月下竹虎図 | 水墨画 八重桜日記  無二無三の世界を目指す旅をしよう

水墨画 八重桜日記  無二無三の世界を目指す旅をしよう

水墨画家小嶋志津のブログです。墨を使い気運生動を生みだす伝統文化である水墨画の技法を次世代へ伝えるため貢献したいと思っております。
沈和年先生に師事。日美展水墨画一般部門準大賞受賞。作家部門入選等

 

月下竹虎図 半紙 画仙紙

 

来年の干支である寅年にちなんで、虎を描きました。

 

竹林に住む虎です。この一頭の虎は、虎のような獰猛な恐ろしい欲を降伏して、平安を得た静かな精神を虎の姿に見立てたものです。

 

そして大きな満月は、何ものにもとらわれない心を、竹は不屈の精神を表しています。

竹林の奥深くに住むこの虎は、月の光を浴び、その月光だけで何百年も生きていると伝えられているのだ…と、そんな物語があったような。

 

生きるためには、欲というものは必要ですから、全てなくすというわけにはいきませんが、出来るだけ小さくしていくことが、心や人生を乱されずに平穏無事に生きていく上で良いのかな、と考えます。

 

『不自由を常と思えば不足なし』

徳川家康公の遺訓の中の一節です。

足りないな〜、と思うくらいがちょうど良いのですね。

 

何事も中道、仕事も遊びも程々が良いですねウインク

 

今年1年を振り返りますと、公募展で準大賞を頂いた事が大きな収穫でした。

更に精進する事を心に誓いました。

来年も挑戦の1年になりそうです。

 

最後までお読み頂きまして、どうも有難うございました。

 

皆さまにおかれましては、よいお年をお迎えくださいニコニコ

 

 

 

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