《前回》
地元の医院のリウマチという診断は誤診で、🏥大学病院を受診した結果、非AB型肝炎(現:C型肝炎)とわかりました。当時(1990年頃)は、非AB型肝炎というものがあることがわかったばかりで、治療法はありませんでした。
🔎 13歳と17歳、病気で体の血液が半分に 🔎
非AB型肝炎(現C型肝炎)の原因は、13歳と17歳の時の輸血。
病気で体の血が半分失くなりました。
13歳で2000㏄輸血、17歳で病気が再発。再び2000㏄輸血。合計4000cc。
17歳の10月2日、🏥病院に行くので🚌バスを待っていた時、景色がセピア色に見えました。
子供でしたから、「面白いなあ、なんでこんな風に見えるのだろう」と思いました。
医師「今、ここからお母さんに☎電話しなさい。入院です」。
2日後が修学旅行でした。「先生、修学旅行から帰ってきたら入院しますから、修学旅行だけは行かせてください」。
医師「しずよちゃんは、片足を棺桶に突っ込んでいるんだよ。お母さんに電話しなさい」。
そのまま、10月2日から1月末まで入院。修学旅行には行けませんでした。
すぐに輸血が開始されました。病名は「低色素性貧血症」。つまり、赤血球が少ない。血が薄いという病気。
景色がセピア色に見えたのは、血液がなかったからでした。
「人間の血液量は体重の約13分の1(8%)」と言われています。
一般的に、総血液量の3分の1が抜けると立てなくなってしまう危険な状態となり、
「半分の血液が抜けると死に至る」と言われています。
その時の医師の話では、総血液量がおよそ4000㏄。輸血したのは2000㏄。
つまり、私は総血液量の半分がなかったのです。棺桶に片足を突っ込んでいたのでした。
輸血で命拾いをしました。しかし、それがもとで後にC型肝炎になったのでした。
それがわかったのは30年後でした。