「虫や菌が悪い」
これが多くの農家の気持ちなのでしょう。
せっかく育てたお米や野菜をあっという間に
“食べ尽くしてしまう”
せっかくの作物、その細胞内に菌が入り込んで、内側からドロドロに
「溶かしてしまう」
虫や菌はやっつけてもやっつけ足りないほどの憎き相手。
このように思われているのです。
でも、ドブ川にはドブ川にふさわしい菌が湧く。清流には清流にふさわしい菌が湧いてくる。
健康で自然な作物を育てたいのなら、健康で自然な土づくりこそが一丁目一番地になるはずのもの。
虫や菌のせいばかりにするのではなく、土を自然で健康な状態にする。その努力を怠ることなくしているのかどうなのか?
何かのせいにするよりも、自分は土を汚しては
“いないだろうか?”
こう問いかけ直してみる必要を思うのです。
自然界を見渡してみれば、虫食いでハゲ上がったような山も、病原菌に侵されドロドロになっているような野原も。
そんな光景はどこにも存在していない。
野山にも虫や菌は当然存在いるのでしょうが、それだけが突出するような事態は
「起こりにくい」
自然の野山の仕組みに習い、新たに土を汚さない。そしてこれまで汚してしまった土を元の自然な状態に戻していく。
このことが大切になるのではないかと思うのです。
肥料も農薬も一切使わない自然栽培は、土を正常化し、土の力を最大化していく農法といえます。
不純物を新たに土に持ち込まない。過去に使ってしまった不純物を可能な限り土から取り除いていく。
これが自然栽培の土づくりになるのですが、それは感染症に悩まされ続ける私たちにとっても、大きなヒントになるのではないだろうか?
そんなことを思って日々ブログを綴っている次第です。
そこで今回は、「原則」について考えることで、
医者を遠ざけ、クスリを拒む。
そんな生き方のヒントについて述べてみます。
■凶悪器横暴な輩
すべての病気は
「微生物」
によって引き起こされる。こう唱えたのが19世紀のフランスの細菌学者、ルイ・パスツールになります。
何も悪くない。非の打ち所がないほど清廉で高潔な人体。そこに殺戮部隊の微生物たちがズカズカと無断で土足で侵入してくる。
それにより清純ながらもか弱くて脆い、そんな人体は病気の症状に悩まされてしまう。
パスツールはこのような主張を展開したのです。
このことから人体を健康で快活な状態に導くためには、凶悪狂暴な微生物たちを
“皆殺し”
にする必要がある。パスツールは微生物を人類の敵である!と規定したのが経緯です。
でもこのパスツールの議論はあまりに極端なもので、理屈もへったくれもあったものではありませんでした。
なぜなら私たちの身体には150兆匹といわれるほどの人体常在菌が住みついている。
彼らが私たちと共生関係を結ぶことで、私たちは元気に快活に日々を過ごすことができている。
腸内細菌、皮膚常在菌はそのことの証明であると言えるのです。
■発狂に至る
人体常在菌や常在ウイルス。
忌まわしき微生物どもが人体内に共存していることなど、パスツールの生きた時代においては、
「思いもよらない」
ことだったのでしょう。
汚らしくて、恐ろしい、そんな微生物たちの力を借りて私たちは生きている。万物の霊長、崇高で高潔であるはずの私たちが、まさかの微生物まみれだなんて・・・。
パスツールからしてみれば、
“発狂寸前、悶絶必死”
の事態であろうと思うからです。
人体の他にも、味噌醤油、ビールにワインにビネガーなどの発酵食品群も、すべて微生物たちの働きによって熟成されていきます。
それどころか、お米や野菜は土の中の微生物、葉や茎に共生する微生物。こうした微生物たちの存在があってこそ初めて、生育が可能になる。
それは牛鳥豚などの家畜類も魚介類も、ジビエといわれる獣たちであっても、生きとし生けるものすべてに共通する事がらといえるのです。
現代医学はこのパスツールが唱えた『病原感染説』の上に立って、組み立てられた学問体系といえるのですが、それはあまりに極端で無茶苦茶な論法ではなかろうか?
生物学においてはもはや微生物は人類の敵!だなんて、ほぼ否定されている主張なのですが、医学界ではいまだにパスツールの亡霊が幅を利かせ続けている。
密を避けよ!マスクをセヨ!手洗いうがい、殺菌抗菌!そして国民全員、犬猫サルに至るまでみんな等しく
「ワクチンを打て!」
医学の徒はこのようなことばかりを叫んでいるのです。
それは同時代においても同じ。当時も菌などの微生物が病気の原因になるものではない。
人体環境が汚染に傾く際に、病原微生物たちは自然発生してくるもの。このように唱える学者・研究者たちも、数多く存在していたわけなのです。
これらの人々はパスツールの『病原感染説』に対して、『内部環境説』と呼ばれていますが、19世紀のヨーロッパを舞台に、激しい医学論争を繰り広げたのが経緯になります。
その模様は過去にこのブログで何度か紹介しました。
※参照;『コロナ対策の専門家と専門バカ・長寿と短命を歴史に学ぶナチュラル医学講座!』
パスツールの主張は穴だらけ、矛盾だらけであるとして反対派からの批判のマトになったのですが、同じ病原感染説を掲げる者の中にも、批判的にパスツールを見る。そうした人物も出てきました。
パスツールの主張に一定の理解を持ちつつも、その主張の極端さと危うさに懸念を覚えた人物が、ドイツの医者で細菌学者の
「ロベルトコッホ」
パスツールと並び、『細菌学の父』と呼ばれる人物がコッホというわけです。
■原則とコロナ
コッホからしてみれば、パスツールの穴だらけ、隙だらけの主張は目に余るものがあったのではないでしょうか。
病原感染説を確かなものとするためには、その不備な点をしっかり
「埋め合わせる」
この必要を思ったことでしょう。
コッホは、問題となる有害微生物を100%純粋に取り出し、その存在をきちんと確認しない限りは、論としてはアヤシく中途半端。不完全で取るに足らないものになってしまう・・・。
誰が見ても、これこそが
“病原微生物だ!”
このように批判者たちの横やりを封じ込め、グゥの音が出ないところまで立証し切らないと、その論は無効である。
コッホはこう考え、その立証に人生の全てを捧げたことが言われているのです。
当時大流行していた結核菌の分離に成功し、ゼラチンを用いた純粋培養にも成功しました。これらはコッホの偉大な業績と伝えられています。
そして細菌を染色することで、誰もがこれまで見たことがなかった結核菌の存在を
「視覚化」
させるに至ったのです。さらに有害微生物が他の動物の体に入り、同じような悪さを働く。
このことを証明しない限り、病原感染説は無効である。コッホは緻密かつ入念な方法で、さまざまな動物実験に明け暮れたことが伝えられているのです。
こうしてコッホによって打ち立てられた原則は、
『コッホ四原則』
と呼ばれています。
原則とは、古今東西、男女の別、肌の色などを越えて通用する、普遍的に共通した法則を意味する言葉になります。
その具体的な中身がどんなものかというと、
1,患者からその菌の存在を証明する
2,その菌を分離培養する(純培養)
3,その菌を動物に接種し、類似症状が引き起こされる
4,その動物から同じ菌が再分離される
この4つの条件を満たしていない限り、微生物を病原であると断定することはできない。
現代医学の感染説、その父であるコッホ自身がハッキリ明確に、このことを述べているのです。
■コッホが見たら・・・
では、コッホの四原則に照らして、新型コロナウイルスを考えてみると、どうなるのか?
この点を明らかにしたくなってきます。
これについて徳島大学の大橋眞名誉教授は現時点で、新コロウイルスの存在を証明する確実な情報は
「存在しない」
と述べています。コッホの四原則に照らしても、病原性は一切明らかにされていないし、それどころか、新コロウイルスの存在すらいまだ確認されていない。
新型コロナウイルスが存在するという仮定や前提のもとに、全ての事がらが進められているだけ。
大橋教授は、動画の中でこのように解説するのです。
※参考:『病原体の存在は、証明されているのか』
動画の説明を見れば分かるのですが、コッホが原則とした1、2、3、4、すべての原則を満たす科学的証明は今のところ
‟何もない”
大橋教授は今からでも遅くないから、新コロウイルスが確実に存在する証明を国の責任できちんと行うべきと述べているのです。
チラホラそれらしき論文はあるようですが、あくまでそれらは科学的な証明とはとても言い難いレベルのものに過ぎない。
私たちがいつもお決まりで見せられる新コロの写真も、その中にどんな遺伝子が入っているのか?
それが明らかにならない限り、写真自体にほとんど意味がないと解説するのです。
病原感染説の父であるコッホが今の世に蘇り、私たちが置かれた状況を目の前にすれば、必ずや新コロ病原説は
「無効である!」
と叫ぶに違いないのです。
私たちは、どうやらUFOや亡霊を相手に、日々マスクをさせられたり、手洗いやうがいをバ〇みたいに励行させられたり、そして気味の悪いワクチンまでをも半ば強制的に打ち込まれようとしているのです。
読者の皆さん、原点に帰りましょう。そして本当に新コロが存在するのかどうか?の情報開示を大声で一緒に騒ぎましょう。
ないものをあるとして、全てが進めらているとすれば取り返しがつかない事態にも発展しかねません。
今に生きる私たちは私たち自身はもとより、子や孫により素晴らしい世界を引き繋いでいく責務があります。
お金でアタマをすっかりヤラレた人々の言いなりになる。そんなことは、
‟あってはならない!”
と思うのですが、あなたはいかが思われるでしょうか?
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