サルと銃から無投薬無医療の社会を夢想する・自然派団体考! | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

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私の住む北陸地方は、まさに

「三寒四温」

といった状況です。

季節はゆっくり春に向かって進んでいる。昨日、会社の周りの花壇に水仙の花が咲き出しているのを見かけました。

やがてフキノトウが顔を出し始め、雪解けの時期を迎えていく。

そうなると、無肥料無農薬9年目の我が畑も本格稼働となっていくのです。

そうなると心配になるのが、

「サルの集団」

一昨年くらいから畑に来るようになったのですが、その数はといえば、概ね6~7匹程度。

でもこの正月には、何と約30匹以上もの群れで押し寄せてきました。
※参考:『新年早々、悩ましい!ギリギリセーフの大騒動の顛末とは?

この時は石という石を掴んでは投げを繰り返し、被害はどうにか軽微で済んだのですが、この先を思うと本当にアタマが痛い。

春からの農作業に並行して、本格的なサル対策。これも同時に進めていかなくては!

そんなことを思っている次第です。

犬猿の仲なんて言葉があるように、犬を飼っての対策を一番にしようと思っていました。

でも犬は何かと制約が多すぎる。マイクロチップを装着しろ!とか、狂犬病のワクチンを毎年打てとか、四六時中繋いでおけとか。

里親募集なども探してはみたのですが、室内で飼うことが前提!といったケースも少なくない。

ペットショップなども回ってはみたのですが、狂犬病を含めた

「六種混合ワクチン」

こんなモノをすでに打たれてしまっているケースがほとんど。

毎年毎年、愛犬に毒物を打たざるを得ない。それを思うだけでもあまりに気が重い・・・。

そんなモノ無視しちゃえばイイよ。そうした声も聞こえては来るのですが、狂犬病のワクチンを打たないと

「20万円以下の罰金」

こんな怒りしか湧かない、あまりに理不尽な罰則があるのだそうです。

自分はワクチンもクスリの類いも一切拒否を続けているのに、愛犬だけにはそれをする。

そうした態度は潔いものだとは到底思えない。よって犬以外の方法を模索することにしたのです。

そこで次の候補になったのが、「エアガン」。性能の高いエアガンを入手することで、サルたちを畑に近寄らせない。

この対策を採ってみることにしたのです。

 



■犬と銃
家から車で1時間半程度のところに、銃砲店があるとの情報を耳にしました。

実銃はもとより、エアガンも各種豊富に揃えているとのことだったので、相談を兼ねて行ってみることにしたのです。

 


(※道中撮った白馬岳の雄姿)

私はガンマニアでもないし、サバゲーなども一切やらない。よってこのジャンルには全くの門外漢。

一抹の不安もあったのですが、気の良い店主さんが懇切丁寧に話を聞いてくれました。

銃型のモノよりもライフル型のモノの方が威力があり、脅し効果が高いと教えてくれました。

同じサル被害に悩む方が買いにきて、無事追い払うことができた!

そんな実証済みのライフル型・電動エアガンを実際に打たせてもらったのですが、その迫力といったらあまりにスゴイ・・・。

銃の先からの慣れない振動が手に肩に、そして腹部や両モモに響き渡るほどの感覚だったのです。

各種装備品なども揃え、総額約5万円で以下のエアガンをゲットして参りました。

 

(※写真が酷くてスイマセン・・・)


これでサルたちにギャフン!と言わせてやろう。そう思っているところです。

店主さんに、これでダメだったら次はどうすれば良いですか?そう尋ねてみたところ、次は『空気銃』になるのだとのこと。

もちろん空気銃を扱うには免許が必要になるのですが、それは講習とペーパー試験のみの簡単なものだと教えてもらいました。

犬についても尋ねてみたのですが、確かに効果はあるけれども、やっぱり群れの中のサルが目の前で実際に殺される・・・。

こうしたシーンをボス猿に見せつけないと、対策としてはなかなか難しいことも実際のところ。

30頭もの群れで押し寄せている状況なのだから、そこに犬一匹居たところで果たしてどうなのか?

近隣の家々にも犬がいるのならまだしも・・・。こんな風に話してくれました。

春からの対策はひとまず、この電動式のエアガンを試してみることに決めたのです。


■民主政治の先には?
アレクシス・ド・トクヴィル(1805~1895年)。

トクヴィルは社会科学の分野における天才!そのように形容される人物です。

彼は建国間もないアメリカを視察して、そこで

 

「民主政治の恐ろしさ!」

 

を目の当たりにしたことが伝えられるのです。

専制政治は民主政治から生まれくるもの。なぜなら民主政治における意思決定は、多数決によって行われるものだから。

少数者は多数者を前に、沈黙と隷従とを繰り返さざるを得なくなる。

 

沈黙と隷従を破れば、待ち受けるのは迫害と排除。数の横暴がまかり通りやすい体制こそが民主政治の本質。

「多数者の支配が絶対的であることが民主政治の本質なのである」

トクヴィルは『アメリカの民主政治』の中で、この点を強調しているのです。

多数者の専制・・・。このことはこの間のコロナ騒動で、少数者の私たちは痛いほど感じてきたことではないでしょうか?

マスク着用を強要されたり、どこに行くにも熱を測られ、両手には消毒液を吹きかけられる。

そして"思いやりワクチン"などといったあまりに理不尽な大義名分を振りかざし、接種をムリヤリ強要されてしまったり。

世論を背景に政治が動き始めると、もはやそれを押し留めることは難しくなっていく。

世論が正しいかどうかなどは一切お構いなしで、抵抗する者は排除されるばかりとなっていく。

「世論の支配は有害かつ危険である」

多数者による専制、私たちは2020年からの3年もの間にこのことを散々目の当たりにし続けて来たように思うのです。

君主や皇帝などによる専制政治も、もちろん個人の自由を侵害し続けます。

でもその手段はあくまで物理的な暴力であって、人々の精神の領域にまで踏み込んでくるものではない。

民主政治下における多数者の専制は、物理的な暴力を行使するのではなく、

「少数派を精神的に追い込むことで、黙らせるのです。これはある意味、王政の専制よりも残酷かもしれません」

『奇跡の社会科学』(PHP新書)の中で、著者の中野剛志氏はこのように述べているのです。

民主的な社会においては、平等を旨とするが故に孤立した状況を深めやすい。こうした特徴があるのです。

孤立した個人の立ち位置はあまりに弱いものであるため、多数者の専制という名の権力に屈しやすくなってしまう。

かくして民主政治は全体主義へと転落する。トクヴィルはこのように論じた次第です。



■民主主義の学校!
でもこの数の横暴に対抗するための手段がある。このことも事実。

 

個人の自由を守るための大切な制度がいくつかある。

トクヴィルは同時に、このことにも気づいていました。それが何かといえば、

「団体!」

民主政治下においては、団体を機能させ続けることが大切!そう強調しているのです。

近代憲法とは、権力者の圧政や暴政の手足を縛るためのもの。こうした言い方がよくされます。

国王に対して、貴族が一致団結することで暴政に傾かないように圧力を加え続ける。

王による権力行使を抑制する、この目的で近代憲法は作られてきたことが説明されるのです。
※参考:『史上最大の作戦から食の安全を考える・歴史に学ぶナチュラル食農講座!

平等主義であるが故に、個々人はバラバラに分断されてしまいやすい。そんな民主政治下においては、

「それ故にそこでは、人為的にこの相互作用がつくりだされねばならない。そしてそこでは、団体のみがこれをつくることができるのである」

トクヴィルは同じ思いを共有する人々がそこに集うといった、一群の組織、団体の重要性を指摘しているのです。

団体とは、政党、宗教、組合、業界団体、自治組織、社交クラブなどといったものになるのでしょう。

人々がそれぞれの団体に帰属することで、団体を通じて政治に対する自らの権利や要求を鮮明にすることが可能になり、権力からの迫害。

その魔の手から初めて逃れることができるようになる。

そして各個人同士は団体内で濃厚なコミュニケーションを深めていくことで、スキルや習慣を身につけ、強い個人へと昇華していく。

団体とは、民主主義の学校そのものであるというわけです。

私の信条は命ある限り、『無投薬・無医療』。この生き方を貫いていくことになります。

そしてこの生き方を貫くためには、一団の団体こそが不可欠になる。

私は昨年から無農薬・無肥料、そしてタネにこだわる『自然栽培野菜の宅配』

この事業を試験的に開始し、どうにか1シーズン目を終えることができたのですが、この春からも同様に続けていこう!

そう心に定め、現在準備を進めているのが状況です。

あくまで無投薬・無医療で人生を歩んでいきたい。そんな方々に向けた宅配で、私と同じ志を持つ方々。

その方々だけに限定して、野菜をお届けしていきたい。

 

化学肥料にも有機肥料にも、化学合成農薬にも漢方系農薬にも。さらにはビニールハウスにも、マルチなどの保温系の資材にも。売られている苗にも。

これらに一切頼ることなく、太陽の下で元気で健康に育った在来種・固定種の自家採種の

『野の菜たち』

そして、

『山の菜たち』

これらを心から必要とする方々だけに対して、肥料野菜でも農薬野菜でもない、本物の野菜をお届けしていく。

医者通いを続け、毎日大量のクスリやサプリを飲みながら、ついでに自然栽培の野菜も食べておこう。

正直、そういう中途半端な方々を対象に、私は野菜を育て送り届けようなどとは微塵も思わない。

それには大地とか生協とか、オイシックスとか。お似合いの宅配サービスが色々あるのだから、私がシャシャリ出ようとは爪の先ほども思わない。

志を同じくしてこの腐れ資本主義の世の中に対して疑問を持ち、実際の日々の生活において、努力を続け実践を重ねている。

そうした方々と手を携え合って、ひと群れの集団、団体を創り出していく。

 

そこには農家はもとより、漁師の方々。さらには伝統食にこだわる加工業者や心ある医師や鍼灸師、整体の方々などなど・・・。

そして野菜の宅配から始めて、やがては自然栽培流の無投薬・無医療の『介護施設』

これを手掛けていきたい。手掛けたいというよりはむしろ、必要である!この思いを強く持つに至っているのです。

 

■一群の集団を!
そんなの夢だよ。たわ言に過ぎないよ。白昼夢もタイガイにしろよ。

そうした声も聞こえてきそうなのですが、夢でも幻でもたわ言であっても何でも良し。ただ今の世の中、あまりに夢が

"なさ過ぎる!"

第一、私自身がクスリ漬け・医療漬けにされ、体内に大量の薬剤を抱えたままの状態で、人生の終焉などを決して迎えたくない。

誕生時も成長期も、青年期も老年期も、最晩年に至っても。どんな時だって、無投薬・無医療の生き方を志向していく。

 

そんな新たなライフスタイルをこの日本、新潟の地から発信していくことを心に定め、準備を続けているのです。

野菜の宅配については昨年に引き続き、現状では少人数の方のみを対象にせざるを得ないのですが・・・。

 

でも地道な活動を続けていき、徐々にこれに共鳴してくださる方の輪が広がっていけば、強力な一群の団体を創り出すことに繋がっていくのではなかろうか?

 

たとえ時間はかかっても、日本列島を丸ごと無農薬化していく。土からも人体からもクスリを抜いていくことが可能になっていく。

そんな思いを胸に、今年もサル対策と並行して山仕事・畑仕事に邁進していこうと思っております。

 ■参考文献

 


 

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