アロマテラピーで使用する精油(エッセンシャルオイル)は
100%植物から抽出された天然の芳香物質。
これ、かなりの高濃度なので使用する際は
希釈(薄めて)から使用するのですが
お肌に使用する際は濃度1%以下で使用することが推奨されています。
1%って少ない!!もっと高濃度で使用したらもっと効果がわかるんじゃない??
なんて思う方もいらっしゃると思いますが
今日はその精油の希釈濃度について少し書いてみます。
精油は植物が持つ香り成分を取り出した
揮発性有機化合物の集合体。
「油」という字があるため
オリーブオイルなどの植物油などと同じもの?と
連想するかもしれませんがまったくの別物です。
(オリーブオイルなどは脂肪酸とグリセリンからなる油脂)
精油は植物の香り成分が
数百倍以上も濃縮されたもの。
たとえば
精油1キロのラベンダー精油を得るためには
ラベンダー100から200キロ、
ローズに至っては3から5トンもの植物を必要とします。
(単位が大きすぎて想像できないですよね(笑))
これだけぎゅーーーっと高濃度になった液体が
この小さなビンに詰まっているのが精油。
これだけの高濃度の液体。
お肌に対して刺激がないはずありませんよね。
よく、
アロマ=天然、自然=安全
と言われることもありますが
必ずしもそうではありません!!
自然界にも
中毒になったりかぶれたり最悪死に至るような
危険な植物はたくさん存在していますよね。
精油にも刺激の少ないものから強いものまで様々なのです。
なので
アロマ=天然、自然=安全
は必ずしも成り立つものではないということ。
きちんと希釈をして正しく使用しないと
思いもよらない事故が起きてしまうこともあるのです。
もちろん、
正しく使用すれば決して危険なものではありません。
精油は植物の成分が濃縮されたものというのは分かったけど
希釈の濃度って大切なの?
たくさん使うとその分高い効果が得られそう!
と思われがちですが
実はそう単純ではないのです。
ラベンダー精油を
0%(精油不使用)、0.1%、1%、10%濃度で実験をした場合、
1%濃度で香らせた場合が一番集中力が高まると
示唆されたデータがあるのです。
そして希釈した精油を肌に塗布する際
3%以上になると肌の状態が悪化する事例が増加という結果も。
高濃度で使用すれば効果も高くなるということはなさそうだし、
お肌が荒れやすくなるのであれば希釈濃度は
低めから使用した方が安全ですね!
逆に言うと
たった1%でもとてもパワフル!!
やっぱりアロマってすごいなーと
感心してしまうのは私だけかな??
皆さんも
ぜひこの自然のパワフルさに触れてみてくださいね!!
精油ビンから落ちる1滴の精油のしずくが
あなたの世界観を変えてしまうこともあり得るのです。
↑この言葉、
アロマテラピー検定公式テキストの一番最初に書かれてある言葉の一部。
私の大好きな言葉なのです♡
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