キーホルダー 秋元康銘柄 | 日本の国益を守る 日本の歴史・文化・伝統を守る

日本の国益を守る 日本の歴史・文化・伝統を守る

日本の政治・経済・文化の発展に役立つ政策・思想を綴ったものをまとめてあります。

今月の『ZAITEN』(19年1月号)が「秋元康銘柄」=「KeyHolder」(以下、キーホルダー略。4712。JQ。東京都港区)に関して2頁記事で詳しく報じている。
同社は建て売り不動産が柱なのに芸能ビジネスに走り、今年7月、秋元康や実弟らに最大40億円の新株予約権を発行した。なお、同社筆頭株主はあの「Jトラスト」(8508。東証2部。東京都港区)で42・9%、ついで「ユナイテッドエージェンシー」なる会社が20・8%を保有。
ZAITENによると、ユナイテッド社はパチンコホール大手「ガイア」(東京都中央区)の実質子会社。そしてガイアの兄弟会社には「MG建設」(東京都中央区)という会社があるが、キーホルダーはそのMG建設になんと30億もの融資をしているという。返済は12月28日でわずか2カ月間だけだが金利は年利8%の高利だ。
こうした流れ、事実関係はZAITENが詳細に報じている(今年9月号にも関連記事がやはり2頁であり)ので省略させていただく。今回はそのガイアについて少し触れておきたい。

兜町ではガイアは仕手筋として有名で、また同社はパチンコホール経営の他、少なくとも数年前までは東京は新宿歌舞伎町でキャバクラを2店舗経営してもいた。そのキャバクラには、取引先の証券マンが営業上飲みに行っていた。
ZAITENによると「ガイアが介入」といった噂が兜町界隈では度々流れ、その都度、株価も急騰していた。しかし、しばらく噂を聞かなくなっていたが最近では今年3月にEPRコンサル企業「ジェクシード」(3719。JQ。東京都千代田区)が140円台から短期間で239円まで急騰(上写真)、これはガイアが本尊といわれている。
要するに、キーホルダーはJトラストだけなく、同じく只者ではないガイアの相乗り銘柄になったということだ。それは失礼ながら秋元氏も同じ。

何しろ、秋元氏らが新株予約権を引き受けたキーホルダーはそのIR前に株価が急騰(横写真)し、インサーダー疑惑がブラック系情報サイトなどで指摘された。
以上のように、Jトラスト(藤澤信義社長氏)、ガイア、秋元氏と登場する関係者はいずれも海千山千の銭ゲバの面々。そして三者三様、誤解を恐れずにいえば、キーホルダーを“ハコ”に使いそれぞれの思惑を持って動いているだけに、タダで済むわけがない。今後の展開に要注目だろう。