悪は存在しない
(2023/日本/106分)
「ドライブ・マイ・カー」、「偶然と想像」と2作品立て続けに観て、興味を惹かれた濱口竜介監督。
その監督の最新作、しかも昨年のヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞作と知り、封切りを待ちわびていた作品。
(封切りって今は言わない??)
ドライブ・マイ・カーで音楽を担当した石橋英子氏のライブパフォーマンスのための映像、というのがこの映画の出発点だそう。
その先入観があったからか、音と音楽がとても印象に残る作品だった。
知っている俳優が一人も出演していなかったのも、画面と音に集中出来た理由かなー。
ドライブ・マイ・カーの179分、偶然と想像の121分よりずっと短い106分の作品ということもあって、あっけなくラストを迎えた感じ。
しかしその分、鑑賞後の余韻に浸る…というか、反芻して咀嚼するのに時間を要した。
いや、正直なところ、まだ咀嚼しきれてないw