトゥエンティ)の幕開けは厳しいものだった。1回戦は12,000放銃からスタート。それでも一時は浮きまで回復して、小さい3着で収めたため焦りはなかった。その後、2回戦〜4回戦東場までずーっと苦しい展開だった。相手のスピードに全く追いつかず、手を組んではオリ、手を組んではオリの繰り返しだった。
流石に降級を覚悟したが、2,900→5,200→1人聴牌で35,800点持ちでオーラスを迎えた。何とかなったかなあ?と思ったの束の間、、4回戦オーラスで柴田Pの猛連荘!!6本場まで積まれたが、最後はリーチを受けつつも自ら2,600を出アガり、首の皮一つ繋がった。ちなみにオーラス、2,600をアガらなければ降級だった。。
もうリーグ戦前に初詣なんか行かない!!とリーグ戦終了直後には思ったが、そもそも今期は残留が精一杯だ。小さい男かもしれないが、無難に残留するよりも今は嬉しい。自分の強さも弱さもよく見えた。そう考えたら、初詣行った甲斐があったかも。まだもうちょいやれそうな気がする。
引き続き頑張ります。
D2
中 寿文
【編集後記】
岡本はC2リーグ、原はC3リーグへの昇級を決めた!
岡本が昇級したことにより、来期のC2リーグは更に静岡支部員の在籍が増えることとなった。
残留・降級で今期を終えた選手たち。
それぞれのコメントにも反省の弁が並ぶ。
自分たち麻雀プロにとって、応援に対する一番の恩返しは何になるのだろうか。
いろいろな形があると思う。
だが、やはり一番は「結果を出すこと」が何よりの道のように思える。
プロである以上、勝ちが求められるから。
たとえ負け続けても応援をやめずに支えてくれる方々の存在は、本当にありがたい。
だから、応えたい。
来期はすぐそこにある。
4月はすぐ訪れる。
前を進んでいこう。