柔軟性とマヒとは紙一重!?無農国家・日本へヒタ走る知られざる農薬事情とは? | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

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「郷に入れば郷に従え」


そんな言葉があります。


そこでは主義主張よりも、

“適応力や順応力”

こそが求められる。

「柔軟性が大切!」


それは生きものに備わった本能といえるのかもしれません。

岩場の裂け目に生きる松の木や地下や海底で生命をつなぎ続ける生きもの。

菌の中には、火山のマグマの中でも

“死滅しない”

ものまでいるのです。

生きものには環境に応じて自らを柔軟に変化させる力がある。

“習うより慣れろ!”

そんな風にいったりもしますよね。

でも、

適応力・順応力と

 

「マヒ」

 

とは紙一重のもの。

 

ともすれば無感覚にも繋がりかねないわけなのです。


そこで今回は「マヒ」について考えることで、医者を遠ざけ、クスリを拒む。

そんな生き方のヒントについて述べてみます。

 



■農薬と兵器
「除草剤」

言葉の響きやイメージから、あまり

“毒々しさ”

をあまり感じないものです。

殺虫剤、殺菌剤なんていえば、どうにも恐ろしくて

「コワイ」

イメージがつきまとうものだからです。

お目当ての野菜やお花が

“スクスク”

と成長できるように、それ以外の草には退場してもらう。

そこで使われる薬剤が除草剤というわけです。

草を取り除くだけだから、一種の

「清々しさ」

すら感じてしまう。

そうであるがゆえにともすれば

“無感覚”

になり、その言葉を聞いても反応が鈍くなってしまうのです。

でも、

除草剤が何であるかといえば、

「枯れ葉剤」

のこと。

枯れ葉剤といえば、ベトナム戦争。

この戦争において、大量に

“バラ撒かれた”

ことは記憶に新しいことではないでしょうか?


■負の遺産
アメリカ軍による圧倒的な物量作戦に対抗し、

南ベトナム解放民族戦線はジャングルにこもり、

「ゲリラ戦」

で応酬しました。

ジャングルに潜んで、出たり入ったり。

神出鬼没な戦法に手を焼いたアメリカ軍はジャングルそのものを

“枯らしてしまう”

こうした作戦を実行したのです。

鬱蒼とした森を丸裸に枯らして、ゲリラ側の活動を

「ガラス張り」

にしてしまう。

そこで使われたのが“枯葉剤”だったのです。

枯れ葉剤を散布する、当時の映像を見た方も少なくないと思われます。

その光景に胸を痛めた方もいるのではないでしょうか。

実際に、当時のアメリカ政府は国内・国外を問わず、

 

大変な

“非難と抗議”

を浴び続けました。

そして反戦平和のうねりは世界中に拡散していったわけなのです。

大量に撒かれた枯れ葉剤の影響は、世代を隔てた

「悲劇」

をもたらしました。

下半身が合体して生まれた結合双生児、

“べトちゃん・ドクちゃん”

の悲劇は忘れることができない

「負の遺産」

として人類史に深く刻み込まれています。

原子爆弾にしろ、化学兵器にしろ、その被害は世代を越えて引き継がれていく。

人が人に対して

“何をしたのか?”

私たちは歴史の創造主であり、目撃者でもあるのです。





■兵器の転用
除草剤はジャガイモなどの

「地下に実をつける」

作物にも使われています。

収穫する際に地上の葉や茎が

“邪魔”

になってしまうことが理由です。

だから除草剤を散布し、葉を枯らすことで収穫を容易にし、

作業効率を

「高めていく」

また作物が草に負けないようにするために、さまざまな

“野菜づくり”

においても、除草剤は当たり前のように使われているのです。

かつての化学兵器は食と農の分野において、このように姿形を変えているのです。

また除草剤は

「米づくり」

にも欠かせない農薬です。 

米作りの最大の障害となるのは
 

“草”

雑草はいつも稲の大敵、草ボウボウの状態では稲の生育が阻害されてしまうからです。

そのため農家は、除草剤を使って雑草を枯らします。

通常米づくりにおいては、春の田植えから秋の収穫までの間に、

「3~5回」

の除草剤を散布します。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

稲がたなびく光景は、日本人の心の琴線に触れる美しい情景といえますが、

それは、

“除草剤の力”

で作り上げられている。

そう言わねばならないのが現状といえるのです。

 

■回数で分かること
よく有機野菜の宅配や自然食品店において、

“除草剤1回のみ使用”

と書かれたお米が売られています。

わざわざそんな風に書かれていると、

農家が手間ひまを惜しまず、大切に作り上げたお米。

そんな印象を受けるものです。

確かに5回撒いていたものが1回になるのであれば、

 

誰が見ても

「良いこと」

のように思えます。

でも、実際は

“そうではない”

ケースだって少なくない。

回数表記だけでは、薬剤の

「強度や中身」

が全く分らないものだからです。

5回撒かなきゃならないものとたった1回で済んでしまうもの。

回数表記だけではピストルなのか、爆弾なのかが分らない。

表示を

 

“鵜呑み”

 

にしてはならない。

こうした面もあるのです。





■作用と反作用
“最強の除草剤”

ともいわれる

「SU剤」

さまざまな草に効き、しかも一発撒けばそれで済むことから、

“一発処理剤”

なんて言われたりもしています。

いわば

「劇薬」

であって、5回撒かなければならなかった除草作業が、

 

SU剤を使えば

 

“たった1回”

 

で済んでしまう。

 

農家にとってはこれほど

「ありがたいクスリ」

はないわけです。

しかもSU剤を使えば、

“除草剤1回のみ!”

と声高にお米の安全性を買う側に

「訴える」

ことができる。

 

通常よりも高い値段で売れる確率も上がるというわけです。

 

ラクで、手間いらずで、しかも

“付加価値”


までもがついてくる。

SU剤はいわば良いことづくめの農薬、そのことから水田を中心に

 

「散々に乱用」

されてきた経緯があるのです。

でも、

“効果があれば副作用が生じる”

作用・反作用は自然界の法則といえるものです。

強い作用があれば、それと同じくらいの強い

「反作用」

が生じる。

それはSU剤とて同じこと。

強力な薬剤耐性を持った

“スーパー雑草”

が1990年代に入ってから各地で出現し出したのです。

SU剤も含め、あらゆる除草剤が

「効かない!」

スーパー雑草は、このことから名づけられたというわけです。


■菌と草・・・
菌やウイルスの薬剤耐性は、よく知られています。

殺菌剤に対して耐性、

「抵抗力」

を獲得する。

コロナも同じですが、毎年のインフルエンザ騒動で

“新型!”

と騒ぐ理由は、この耐性を意味しているのです。

従来、「草」については菌のような耐性を

「持ちにくい」

と考えられてきました。

だから除草剤を乱用しても、深刻な反作用は

“起こらない”

このように思われていたのです。

菌の株分け、細胞分裂はわずか

「数分で完了」

するのに対し、草はどうしたって

“時間がかかる”

それが反作用が起こりにくい、1つの根拠として思われていたのです。

でも、長年にわたり乱用を続けた結果、

 

スーパー雑草の繁殖は

「大きな問題」

となって私たちの前に出現しています。

今はSU剤耐性雑草に対する新たな

“除草剤の開発”

 

で凌いでいるのが現状ですが、それもいつまで続くのか?

「先行きは不透明」

な状況です。

もし薬剤がすべて無効になってしまえば、日本の農業はすべて

“手と筋肉による除草”

おそろしく膨大な作業を強いられる。

 

そんな事態にもなりかねないと警告されています。

そうなれば米を含めた国内の食料自給率は劇的に

 

ますます

「下がっていく」

だろうと危ぶまれているのです。




■戦時と平時
医療の薬剤耐性菌も同じですが、

もはや

「クスリに頼れない」

状況にいつシフトしても、まったく

 

“おかしくない”

 

のが現状です。


薬剤依存の農業のあり方への

「真摯な反省」

が求められているのです。

私たちは田畑から、医療から、生活シーンの全てから、

“薬剤の濫用”

を改める必要がありそうです。

都市に生きる人ならば、お米は除草剤を

 

「一切使っていない」

 

ものを美味しく食べることで支え続けていくこと。

1回のみ使用だから安全、そうとは言い難い現状があるのです。


楽チンな除草剤に頼らずに、ガンバってお米を作り続ける農家を

 

買い続けることで

 

“応援”

すること。

 

これが除草剤排除に向けた最大の後方支援策になるのです。
 

もちろん、国や自治体は、除草剤を規制することを推進する責務があります。

 

権力側が責務を果たさないのであるならば、権力を取り換える必要があるのです。

 

秋にも総選挙と言われ始めていますが、

 

私たちは除草剤や農薬を

 

「規制する」

 

ことを公約に掲げる。

 

そんな政治家・政党に票を投じる必要があるのです。

「戦時は原爆・平時は原発、戦時は化学兵器・平時は農薬」


広島の原爆から反戦平和を訴え続けた画家、丸木俊・位里夫妻の言葉です。

一見、平和に見える暮らしのあり方は、かりそめに過ぎないのではなかろうか?


そうしたメッセージが込められています。

戦時と平時とは分けることができない。それはあくまで

 

“表裏一体”

 

のものである。

思えば、初期の抗ガン剤も

「マスタードガス」

化学兵器であった事実を忘れてはならないと思います。

コロナ騒動に翻弄され続けることを含め、私たちの生活シーンは形を変えた

 

“戦時下にある”

 

そんなことも言えそうです。

 

 

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