真っ向勝負!と受け流すあり方・2024私たちの判断は? | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

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読者の皆さま、

 

明けましておめでとうございます。本年もどうぞ、よろしくお願い致します。

 

私は2024年を職場で迎えることになったのですが、明けて元旦、昨日のこと。

 

夜勤明けで意識朦朧。うつらうつらしていると、突如の激しい揺れに見舞われました。

 

「最大震度7」

 

の強烈な地震。地震そのものもコワイけど、二次災害としての火災。

 

これだけは絶対に出してはなりません。

 

灯油ストーブをはじめとした家中の火器類。その消火作業に走り回ったわけですが、それでも揺れは収まらない。

 

柱時計のガラスが割れたり、本が棚から崩れ出たりもしましたが、それ以外は無事。強い揺れをどうにか凌ぐことができた次第です。

 

被害に遭われた方々には、心からのお見舞いを申し上げます。

 

我が家は400年を超える旧家のため、現代建築とは工法に違いがあります。

 

現代建築は地盤を固め、そこに柱をガッチリと固定する。いわば足腰を頑丈にし安定させた状態にして、上に家屋部分を建て増していく。


これが標準的な工法なのですが、そのココロはといえば真っ向勝負!

 

自然に対して人の力で対抗する工法、このようにいえるのではないかと思います。

 

これに対して我が家のそれは、フロート状態。あえてわざわざ地盤を不安定にしている。

 

あたかも海に浮かぶ筏(いかだ)のような形にすることで、地面からのエネルギーをまともに受けない。

 

自然の力に逆らうことなどできないので、船の上で事態が落ち着くのをただ待つのみ。そうした工法で建てられているのです。

 

また豪雪地帯のため、柱を支える梁は太くてぶ厚い。さらに家の壁は土壁になっているため、ここでも力が分散吸収されていく。

 

総じて、衝撃を分散吸収させるといったタイプの家なのです。

 

地震の際の衝撃は波と同じで土の中の粒子。これが上下、左右に回転。その運動によって伝わっていくもの。

 

地盤に弾力性があると、地震が終息した後は土の粒子は元の静止した状態へと自動で戻っていくことになる。

 

こうして地盤が地震前の状態に復元することが指摘されているのです。

 

言うまでもないことではありますが、この工法の起源はもちろん水田を応用させたもので、水平・垂直に対する日本人の自然観の表れである。

 

こんな風にいわれたりもします。

 

西欧は自然を征服するあり方といわれますが、日本の場合は自然の力に逆らわない。受け流すあり方といえるのでしょう。

 

あたかも合気道の達人であるかのように、真正面からその力には対抗しない。ぬらりヒョロリと体をかわすことで、身の安全を保とうする。

 

同県ではありますが、新潟の佐渡の家などはあえて舟形にしてきた工法が有名です。

 

佐渡はあまりに風が強いため、一般的な箱型の家屋だとまともに風を受けてしまい、その衝撃で家が倒壊してしまうこともあるのだそうです。

 

よって先端部分を船のように尖らせることで、風の力を分散させようとするのがこの地域の伝統。

※参考:

 

それぞれの地域の自然条件。そこにふさわしい形で建物が作られている。それは日本人の素晴らしい科学であり、卓越した自然観察の集大成であるとも言えてしまう。

 

明治以降は文明開化の大号令のもと、日本的なモノはすべて遅れてしまっている。最先端の文化レベルを誇る欧米列強に追いつけ追い越せ!

 

このような掛け声のもと進んできましたが、今後は変わって来るのではなかろうか。日本には日本の気候風土に適したあり方がある。

 

そしてそれらは歴史の中に埋没しつつも、いまだ厳然と残されている。さらには伝統的な建造物の中に、その具体的なお手本が残されたままでいる。

 

必ずや再評価の時が来る。よって常日頃から、私も家族も地震に対しては、かなりの安心感を持って対処できているのです。

 

先祖伝来のこの家が家族を守ってくれている。こうした気持ちで、昨日の突然の事態を過ごしていた次第です。

 

 

■あまりに無責任!

私の住むこの場所から高速道路で約1時間弱。そこには、世界最大級ともいわれる

 

「柏崎刈羽原子力発電所」

 

があります。首都圏への電力の大供給源、福島と並んでその役割を担い続けて来たのが経緯になります。

 

でも、隠ぺい体質が露わとなった耐震性の問題や核物質防護設備の機能喪失などなど。

 

本当に数え挙げたらキリがないほどの数々の不祥事。

 

外部から施設への侵入を防ぐための検知設備の故障。故障はやむを得なかったとしても、発覚後もそのまま放置・・・。

 

さらには中央制御室への不正侵入が発覚するなどして、2021年4月に原子力規制委員会より「運転禁止命令」が出されるといった事態に至りました。

 

そして昨年末に、充分な是正措置が見られたとして、運転禁止命令が解除となったのがこの間の経緯です。

 

今後は地元住民の合意を経て再稼働に至る。このようなスケジュールになっていたようですが、昨日の地震で燃料プールから水があふれていたそうなのです。

※参考:『柏崎刈羽原発、燃料プールから水あふれる

 

柏崎刈羽原発には全部で7基の原発があるのですが、2号機で約10リットル、3号機で約0.46リットル、6号機で600リットル、7号機で約4リットルもの水漏れ。

 

水には当然、放射性物質が含まれているため、現在は放射能レベルを測定中であるとのこと。でも、建屋外への流出や被害は確認されていない。

 

このように必死に弁明しているようなのですが、トラブル続きのこの原発。

 

地元住民の視線はますます厳しいものにならざるを得ない。これが偽らざる現状なのでしょう。

 

昨年10月下旬には住民約1400人が参加しての避難訓練が実施されました。

 

訓練は震度6強の揺れの地震が起きて柏崎刈羽原発で電源が失われ、原子炉の核燃料の冷却ができなくなった。

 

こうした想定で行われたのですが、季節は10月で当然のことながら雪はまだない

 

豪雪地帯のこの場所で同様の事態が発生したのなら、果たしてどうなるのか?住民の口からは、こうした不安が発せられていたのです。

 

降り積もる雪の中、除雪をしてから逃げろとでも言うのか?とか、県道や高速道路が通行止めになっていたら、車での移動は困難。

 

原発から30キロ圏内の住民は約40万人。それだけの人々が一斉に避難するともなれば、まさに想像を絶するような事態になるのは火を見るよりも明らか。

 

実際に一昨年の12月の降りしきる雪の中、原発事故の際の避難ルートに指定されている柏崎市の国道8号で、大規模な車の立往生が発生。およそ38時間にわたり通行止めになったのが経緯です。

 

放射性物質が放出される中での除雪作業をどのように行うのか?物資を誰が届けるのか?など、多くの議論が積み残されたままでいるのです。

 

こんな穏やかな季節に訓練をするのではなく、真冬にやってこそ訓練の名に値する。

 

参加者からは不安と不満とが相次いだことが伝えられているのです。

※参考:『原子力総合防災訓練 非難を巡る課題は?

 

原発事故は真冬には起こらない・・・。そんな神頼みのような空虚な想定と言わざるを得ない。

 

昨日の水があふれたケースを見ても、安全面があまりに軽視され過ぎている。運転禁止命令を全会一致で解いてしまった原子力規制委員の面々は、無責任極まりない。

 

そうした声が挙がるのも至極当然のことではないかと思うのです。

 

 

■2024は選挙の年!

今年、2024年は世界各国で大きな選挙が次々に行われる予定です。

 

台湾の総統選に始まり、ロシア、インド、そして秋にはアメリカ大統領選挙。

 

日本でもGW初っ端の4月28日(日)投開票の日程で、衆議院総選挙が行われる。こうしたことが囁かれているのです。


自民党としても不人気の岸田総理を退陣させ、国民に人気が高いといわれる石破茂や河野太郎などを擁立。小泉の息子を重要閣僚に任命し、議席数の減少を最小限に食い止めよう。

 

そのためには投票率が上がりにくく、国民がレジャーに興じやすい。そんなGWの時期を狙って、解散総選挙を実施しようと企んでいる。

 

要するに私たちはどこまでも

 

"ナメられている・・・"

 

投票率が低ければ、組織団体票や公明の巨大な宗教票を持つ自公政権に有利に働くことは自明の理。

 

こうした水面下の動きが活発になってきていることが報じられているのです。

 

自民党の毎度毎度のこのやり方に対しては、嫌悪しか感じない。私はそうした気持ちでいるのですが、不祥事相次ぐ与党・自民党に対して、日本国民はどのような判断を下すのか?

 

私としましては、原発再稼働に明確に反対する政党に一票を投じようと思っております。

 

読者の皆さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします、拝。

 

 

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