国立文楽劇場へ行って参りました。初春文楽公演。 | ~ 真昼の夜空 ~ 星はいつでも、あなたの中にある

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☆彡西洋占星術あれこれブログ☆彡
自分の生まれ持った天体配置(出生図)を知り
旅する星たち(トランシット)を使いこなす。
自分を理解し、他者を知り、過去・現在・未来を見つめる。
西洋占星術やタロットから得られる可能性を見つめる。

 

 

やー、面白かったニコニコ

 

とても幸せでした。

私は大阪人なので、親や学校関連で

文楽は観たことはあるけど

子供の頃はよくわからなくて。

 

でも、集団ストーカーの犯罪のカラクリが分かり

精神的な余裕が生まれるようになってからは

少しづつ、元の生活に

戻すようにしてきました。

前は目立たないように、紺とか黒の服とか

着てましたね。

最近はもう、好き勝手してます。

この2年くらいかな?

 

で、観劇とかも復活させたりもしてて。

音楽系は一部巻き込んでしまいそうで

危ないので離れていたこともあったんですけど。

前から日本の伝統芸能は

ゆっくり見に行きたかったので、良かったですー🤗

ほんと、幸せ。

 

私は人形大好きですから。

あと、文楽の世界観が好き。

今回さらに惚れ込みました(笑)

 

残念ながら、枯れていますが(笑)

 

正面

 

可愛すぎる(笑)

 

七福神宝の入り船。より。

今年は辰年🐲なので、特別な船で。

 

 

関西のお正月といえば、にらみ鯛です。

 

おお、デカい…

 

 

無料の展示室では…

 

おお!

伽羅先代萩の政岡❗️

 

伊達家の家紋、竹に雀お願い

 

ちなみにこちらは昔のですが

歌舞伎の伽羅先代萩です。

クリックで拡大

私は今月、玉三郎さんに行けなかった。

せっかく休みも押さえたのに!

(21日に例の嫌がらせがあり22日夜から

私は高熱を出します。

その後、27日まで外出一切できず。

ほぼ、寝たきりになりました。)

本日から外出解禁です。まだ病み上がり。

パンフレットより。

ご飯の支度をする政岡。

 

かわいすぎます(笑)

まあ、悲しい話なんですけどね…。

所謂、飯炊き。と呼ばれている御殿の段です↑

 

片はずしと呼ばれる武家女房の大役ですが

若君に仕える者の品性と強い責任感、忠誠心。

実の子供、千松に対しての深い母性。

いやあー、本当に感動的なお話なのです。

プロフェッショナル!政岡殿❗️

という感じ。

 

私、子供を殺されてここまでできない…。

我が子が殺されても、取り替え子だと

八汐が思ってしまうくらいですからね。

私には無理だ。取り乱すだろう。

 

その後の政岡の感情の発露

爆発は、見どころです。

 

歌舞伎でも政岡は女方の横綱的な

大役ですから、なかなか誰でも

できる役ではないと思います。

文楽ではお人形ですが、そのお人形を動かしているのは

人形遣いさんです。

(一体を3人で動かします。

主づかい←首(かしら)と右手担当。

左づかい←左手担当。小道具の出し入れも。

足づかい←人形の両足担当)

 

人形を生き物にするって、こういうことなのかー

と思いましたね。

指先の神経まで通っているような

滑らかな動きや

歩いているように見えたり

泣いているように見える。

すごい‼️

 

で、熱く語っていますが

そんな私の好きな伽羅先代萩

この日は、第二部でしたので

私は前日の嫌がらせもあり

二部のチケット🎫も押さえていたのに

やっぱり観れなくて、三部から拝見致しました。

(この日の私は、あいにく体調不良でした。

本当は三部全て通して観たいくらい。

体力的に持たないです(笑)

 

 

三部が「平家女護島」からです。

私の大好きなNHKのお人形劇

「平家物語」の画像を拝借して説明しますと

 

平家物語には、鹿ヶ谷での平清盛

平家覆滅!の話し合いが設けられますが

👇これ人形やで

その陰謀が密告され、ついに露見してしまいます。

 

当然、流刑と成りますが

そのことがこの鬼界が島の段です。

お人形劇にも出てきます。

 

流刑となった俊寛です。

 

文楽では、最後まで許されなかった俊寛に

海女の千鳥という人物を加えることで

新しい俊寛僧都のお話になっています。

俊寛はどうなってしまうのでしょうか?

文楽劇場へ(笑)

ラストシーンの見せ方が、印象的です。

 

 

 

そしてラストは「伊達娘恋緋鹿子」

八百屋内の段

火の見櫓の段

とあり、どちらも見どころ満載というか

なんか他人事に見てられない部分もありまして(笑)

 

お七は好きな男、吉三郎と結婚したい。

2人は両思いで恋仲。

しかし両親の懇願と家のため、お金のために

好きでもない男、萬屋武兵衛と結婚するか。

という、瀬戸際です。

 

お七の親はこの男から火災の復興のときに借りた

借金があります。

しかもこの男は、ある剣を持っている…。

 

政岡はすでに子を産んだ女性であり

その後も働く、現代でいうところの

ワーママ(ワーキングマザー)に対し

八百屋の娘のお七は、独身。

これから家の体面と義理のために

まさにもう祝言と、追い詰められています。

 

抱えているものの重みが違いますが

それぞれ、辛い厳しい立場です。

(悲劇的末路の度合いは、政岡が勝ります。

子が殺される苦しみは

母としての最大級の悲劇です。)

 

で、話は戻りますが←スマホ投稿からなのですいません

萬屋武兵衛が持っている剣とは

お七が愛する人の為にどうしても見つけ出し

届けたい

大切な剣なのです。

 

それは、天国(あまくに)の剣というもので

吉三郎の主、左門之助が

殿より預かりし剣で

見つけ出せぬと、明け六つの鐘を合図に

彼は切腹であります。

彼は好きな女、お七に

その萬屋と祝言をあげるようにと

手紙を書いて、去ります。

2人は会えませんでした。

 

お七は下女お杉とともに

死に物狂いで天国の剣を探します。

そこに剣の持ち主を知るという

丁稚弥作が登場します。

苦労の末に何とか剣を手に入れましたが

時は流れ

江戸の町々の木戸は閉ざされてしまいました。

これでは届けられません。

 

 

お七は火破りの刑も覚悟で

火の見櫓の半鐘を鳴らすことを決めます。

そうすれば出火と思われ

たちどころに木戸が開かれるのではないか

と思ったからです。

 

 

嘘の半鐘を鳴らせば死刑の大罪。

しかし、お七は愛する人のために

凍てつく雪の中、梯子を登り

鐘を鳴らすことにします。

 

 

という感じで。本日はこの辺で。

 

このミニチュアかわいい😻

 

ちなみに文楽で使う三味線は太棹三味線

といい、普通の三味線よりも

大きくて重いそうです。

(バチも違います。厚みがある。)

 

こちらは「近頃河原の達引」に出てくる

お猿さんです。

これも観たかった。

なんか、人形が人形を操るって

こんなにも可愛いのかと(笑)

 

 

文楽は大阪発祥の伝統芸能で世界遺産です。

チケットもミュージカルのように

高額ではありませんので

是非足を運んでみて下さい。

古典には古典の良さと深みがあり

ミュージカルにはミュージカルの良さもあります。

 

文楽に触れ

日本人に生まれた喜びと悲哀を

噛み締めて参りました。