今こそアゴにマスクをセヨ!汚染から我が身を守る・ナチュラリストの独白 | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

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感染、感染って、本当に

 

「うるさい!」

 

ですよね。

 

私が勤める会社でも、誰それがコロナに罹った!ゆえに、より一層の

 

"感染症対策を!"

 

再びこんなことが、再燃し始めているのです・・・。

 

感染症対策といえば、マスクと手指の消毒の励行。

 

でもこのクソ暑い中、マスクなんて、とてもしていられるようなモノではない。ゆえに私はアゴマスク。

 

アゴマスクを続けていると、ゴムひもにより耳が痛くなってしまう。よってあまりマジメにはしていません。

 

でも耳の痛さを堪えながらのアゴマスク。これが存外、役に立つ

 

何に役立つのかといえば、誰かが手指の消毒で、消毒薬や殺菌剤を使用した際。

 

私はあの消毒薬のニオイが本当に本当に、

 

"大キライ!"

 

ニオイが空間に広がった際に、即座にマスクで鼻と口とを覆い、しばらくの間は息を止める。

 

こうすることで呼吸器から消毒薬が肺に流れ込むリスクを最小限にしている。

 

愚かで無知な感染症対策時において、アゴマスクは

 

「欠かせない!」

 

気休めなのかもしれないけど、その気休めこそが大切。

 

そう思って、クサくて有害な毒物の肺への侵入。これを水際で防止しようと努めているのです。

 

以前このブログで、ハーバード大学とフランス国立衛生研究所が共同で行った過去30年に亘る長期の大規模調査の結果をお伝えしました。

調査の発端は、アメリカで看護師の職業病として、

「肺疾患」

にかかるケースがあまりにも多い。この原因を明らかにする目的で、調査始められたのが経緯になります。

そこで分かったことは、たとえ週一回の室内空間における消毒剤や殺菌剤の使用であっても、定期的に消毒剤を吸い込むことで、

『慢性閉塞性肺疾患(COPD)』

を発症する確率が2~3割も引き上がってしまう。

そして消毒薬の定期的吸入は、あらゆる肺疾患の確率を引き上げてしまう。研究ではこのように報告されているのです

私たちが考える以上に、消毒薬や殺菌剤の揮発による肺への影響は甚大なものがある。

 

狂った世界で生きるには、アゴマスクの励行が欠かせない。ノーマスクは無防備かつキケンなのではあるまいか。

 

そんなことを思って一人、無言の抵抗を続けているというわけです。

 

 

■癒しとは?

コロナ、コロナとゾンビのようにあまりにしつこい・・・。

 

死亡率も、重症化率も軒並み低いにも関わらず、いつまでもキケン!キケン!と叫ばれ続けているのが現状。

 

本当に辟易としてしまいます。でも、感染症を防ぐために大切なのは、

「外気と日光」

この間のバカ騒ぎのおかげで、この2つの重要性に気づくことができました。

食の大切さはもとより、体を外気に可能な限り晒し、日光浴を欠かさない。

それが内なる力を高めるための大切な要素であることを実感した次第です。

大きな気づきを与えてくれたのがイギリスのリチャードボブディ博士。そして博士から、ナイチンゲールの主張と実践を知り、その後に、 

"太陽の医師"

といわれる、スイスのオーギュスト・ロリエ医師の業績を知った次第です。

以前も触れた話で恐縮なのですが、ロリエ医師の業績を辿ると、現代医療の問題がよく見えてくる、そう思っているのです。

19世紀~20世紀にかけて、当時不治の病といわれていた結核。

その猛威がヨーロッパ中を襲った際に、ロリエはあることに気づきました。

それは農夫や羊飼いといった自然の中で生活し、戸外で働く人々の中に、結核患者は

"ほとんどいなかった!"

という事実です。結核を発症し、重症化する人に共通するのは一日中、室内に閉じ籠り、あまり外に出ない。

こういう人ばかりが結核を患っている。ロリエはこのことに気づいたというのです。

■ウサギと亀
ロリエはスイス生まれで、チューリッヒ大学、ベルリン大学で医学を学びましたが、 当時の医学の無力さに悩み、やがて失望するに至りました。

ロリエ自身の婚約者が肺結核に侵されていることが分かり、そのまま従来の医学に見切りをつけ、新たな境地に打って出ることになりました。
 

高地の自然環境が婚約者の寿命を

「延ばしてくれるのではないか?」

そこに望みを託して、スイスのレザンで開業医を始めたのがきっかけといわれています。

ロリエの結核治療は、涼しい気候の中での日光浴を第一とし、

・新鮮な空気
・健全な食事
・適度な運動


これらにより病気への抵抗力を高める療法の取り組み開始したのです。

ロリエの太陽療法の特徴はといえば・・・、とにかく慎重!この一語に尽きます。

患者の状態を把握し、少しずつ太陽光線を当てていく。その上で、経過をじっくり観察する。
そして、

“経過良好”

と判断した際には、太陽光を当てる面積を少しずつ広げていく。ウサギと亀でいえば、明らかにカメ。

このような実践と観察とを慎重に行ったことが伝えられているのです。

当時、太陽光は結核患者にとっては「悪!」とされていて、日光を当てると、肺からの出血が増加する。


このように信じられていたのです。

結核患者とは心身が衰弱しているケースがほとんどなので、決してムリはさせない。

リスクにもしっかり目を配り、慎重な治療方針で臨んだそうなのです。

 



■患者とともに・・・
重症患者に対しては、いきなり太陽に当てるようなマネは決してしない。

まずは日陰で外気に体を晒す。そのことで、新鮮な空気を

「肺に送る」

最初はココから着手したことが伝えられています。

そして外気に慣れてきたら、足首より下、足の甲、指、裏といった具合に、足だけに短時間日光を当て、慎重に経過観察を行ったことが言われています。

中には、不慣れな太陽光線により、赤く腫れあがったような状態になった患者もいたと伝えられます。

その際は、無理して継続するのではなく、外気に身を置くだけに留めたり、足にガーゼあて、その上から日光を照射するように、配慮したことも伝わっています。

いずれの場合も、経過観察を怠らず、患者の容態を常に看ながら、少しずつ治療を進めたことが言われているのです。

当時、サナトリウム(結核診療所)においては、健康な食事と新鮮な空気と太陽光の活用を軸にした療法が、世界各地で行われていました。

でも、中には、患者の経過を観察せずに、

「事務的・機械的」

に治療を進めてしまうケースもあったそうです。

猛暑の中、心身が衰弱した患者を日光に晒してしまったり、湿度ムンムンの中、弱った患者を連れ出してしまったり。

衰弱をただ促進させるばかりの治療が行われた事例もあったようです。

でも、ロリエの治療は、結核患者だからといって決して一括りにはしない。

人それぞれ、太陽光への感受性は違うわけだから、あくまでムリなく実践し、経過を見た上で次の手を打っていく。

太陽光はあくまで涼しい環境の中で、体に当てるべきだと主張しました。涼しい環境とは18℃~25℃まで。

 

25℃を超える気温の中での真夏の日光照射は行わなかったことがいわれています。

こうして瀕死の重傷患者を治癒に向かわせ、目覚ましい実績を収めるに至ったのです。

また、ロリエは結核以外にも素晴らしい治療実績を残しました。

骨粗しょう症、ヤケド、静脈瘤性潰瘍、骨髄炎、肺血症、貧血などでも、結核同様に、太陽光線を活用。

ロリエは太陽光線を

「最高のマッサージ師」

と呼び、多くの患者を治癒に導いたことが伝わっています。

骨折に際しても、石膏で患部を固めるようなことはせず、いつでも太陽光を患部に当てられるように工夫したことも伝わっています。

自然界の大いなる力を信頼し、患者とともに歩を進めていく。それが太陽の医師・ロリエの治療方針だったのです。

■今後に向けて
現在の医療のあり方は、症状別の「標準医療」を定め、決まりきったことを言い、既に決まっているクスリを

「処方するだけ」

こうしたものになり果てています。

数値ですべてが判断され、数値を少しでも上回れば、"即病人!"と認定が下されていく。

健康状態、生活習慣などが考慮されることは一切なく、誰もが等しく同じクスリを飲むだけのものに、成り下がっているように感じます。

他からの意見は一切受け付けず、『専門性』の一言で、すべてを遮断してしまう。

 自分たちの体系を金科玉条の如く掲げ、ただひたすらそれを守ることばかりに専念し続けている。

 学問とはあらゆる権威や前例に屈することなく、自由で闊達な議論と実証とを通して、コトの真相に迫っていく。

 こうしたものであったはずです。

学問精神を欠いた現代医療のあり方は、学問ではなく、宗教。そう批判される由縁はこうしたことにあるのです。

 果たしてこうした医療を私たちは本当に信頼して良いものなのかどうか?考えなくてはならないことだと思います。

自分としては今後も、"医者ギライ・クスリギライ"を貫いていこうと思います。

そしてロリエが示した実践方法に倣い、まずは意識的に外気に身を置くことから始めて、

「太陽の光」

を少しずつ生活の中に採り入れていく。そんな小さくて、大きな歩みに興味を持ってもらえればと思います。

■参考文献

 

 
 

 

 

 

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