月下竹虎図 半紙 画仙紙
来年の干支である寅年にちなんで、虎を描きました。
竹林に住む虎です。この一頭の虎は、虎のような獰猛な恐ろしい欲を降伏して、平安を得た静かな精神を虎の姿に見立てたものです。
そして大きな満月は、何ものにもとらわれない心を、竹は不屈の精神を表しています。
竹林の奥深くに住むこの虎は、月の光を浴び、その月光だけで何百年も生きていると伝えられているのだ…と、そんな物語があったような。
生きるためには、欲というものは必要ですから、全てなくすというわけにはいきませんが、出来るだけ小さくしていくことが、心や人生を乱されずに平穏無事に生きていく上で良いのかな、と考えます。
『不自由を常と思えば不足なし』
徳川家康公の遺訓の中の一節です。
足りないな〜、と思うくらいがちょうど良いのですね。
何事も中道、仕事も遊びも程々が良いですね
今年1年を振り返りますと、公募展で準大賞を頂いた事が大きな収穫でした。
更に精進する事を心に誓いました。
来年も挑戦の1年になりそうです。
最後までお読み頂きまして、どうも有難うございました。
皆さまにおかれましては、よいお年をお迎えください
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