プリシラ
(2023/米・伊/113分)
ソフィア・コッポラの作品を観てみたかった。
シャネルとヴァレンティノが衣装監修と聞き、興味を持った。
宣材で見た、ケイリー・スピーニー扮するプリシラのビジュがどストライクだった。
で、劇場に足を運んでみた。
ケイリー・スピーニーに目が釘付けの113分。
プレスリーと出会った14歳から、別れを決意する20代後半までのプリシラを見事に演じている。
ヴェネツィア国際映画祭、最優秀女優賞受賞というのも頷けるわ。
メイクやヘアスタイル、ファッションの変遷も心の様を表現しているようで見入ってしまった。
結局どれがシャネルでどれがヴァレンティノの衣装か分からなかったけどw
しかし二人の関係は割と希薄に描かれている。
プリシラの人生激動の10年を2時間弱に収めた故なのか、
若い二人がお互いを表層的にしか見ていなかったからなのか。
プレスリーについては、特徴的なジャンプスーツの人…くらいしか実は知らなかった。
けど、この映画を観て、プレスリーの暗い陰にも興味が湧いた。
2、3年前に「エルヴィス」っていう映画があったよね、確か。
こちらではプリシラがどう描かれているかも気になるし、機会があれば見てみたい!