静岡市唯一のオーダーメイドコーティング施工店・Centです。
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弊店でもお問い合わせ件数が多いヘッドライトスチーマーの件です。
今回は施工後にどうなったかの経過報告と、各方面からの情報を踏まえてお伝えします。
まず、弊店での取り扱いですが、こちらについては施工する予定はありません。
静岡 ヘッドライトスチーマー で検索すると一番上にうちのブログが出てくるので毎日100前後という結構な数のヘッドライトスチーマーの記事へのアクセスがありますが、
「ヘッドライトスチーマーを施工したいです!」
というお問い合わせはほぼなくなりました。
弊店が取り扱い始めたときはかなり早い段階でしたので、今となっては県内または市内でもボチボチ施工されているところは多いと思います。
では、なぜ施工取り扱いをやめたのか?
問題①
以前も記事https://ameblo.jp/shizuokacent/entry-12386168599.htmlにしましたが、施工後にクラックが入ってしまいます。
スチーマー施工直後です。
このようにかなり綺麗になるのですが・・・
施工して数時間後。
蛍光灯の明かりの周りに無数のチリが見えます。これがクラック初期段階です。ここから全体にクラックが入りました。
別のヘッドライトです。こちらは弊店のデモライト、施工直後です。
もともとは真っ黄色だったものを全体的にペーパーを掛け、半分から右をスチーマー、左を従来施工で綺麗にしたものです。
まず、蛍光灯の映り込みが明らかに違うのがわかります。
スチーマー施工のほうがかなり歪んでいます。
なぜこんなに歪んでしまうのかというと、スチーマー自体の原理がヘッドライト(ポリカーボネート)を溶かして綺麗にする方法なので、このような歪みが生じたりします。
このライトへの施工が初施工でしたので下手に施工したかもしれませんが、どこかにスチームの当て忘れがあったり、予防的に2回、3回と当てるため
一発で均等に完璧に施工する、ということはほぼ不可能です。
で、このヘッドライトの2日後
もうバキバキに割れちゃってます・・・
割れてるのもそうですが、曇ってます。
他所様でも記事にされているところが何軒かありましたが、スチーマー施工後は非常に諸いため、ちょっと触っただけでもキズになってしまいます。
ということで、施工取り扱いをやめました。
先日お見えになられたお客様のお車で、他店でスパシャンのヘッドライトスチーマーを施工されたようなのですが
これもまたクラックが結構入ってしまっているようで・・・
うちのライトを見せてこんな感じですか?と聞きますと、ここまで酷くはないけど症状としては似ています、と
うちにあるものはスパシャンの商品ではありませんが、基本的にどこの製品も同じようなキットで入っている中身が大きく変わらないため
どこでも同じことが起こりうるのかなという見解です。
問題なく施工されている施工店さんも当然ありますので、一概にすべて同じことが起こる!という問題提起をしているわけではありません。
あくまでも個人的見解です。
問題②
ヘッドライトスチーマーの原液は
このような青透明の液体なのですが、こちらの主な成分はジクロロメタンという溶剤です。
ジクロロメタンに樹脂を混ぜたものであると言われています。
基本的に溶剤ほぼ100%みたいな商品です。
調べるとすぐにわかるのですが、ジクロロメタンは猛毒・・・
シンナーのニオイとはまた違って、思わずえずいてしまうような何とも言えないニオイです。
スチーマーのキットの中に申し訳程度のマスク(風邪の予防に使うような)ものが入っているのですが
そんなものでは到底防げないレベルのものです。
ジクロロメタンに関する記事です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002x6at.html
厚生労働省のホームページ内にある記事のひとつで、印刷工場で発生した胆管がんについての記載です。
抜粋
(1) 胆管がんは、ジクロロメタン又は1,2-ジクロロプロパンに長期間、高濃度ばく露することにより発症し得ると医学的に推定できること
ご興味ある方はこちらhttp://uonome.jp/read/2637/4の記事も。
もうこれ以上言わなくても、という感じですが
要するにただの超猛毒です・・・
自動車塗装で使用されるような塗料で近年規制されたトルエン・キシレン・エチルベンゼンみたいに商品の中に少量入っているものとは訳が違います。
スチーマーの主剤の成分の大半を占めているのがジクロロメタンであり、それを気化したものを吸引する可能性があるわけですから。
ヘッドライトスチーマーの施工は見たことある方はわかると思いますが、スチームを当てているときが一番楽しいです。
ですので、施工店側もお客さんを呼んで一緒にみましょう!ということがよくあるそうですが
はっきり言ってめちゃくちゃ危険なので、今後のことを考えると近づかない方がいいと思います・・・。
そういった観点から、施工取り扱いをやめたのも当然あります。
最後に
ヘッドライトを綺麗にすることで一番重要なのはペーパー処理ですので、いくら海外特許製品であろうが、〇年保証だろうが、関係ありません。
うちもスチーマーを使用することで「時間削減=値下げ」に繋がると思い導入しましたが、
コンパウンド研磨と比べても、ものすごく時間削減になるかと言うとそうでもないなと思いますし
いろいろなことを踏まえるとスチーマー施工→コーティング施工が必要ですので、そうなってくるといよいよ変わらないかなと思います。
コンパウンド研磨をしたほうがクラックが入ることは当然なく、仕上がりも明らかに良いので、弊店では従来通り施工していきたいと思います。
弊店のヘッドライト復元施工のその後についても良かったら覗いてみてください。
2020.5.19
ヘッドライト保護の新兵器導入致しました(^^)
【屋外保管ユーザー向け】ヘッドライトガラスコーティング
https://ameblo.jp/shizuokacent/entry-12598096710.html
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