葡萄図 半紙 墨 | 水墨画 八重桜日記  無二無三の世界を目指す旅をしよう

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水墨画家小嶋志津のブログです。墨を使い気運生動を生みだす伝統文化である水墨画の技法を次世代へ伝えるため貢献したいと思っております。
沈和年先生に師事。日美展水墨画一般部門準大賞受賞。作家部門入選等

 

『葡萄図』 半紙 墨

 

 毎日通る道に葡萄の木があり、元気いっぱいに蔓を伸ばしていますニコニコ晴れ

 

 蔓をどんどん絡ませて、葉がわさわさと生い茂っていく様子がリアルタイムにわかるので面白いです。房に、沢山の熟した実が成っているのがみえます。

成長していく様子を観察するが楽しくて、写真を撮っていると、通りすがりの人の目が気になり、ちょっと恥ずかしいです。笑

 

 

以前に住んでいたお家の近所のお宅の庭にも葡萄の木がありました。そこのお宅では実がなると、房にきちんと袋がかけられていて、立派な葡萄が育っていました。主人と、あの葡萄は食べるのかな?ワインにするには量が足りないかな??なんて好き勝手な話をして想像を楽しんでいました

 ところが、そろそろ収穫かというところに、夜中に泥棒に盗まれてしまい、朝早くからパトカーが来る騒ぎになってしまいました。手塩にかけて大事に育てた葡萄を収穫直前に盗むなんて、悪いことをする奴がいるのですねプンプン

大切に育てていたのに、本当にお気の毒でした。

 

クローバー葡萄の描きかた

 

最初は真ん中の大きな葉っぱを描きます。

三墨法で、濃墨を多めにして、ザクザクと思いっきり描きます。

その次に、左側の後ろ側にある葉っぱを中墨で描きます。

濃墨で葉脈を書きます。

葉っぱを描いたら、葡萄の実を描くのですが、紙が滲んでいるところに描いてしまうと葡萄の実が滲んで団子のようになってしまうので、少し時間を置きます。

持っている間に、周りにある葉っぱと蔓を描いていきます。

大きな葉っぱの右隣に、後ろにある小さな葉っぱを、中墨で描きます。

蔓を右上から、葉っぱの後ろを通るように左下へ描いていきます。小さな葉っぱや細い蔓を描き足していきます。

右下へ伸びる蔓と、蔓から生えている小さな葉っぱを描き足します。

必ずしも、お手本通りに描かなくても大丈夫です。

最初に描いた、大きな葉っぱの周りが乾いたら、葡萄の実をひとつずつ描いていきます。

濃いめの墨を筆に含ませて、点を打つように筆を置いていきます。この時に、筆で丸を描いてはいけません。側筆で点を置いていきます。滲むと丸くなります。

実の後は、茎を描いて完成です。

 

葡萄は、沢山の実をならせる事から、古来より子孫繁栄や豊穣の象徴として、吉祥文様として縁起の良い題材です。

この葡萄図は、三墨法で描く葉っぱ等、初心者向けにうってつけのお手本です。

 

本日も最後までお読みいただき、有難うございました。

 

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