あなたの能力を最大限に発揮させるには?眠れる獅子を呼び覚ませ! | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

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「宝の持ち腐れ」

そんな言葉があります。

誰もが羨むような、お宝や才能を持っているにも関わらず、それを行使する場所も機会も

“与えられない”

こうしたケースは本当によくあります。

有能なヒト、デキル人物を不遇の状況に処してしまう・・・。これ以上に恐ろしいことはない。歴史を語る上では、このように言われたりもするのです。

中国史における、項羽と劉邦の覇権争いにおける韓信。韓信は人の股を潜る、そんな恥かしいことさえも、やぶさかではないような人物。

自らの能力を強く信じ続ける韓信は。周囲からの評価なんて一顧だにしない。

自らのチカラを発揮できる場面以外は、余計なことにエネルギーを注ぎたくない。だからこそ、股を潜れと言われれば、ハイそうですかといった具合に潜ってしまう。

人々はその浅ましき姿を見て、彼のことを

「股夫」

と呼んで揶揄し、卑下していたことが伝わっているのです。

 

韓信は能力を認めようとしない項羽のもとを去り、彼の能力を高く評価する劉邦の傘下に入りました。持ち前の能力を最大限に発揮して、『大元帥』の称号と実権とを手にするに至る。

そのことが中国最大の統一国家である漢帝国。これを築く原動力になったと伝えられているのです。麻雀でいうところの

“国士無双”

という言葉は、兵法を自由自在に操り、臨機応変に事態へと対応していく。そんな韓信を表す言葉として、現代にまで引き繋がれているのです。

新しいところでは、毛沢東の文化大革命で辛酸を舐めた鄧小平や習仲勲。習仲勲は現在の中国共産党の総書記である、習近平。その父親に当たる人物になります。

習近平は幼少期の不遇時代を耐え抜いて、現在の位置にまで昇り詰めた人物。習近平の今を思うと、

 

「艱難辛苦汝玉にす」

 

この言葉を思ってしまうのです。

日本においては、驕る平家を打ち倒した源頼朝。大阪夏の陣で大活躍をした真田幸村。

いずれも不遇の状態から身を起こし、歴史に燦然と輝く名を残した人物たち。こういうことになるのです。

このことは歴史の教科書だけに限定された話ではなく、なるべく自然でムリのない毎日を送っていきたい。

そんな私たちにとっても、大切な教訓になるのではなかろうか?

そんなことを思っているのです。



そこで今回は、「能力の発揮」。このことをテーマに、医者を遠ざけ、クスリを拒む。

そんな生き方のヒントについて述べてみます。

 




■動物と食べもの
私たちの心と体。その活動源となっているのは、

「糖分」

正確には、ブドウ糖になります。人と糖との関係はよく、

“車とガソリン・飛行機と燃料”

に例えられます。どんなに高性能のスペックを持った車や飛行機であっても、燃料がなければ宝の持ち腐れになってしまう・・・。

脳が高度に働けるのも、目が見えるのも、心臓が鼓動を繰り返すのも、他の臓器や筋肉、神経、これらがきちんと働けるのも、すべて燃料があってこその話。

 

人体を構成する約60兆ともいわれる細胞は、血液から供給されるブドウ糖を活動源にしているのです。

いわずと知れたことですが、私たちに糖分を恵んでくれているのが食べもの。食べるとは、必要な量のブドウ糖を体内に供給し続けるための行為。

 

それは地球上のどの動物も、同じであるといえてしまう。それぞれの動物が必要な血糖値の維持を目的に日々を懸命に生きている。

 

このように言えるのではないかと思うのです。

草食動物は、寝ている間を除き、ほとんどの時間を

「草を食べる」

ことばかりに費やしています。

常に草を探して、いつも口を動かし続けていないと血糖を維持できない。」

低血糖の状態では、肉食動物から逃げる。それすらもままならなくなってしまうのです。繁殖行為だって、血液中の糖分が充分に保たれているからこその話。 

肉食動物の方はというと、事情はさらに大変です。彼らは狩りに費やす数時間を除き、ほとんどの時間を寝そべり、怠惰に過ごす。

 

こうしたことに時間を費やしています。でもこれは怠惰でも何でもなくて、

“糖分の消耗”

この事態を防ぐための措置といえるのです。

 

 
■大変革の訪れ
トラもライオンも筋骨隆々の四肢を誇りますが、それを動かす原動力はこれまた同じで

「糖分」

になります。

草食動物の肉に含まれるタンパク質を糖に変え、それを筋肉にグリコーゲンの形で、蓄えておく。

 

この流れは医学においては『ケトン体』と呼ばれています。タンパク質から糖を作り出す体の中の回路のことで、それにより次の狩りへの備えにしている。

肉食動物にとっての糖分は、極めて稀少な資源といえるのです。

下手に動き回れば、蓄えた糖分はスグに枯渇してしまう・・・。糖分の消耗を避けるために、四六時中のんべんダラリと横たわっている。

それは糖分を温存しておくための知恵というわけです。

実際、肉食動物の瞬発力は凄まじいものがありますが、決して長続きするようなものではありません。

せっかく蓄えた筋肉の中の糖分、グリコーゲンは短時間で燃え尽きてしまう。持続力に

“乏しい”

こうした面があるのです。

諸説あるため断定は難しいのですが、定説よると人類の祖先たち。彼らも肉食動物と同じで、木の実や動物の骨髄、狩りによる肉や昆虫など。

これらから大切な糖分を得ていたことがいわれているのです。

糖分の消耗を避けるために、長時間動き回ることは難しかった。このように推測されているのです。

でも、この事態を打開する決定的な出来ごとが人類の祖先たちに訪れました。それが今から1万年ほど前に始まったといわれる

「農耕」 

の始まり。これにより人類は長時間動き回ることが可能になり、他に類例を見ないといわれるほどの大脳を発達させるに至った。

このように解説されているのです。




■大食いを養う!
農耕の開始により、人類は

「植物」

から継続的に大量の糖分を摂取することが可能になりました。

デンプンという糖のカタマリを安定して生産できるようになったのです。栽培品目として最重要視されたのが、“穀類”

米・麦・トウモロコシは世界三大穀物といわれていますが、いずれも大量のデンプン、糖分を豊富に含んでいるのです。

糖分が豊富、穀類はその恩恵だけに留まらず、長期の保存も可能。こうして人類の血糖維持は極めて容易なものになったと説明されるのです。

農耕の開始は、草食動物のように、いつもエサを探し、口を動かし続ける。そうした努力を不要にしました。肉食動物のような糖分温存策も不要で無用なものになりました。

穀物の安定的な栽培は人類に 

「余裕とゆとり」

とを与える結果をもたらした結果、万物の霊長。そう自らを呼ぶまで位置にまで、人類は発展したと解説されるのです。

大脳の重さは体重の2%程度に過ぎませんが、脳の糖分消費量は全体の約20%にも及びます。脳は糖の

“大食漢”

このように言われているのです。

大食いの脳を充分に働かせることができるだけの糖分。それを豊富に含んだ食材が穀類。 1回の食事で5~6時間も血糖を維持できるほど、穀類は糖の宝庫。


穀類の安定的な栽培は、人類をして高度な文明を築かせる。そのための礎になりました。

農耕の開始は人類の発展に決定的な変革をもたらす。そんな出来事だったといえるのです。

 

■日本人と食
日本人にとっての穀類はといえば、主食の

「お米」

になります。でも、今やお米に対する風当たりは極めて強いものがあるのです。

“お米は太る、炊くのが面倒、おかずの方が大事、味がないからイラナイ、美味しいのはパンの方・・・”

風雨強かるべし、私たちの大切な主食は今やこのような事態に陥っているのです。

1962年の1人当たりのコメの消費量は、118.3キロ。それが半世紀以上を経過した2016年には、54.4キロ

何と、半分以下にまで減少し続けているのです。そしてそれに代わるように、右肩上がりで消費量が増え続けているのは、

「乳製品」

お米の年間消費量は800万トン弱であるのに対して、牛乳を始めとした乳製品の消費量は約1200万トンにも上っている。

日本人1人当たりの牛乳・乳製品の摂取量は1960年で年間20キロだったのですが、2020年には約90キロと

“4.5倍”

にも膨らみ続けている。

それは農耕以前のあり方に逆戻りするものではないだろうか?日本人は長らく乳製品などを摂取してこなかった歩みがあるからです。

食の欧米化が進み、日本人は主食の米よりも高脂質・高タンパクの

「おかず食」

を重視するようになりました。そしてこれに反比例するかのようにして、ガン・糖尿病・アレルギーなどの深刻な病気が蔓延し、歯止めがかからない。

このような状況を招いてしまっているのです。

米への風当たりは止みそうにはありませんが、人類の歩みを踏まえて、今こそ主食の米を再評価するべき時ではないか?と思います。

人体の持つ素晴らしい機能が宝の持ち腐れになってしまわないようにと思うのですが、あなたはいかが思われるでしょうか。

 
 

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