昨年の夏から、再就職を果たした私。
4月に受けた春の定期健康診断の結果が郵送されてきました。
※参考:『時代遅れ!非科学の果て!日本の惨状に怒り嘆いた日の記録』
結果はと言うと、
「D判定」
なるべく早く精密検査を受診してください!このような注意書きが添えられていたのです。
曰く、腹回り91センチは男性の基準値の85センチを大きく上回っているので、堂々の『メタボ認定』。
食べ過ぎ飲み過ぎ、適度な運動を!そんな風に警告されている。
血糖値も基準値を超えているので、糖尿病の疑いアリ。精密検査を受けるように!
このような文言が随所に散りばめられていたのです。
自分としては何を言われても気にしない。それは医療側の都合で勝手に作った基準値なので、自分には関係ない。
大体、人体の自然は厳しい冬を耐え忍ぶ目的で体脂肪を蓄え、活動期である春から夏にかけてグングンと体の代謝を上げていく。
どうしてもお腹回りを測りたいのなら、夏場に調べたらどうなのか?
人体の自然を無視して、脂肪の多い春先に健診を行うだなんてド素人がすること。
まあ夏場にお腹を測ってしまえば、メタボと認定される人の数が減ってしまう。
医療は仁術でもなんでもなく、タダの産業なワケだから儲けが一番!
春先の健診にはこうしたヨコシマな意図があるのではなかろうか。そう思って診断結果を破り捨ててしまった次第です。
会社経由で精密検査を受けろ!などと言ってくるのなら、すかさず主治医と相談します。こう返すつもりです。
即座に上京し、一錠のクスリも出さない医師こと三好基晴先生のクリニックに赴き、診断結果に対する意見書を書いてもらおうと思っております。
健診は法律上の義務があるから仕方なく受けるけれども、それ以降については決してこの身を医療如きには委ねない。
輩たちの儲けのために、病人にされることなど本当に勘弁。
春が来たので、農作業と山仕事とで肺に新鮮な空気を送り込み、太陽の下に五体を晒す。
土からのエネルギーを両手を通して受けることで、体の機能を高めていく。これからますます農作業に
「燃える!」
そんな決意を新たにしているところです。
とはいえ、25時間の過酷な勤務で睡眠に問題があることも偽らざる事実なのでしょう。
腐れ資本主義の世の中を生き抜いていくためには、今のところそれは仕方がないこと。
大きなマイナス面があることを重々承知の上で、より一層、
「新鮮な空気・陽光・自然な食事」
これらの事がらを心掛けていく。私の心と体は私だけのもので、私の唯一の所有物。
医療如きの脅しや横槍には一切、屈することがない。今後も無投薬・無医療の生き方を貫いていこうと思っております。
■勝ち残れ!
全てのことは数字で解決できる。こうした発想を持った人々が経済学の一派におります。
彼らは通称、「シカゴ学派」と呼ばれる人々で一切を数字で管理しようとするような輩たち。
あまりに極端な主張を掲げ、実際に世界の国々をメチャクチャにしてきた。そんな風に言えるのではないかと思うのです。
サッチャー・レーガン主義なんて言われたりもするのですが、その理論的支柱となったのはシカゴ学派の言説。
日本で言えばライオン宰相などと持て囃された小泉純一郎内閣の『構造改革』などは、その典型例といえるのでしょう。
自己責任!を繰り返し叫び、それまで分厚かった日本の中間層を根こそぎ壊滅させてきた。
勝ち組・負け組なんてことが盛んにいわれ、勝ちたいのなら努力セヨ!自分の力で何でもやれ!
今後日本国は日本国民を守らない。頼るべきは自分の才覚ばかりなり・・・。
このような血も涙もないような政策を推し進めてきたのは、多くの方が知るところではないでしょうか。
小泉構造改革に端を発する新自由主義の隆盛により、一切の貯蓄を持たない家庭が激増したのが経緯になります。
貯蓄ゼロ家庭は1987年にはたったの3.3%。それが今では30%を超えている。
こうしたことが報じられているのです。
これなどはシカゴ学派を教祖とする新自由主義の大いなる成果ではないかと思うのですが、いかがでしょう?
■真ん中を行く!
シカゴ学派が世界の主導権を握る。それより前の世界の基調はといえば、「ケインズ主義」。
世界大恐慌に苦しむアメリカを救ったといわれるニューディール政策。その理論的支柱となったのが、経済学者のジョンメイナード・ケインズの学説。
ケインズの主張を柱に世界は運営されていたことがいわれているのです。
資本主義は経営者を守る経済理論で、共産主義は労働者を守る経済理論。
ケインズは大きく言って、資本主義と共産主義の折衷型の経済理論を展開していたのです。
経営者も大切、労働者も大切。どちらか一方ばかりに偏らない。
「中道を行く」
それがケインズ主義の真髄といえるのではないでしょうか。
日本に当てはめれば、『日本型経営』といわれるもので、終身雇用と年功序列型賃金を車の両輪にした企業経営のあり方。
もっと遡れば、近江商人の三方良しの商人道にも通ずるあり方。
※参考:『カネは天下の回りモノ・道を極める!三方良しのニッポン経世済民考』
みんな大事の経済のあり方、そんな風にいえるのではないかと思うのです。
でもシカゴ学派が脚光を浴び、ジャーナリズムを骨抜きにすることで、みんな大事のあり方は崩されていきました。
「民営化・規制緩和・福祉削減」
これらを三本柱にすることで、経営者が自由に労働者を搾取できる。経営者は労働者に充分な賃金を支払わない。
いつしかこのようなあり方へと塗り変えられていきました。
暗殺された故・安倍晋三元総理が日本を世界一企業が活動しやすい国にする!と豪語したのは、まさにこの文脈と言えるのでしょう。
でも世界の先進国といわれる国々は、どこもかしこも低金利に喘ぎ続けている。
日本は世界で初めてゼロ金利を達成した国といわれているのですが、ゼロ金利・低金利が意味するところは、もう他にどこにも投資先がない。
それほどまでに充分に豊かになってしまった。このことを意味する市場からのメッセージといえます。
お金をまとめて投資してみたところで、儲からない。それは需要が満ち足りてしまっているから。
ゼロ金利と経済の低成長は表裏一体、密接不可分の関係といえるのです。
それは労働者に賃金を支払わないだけでは、経営者も儲からなくなることを意味しています。
そこでシカゴ学派が新たに体系化するに至ったのが、
「ショックドクトリン」
惨事便乗型資本主義と訳されるようなあまりに非人間的なあり方。
惨事を演出して、人々をパニックの状態に陥れ、その間に荒稼ぎを行う・・・。
コロナ騒動などによるワクチン接種の狂乱は、まさにショックドクトリンの典型例ではないかと思っているのです。
■強欲の限り!
ショックドクトリンの具体例は数えきれないほどあります。参考までにいくつか挙げておくと・・・、
自作自演が濃厚なアメリカ911同時多発テロ。
大量破壊兵器を口実に行われた米軍によるイラク戦争。
ハリケーンカトリーナやスマトラ沖地震。さらには311の東日本大震災。
SARSウイルス、2009年の新型インフル、そして今回のコロナウイルス。
古くはチリのクーデターや天安門事件、ソ連崩壊などもこの文脈で語られるのです。
ハーバード大学教授で元財務長官のローレンス・サマーズなどは、ショックドクトリンは
「3年に1度発生する」
と公言している模様です。
公的な立場の人間がこんなことを堂々と公言して憚らない。ダンマリを決め込み、隠しておくのがどうも苦手・・・。
軽薄な感が否めないというわけです。
人の道に反した非人道的な振舞いではないか!そう叫びたくもなるのですが、何を言ったところで聞く耳なんか持つはずもない。
この世の富を独占し、少数者による支配権を揺るぎないものにするためならば、どんなことだって躊躇なく実行する!
私たち人類はこんな状況をいつしか招いてしまっているのです。
多くの人々は雑巾とさほど変わらないようなマスクで鼻と口を塞ぎ、少数者たちによる陰謀と気づかないままに翻弄され続けている。
私にはこのようにしか見えないわけです。
■悪魔の仕業!
ショックドクトリンの理論的支柱に位置づけられているのが、経済学者のミルトン・フリードマン(故人)。
彼の言説を集め、眺めてみるとかなりスゴイことを言っている・・・。いくつかピックアップしておくと、
「真の変革は、危機状況によってのみ可能となる」
「危機が発生した時に取られる対策は、手近にどんなアイディアがあるかによって決まる」
「すなわち既存の政策に代わる政策を提案して、政治的に不可能だったことが政治的に不可欠になるまで、それを維持し、生かしておくことである」
このような主張を公然と展開している。にも関わらず、フリードマンは1976年にノーベル経済学賞までをも受賞しているのです。
フリードマンはシカゴ大学経済学部の教授。彼の教え子たちは、通称『シカゴボーイズ』だなんていわれています。
ボーイズだなんてカワイイ名前を付けてはいますが、ハリケーン・カトリーナの甚大な被害を受けた際、ボーイズのリチャード・ベーカー下院議員は、
「これでニューオーリンズの低所得者用公営住宅がきれいさっぱり一掃できた。我々の力ではとうてい無理だった。これぞ神の御業だ」
たくさんの人が死んでいるにも関わらず、このようなことを述べ、当時、物議を醸すことになりました。
ボーイズではなく“デビル”の方が私にはピッタリと来てしまうですが、あなたはいかがでしょうか?
何もかも数字で解決することができる。
健康診断の数値などもシカゴ学派の影響下にあるものだと私は思っております。
ある一時期の血液の状態のみを抜き取り、高いだ低いだと騒ぎ立てて、人々をパニック状態に落とし込む。
精密検査でさらに儲けを膨らませ、その後はさらなる検査や手術や透析やクスリ。
長期の病院通いを健康な人に強いることで、ドクターたちの高い給料を捻出しようと躍起になる。
病院はショックドクトリンの総本山ではないかと思ってしまうのです。
こんな数値に振り回されることなく、ますます農作業に従事をすることで体の代謝を上げていこうと思っております。